あらゆる分野でのオンライン化が進むなか、インターネット広告の勉強を始めたものの、専門用語ばかりで何が何だか分からない。
そんな方へ向けて、Google広告のとても重要な設定項目のひとつである「入札単価」の設定方法のコツをわかりやすく解説します。
入札単価とは、広告のクリック 1 回に対して最大でいくらまでなら支払ってもいいか、広告主が指定した価格です。通常、最終的な支払い金額はこれより少なくなります。また、入札単価はいつでも変更できます。
入札単価の上限額が高ければ高いほど広告を入札できる(広告が表示される)確率は高くなります。
しかしながら、入札単価を高額に設定したため、のちに費用対効果が悪くなることも考えられます。
また、これら全ての要素を合算して広告ランクが決定されるため、入札単価を極端に高く設定しても、必ずしも広告が表示されるわけではないのです。
Google 広告では、
などに広告を表示することができます。
そして、それぞれのページで広告スペースが空くたびに毎回オークションが行われます(誰のどの広告を表示するのが最適かを決める自動オークション)。
オークションごとに、そのスペースに表示される広告が決まり、このオークションに参加できるかどうかは入札単価で決まるため、入札単価の設定が重要です。
最初は、入札単価ってどうやって決めたら良いの?というところから分からない方もいらっしゃると思いますので、まずは入札単価設定をする前にやっておくべきことを解説します。
Google 広告にはいくつかの入札方法があり、自身のビジネスで重視する内容に応じて選ぶことができます。
主に重視されるのは
のいずれかです。
例えば、小さなパン屋さんを経営している場合は、お店への訪問者を増やすこと、オンライン上でアクセサリーを販売している場合は、商品ページへアクセスしてもらうことなどが重視されます。
入札方法を決めるにあたって、まずはキャンペーンタイプに応じて
のいずれかの目標に絞りましょう。
では、どんな時にクリック重視を目標にすれば良いのでしょうか?
まず、ウェブサイトにユーザーを誘導することが主な目標の場合、広告をクリックしてウェブサイトに飛んでもらう必要があるため、クリック重視から始めると良いでしょう
ブランドの認知度を高めることが主な目標の場合は、目標インプレッションシェアという入札戦略がおすすめです。
この入札戦略では、インプレッションシェア(広告の表示回数)の目標達成に向けてGoogle 広告が自動的に入札単価を設定してくれます。
例)ページ最上部への表示回数目標を 70% に設定した場合
広告がページ最上部に表示される可能性があった合計回数のうち 70% を達成できるように、Google広告の機械学習機能によって、入札単価が自動的に設定されます。
これは高度な入札方法で、1 回のコンバージョン(成約)に対して支払い可能な金額(コンバージョン単価)を設定することができます。
広告主が指定したコンバージョン単価で、より多くのコンバージョンを獲得できるように、入札単価が自動的に設定されます。
コンバージョンとは?:ウェブサイトで広告主がユーザーに期待した行動をユーザーがとること(ユーザー獲得)
などがコンバージョンの例としてあげられます。
視聴者によるコンテンツの利用状況(インプレッション数、視聴回数、エンゲージメント、クリック数など)動画が再生された場所(どんなユーザー層に動画広告が表示されているのか)、再生が中止されたタイミング(離脱ポイント)などを調べることが主な目標の場合は、広告視聴単価(CPV)制を使用します。
TrueView 動画キャンペーンの設定で、動画の視聴 1 回に対して支払い可能な上限額を指定すると、広告視聴単価が設定されます。この入札単価は上限広告視聴単価(上限 CPV)と呼ばれます。
入札単価を決めるまえに、1日の予算を決めておくと良いでしょう。
Googleのヘルプページにはこのように記されています。
「初めてご利用になる場合、1 日の予算は 1,000~5,000 円程度をおすすめします。新しい予算を適用したら、アカウントでキャンペーンの掲載結果を毎日確認します。」
まずは、1,000~5,000円の少額から始めてみて様子を見てみると良いでしょう。
キーワードプランナーを使えば、
を確認することができます。
リスティング広告の場合は、この見積もりを参考に入札単価と予算を設定することをおすすめします。
まずは広告を掲載する際の目標を定めてから、その目標に合ったキャンペーンと入札戦略を選ぶことで、最適な入札単価設定をすることができるでしょう。
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