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オウンドメディアとは?うまく運用してマーケティングに活用しよう!

作成者: admin_dg|Nov 30, 2021 1:00:00 AM

もしあなたが自分の会社を知ってもらいたいときは、どんなマーケティング戦略を検討しますか?

捻出できる費用に限りがあったり、担当者のリソース不足など、戦略担当者としては迷うこともあるのではないでしょうか。

さて、本日はマーケティング戦略のなかでも、近年注目されつつあるオウンドメディアをご紹介します。

実際の運用方法はもちろんのこと、注意点もわかりやすく解説します。

オウンドメディアとは

さて、オウンドメディアとは、一体どんなものをさすのでしょうか。

ずばり、オウンドメディアとは企業が自社で保有するメディアのことを指します。具体的には以下のとおりです。

  • ホームページ
  • ブログ
  • 広報誌
  • 企業パンフレット
  • SNSアカウント

このように、オウンドメディアとはデジタルの媒体だけでなく、紙媒体も含みます。そして、一般的にはブログやホームページを指すことが多く、企業にとって非常に価値のあるものなのです。

メリット

さて、オウンドメディアを運用するメリットは、どのようなものがあるのでしょうか。
企業がオウンドメディアを運用する理由を解説していきます。

コンセプトや世界観の明確化

オウンドメディアは内容、デザイン、伝えたい情報など、すべて自社で自由に決めることができます。
そのため、企業のコンセプトを的確にユーザーへ伝達できる点が利点といえます。
企業の世界観を明確に伝えることで、圧倒的なブランディングを実現させることができるのです。

広告に依存しない集客

「広告依存」という言葉をご存じでしょうか。
広告依存とは、集客行動を広告主体に考えている状態のことを指します。打ち手を広告のみとしているため、費用が多くかかってしまうことが企業の課題となりがちです。
その反面、オウンドメディアは費用をかけずに始めることができます。
広告は一度停止すると、売り上げの減少につながる場合があります。一方で、オウンドメディアは情報のストックが可能です。
万が一、更新を停止しても、自然検索やSNS経由で過去の記事を好きな時に閲覧できるため、一定期間はアクセス数を担保することが可能なのです。

このように、オウンドメディアを運用することによって得られるメリットは、企業の成長に大きく役立ちます。

デメリット

さて、オウンドメディアにはメリットだけなのでしょうか。
次はいくつかのデメリットを解説します。

効果がでるまでに時間がかかる

すぐに効果が出ないことがオウンドメディア運用のデメリットといえるでしょう。

メリットでも解説した通り、オウンドメディアは情報をストックすることができるので、ユーザーが求めている情報を、ストックさせて必要な時に最適なアプローチを行うことができます。

とはいえ、効果がでないからと言って更新をやめてしまうのではなく、長い期間を見てコツコツと更新を続けていきましょう。

運用が難しい

オウンドメディアを運用するには、知識がある人材がいないと難しいという点があります。

ユーザーは、良質なコンテンツを求めています。ユーザーの興味・関心をひき、満足のいくコンテンツを継続的に生み出し続けることは容易ではありません。

人件費がかかる

オウンドメディアを運用することで広告費を削減できますが、オウンドメディアを運用するには、人件費がかかってしまいます。

このように、オウンドメディアを運用するにあたってメリット、デメリットはありますが、バランスをとりながら運用していきましょう。

トリプルメディア

トリプルメディアとは、ユーザーと接するさまざまなメディアを3つに分類して考える理論のことです。
「トリプル」というその名のとおり、「ペイドメディア」「オウンドメディア」「アーンドメディア」の3つがあります。ここでは、ペイドメディアとアーンドメディアの概要をお話ししていきます。

ペイドメディア(paid media)

ペイドメディアとは、企業がお金を払うことで入手可能な広告媒体のことを指します。具体例は以下のとおりです。

  • web広告
  • テレビCM
  • ラジオ広告
  • 新聞の折り込み広告
  • 電車、バスの中つり広告

私たちの生活と密接なものですよね。
上記のペイドメディアはあくまで一部であり、これ以外にもペイドメディアは存在します。
私たちの生活に密接にかかわる存在だからこそ、ユーザーの興味・関心をひきやすく、短期間で広告の効果を期待できる強みがあります。

従来、企業はペイドメディア中心で広告宣伝をしてきましたが、広告の増加とともに、コストがかさむという特徴がありました。
ですが、オウンドメディア、アーンドメディアと組み合わせることでコスト削減も期待できるのです。

アーンドメディア(earned media)

アーンドメディアとは、ユーザーがSNSなどを使用して情報発信を行ったものが、企業へのプロモーションにつながることです。

ユーザーからの率直な意見は信頼へと繋がります。ユーザーが拡散させた情報は、瞬間的に自然検索を大きく上回るアクセス数を獲得できることへもつながります。
アーンドメディアは、他のメディアに比べ、格段にユーザーに与える影響が大きいというのも特徴です。

ですが、企業側がアーンドメディアをコントロールすることは現状難しいとされています。
だからこそ、オウンドメディアやペイドメディアを使用してアーンドメディアに働きかけることが重要なカギとなります。

このように、3つのメディアは互いに補完し合いつつも独立しているメディアです。
3つのメディアでうまくバランスをとりながら、各メディアの重要性を生かしていけると良いですね。

 

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オウンドメディアの運用目的

さて、オウンドメディアの運用目的には、どのようなものがあるのでしょうか。

運用の目的を把握することは、メディアを運用するにあたって重要なことです。いくつかの運用目的をご紹介していきます。

リードの獲得

近年、多くの企業が注目し運用に力を入れているオウンドメディアですが、企業のほとんどは、リード(見込み顧客)の獲得を目的としています。

リードとは、まだ取引はないが顧客となる見込みがあるユーザーを指します。オウンドメディアを運用して、自社商品の情報を発信することで、リードとの接触の機会を図ることができます。

ブランディング

オウンドメディアを通じて、企業の理念や商品への思いをアピールすることで、ユーザーから「信頼」と「共感」を得ることができます。これにより競合他社との差別化を実現できます。

そして、重要なことはユーザーの信頼を失わないためにも、情報の信頼性を保つ努力を惜しまないようにしましょう。

広告費の削減

メリットのご紹介でお伝えしたように、広告費の削減も目的の1つです。
オウンドメディアを継続的に運用することで、上位表示される記事が増えユーザーが継続的に、アクセスしてくれます。これにより、広告で補う必要がなくなり、広告費の削減が実現できます。
そして、上位表示されることで新規ユーザーの獲得にもつながるという利点があります。

目的はさまざまですが、どれも企業発展に直接的につながる目的ばかりです。

オウンドメディアの目標設定方法

オウンドメディアの目標を設定する時は、具体的な数値で設定するのが効果的です。目標が定まっていないとどのくらい達成できているのか、現在の進め方が正しいのか分からなくなってしまいます。ここでは、いくつかの目標設定をお話ししていきます。

競合他社のリサーチ

オウンドメディア運用を始める前に、競合他社がどこなのかリサーチしましょう。

オウンドメディア運用で成功している競合他社を把握することで、自社のオウンドメディアをどのように運用するかの戦略を練ることができます。

  • アクセス数
  • ユーザーの属性
  • 導線

を重点的にリサーチし、自社の戦略設計に役立てましょう。

KPIツリーの作成

KPIとは「重要業績評価指標」、つまり中間目標のことです。

そして、KPIツリーとはKGIを達成するための要素を1階層ずつ分解したツリー型にしたものです。

また、KGIとは大目標のことを指し、「重要目標達成指標」と呼ばれています。

KPIツリーを作成することで、目標達成のために行うことが一目で分かるようになります。適切なKPIを設定できれば、オウンドメディアの分析と改善をスムーズに行うことができます。

長期的な目標と期限を設定する

どの企業にもいえることですが、オウンドメディアの効果を感じるのは、しばらく後のことになるでしょう。

オウンドメディア運用の特徴として、同じ曜日の同じ時間帯に発信し続けることで効果が得られます。長期的に運用を継続しながら改善点を探し、発信するオウンドメディアの質を高めることが重要です。

そのため、長期的な目標を設定し、時間をかけて根気つよく運用しましょう。

オウンドメディア運用の注意点

最後に、オウンドメディア運用の注意点をご紹介します。

デメリットの部分でも触れましたが、オウンドメディアの効果はすぐに得ることが難しいのが現状です。また、オウンドメディアを運用する人材が必要不可欠です。

  • 運用担当者を誰にするのか
  • 指名した担当者が長期的に運用できるのか

など、担当者のリソースを常に確保できるかを念頭に置く必要があるでしょう。

おわりに

オウンドメディアのメリットやデメリット、そしてその他の留意点をご紹介しました。

無料で始められるオウンドメディア運用ですが、そのためには人員確保と長期的な目標設計が必要となります。こういったことを踏まえ、あらかじめ計画を練りオウンドメディア運用をスタートさせましょう。

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