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HubSpotとは?主な機能から導入のメリット・注意点まで解説します!

作成者: admin_dg|Mar 5, 2024 10:00:00 PM

HubSpotは、インバウンドマーケティングに特化した統合型MAツールとして、多くの企業で導入されています。
しかし、HubSpotで実際に何ができるのか、自社に合うツールなのかを迷い、なかなか導入に踏み切れない企業も多いのではないでしょうか。

そこで今回の記事では、MAツールの導入を迷っている方へ向けて、HubSpotの機能や導入メリット・デメリットを具体的に解説します。

 

HubSpotはマーケティング活動だけでなく、営業やカスタマーサービスをまとめて効率化したい企業に特におすすめのMAツールなので、ぜひ比較検討の参考になさってください。

HubSpot(ハブスポット)とは

HubSpotは、2023年11月現在で世界120か国以上18万社が利用している、インバウンド特化型の総合マーケティングプラットフォームです。

無料のCRM(顧客関係管理システム)を軸に、マーケティング・営業・カスタマーサービスなど5部門の業務支援ツールが用意され、シームレスに連携できます。

専門知識やITノウハウがなくてもドラッグ&ドロップで簡単に操作できるほか、HubSpotひとつで自社のマーケティング活動を一元管理し一気通貫で運用できるのは大きな魅力です。

スモールスタートでMAを導入したい企業や、複数部署の連携を強化したい企業にはHubSpotが最適なMAといえるでしょう。

HubSpotの主な機能

HubSpotはあらゆるビジネスニーズに対応するため、CRMを中心にMarketing Hub・Service Hubなどの「Hub」と呼ばれる5つの業務ツールから構成されています。
CRMは無料で、それ以外のHubの導入は3つの有料プランから選択することが可能です。

ここでは、その代表的な機能をご紹介しますので、導入するツールの参考になさってください。

HubSpot CRM

HubSpot CRMは、無料で利用できる顧客管理ツールです。
マーケティング、セールス、カスタマーサポートなどの基盤となる、さまざまな機能を備えています。

氏名や会社、部署、アドレスなどのリード情報管理
EメールやWebサイトのトラッキング情報、エンゲージメントの確認
ミーティングなど各種スケジュール設定
テンプレートからの見積書やEメールの作成
顧客ごとの商談ステータスや進捗など営業プロセスの管理

そのほか、ユーザー数やストレージ容量が無制限、Gmailや広告管理ツールなど300以上のソフトウェアと連携可能、100万件の顧客情報登録できるなど、とても多機能です。

Marketing Hub

Marketing Hubは、HubSpotのマーケティング活動の自動化を支援するマーケティングオートメーション(MA)ツールです。
HubSpotのデータではMarketing Hubの導入後6か月でリード数が115%増加した実績もあります。

メールマーケティングなどナーチャリング施策の自動化
フォームやブログ、ランディングページ(LP)、コンテンツ作成支援
SEO戦略やコンテンツの最適化
Facebook、InstagramなどのSNSや、Googleなど検索エンジンの広告管理
各種データ計測や分析

Sales Hub

Sales Hubは、HubSpotのセールス活動を支援するSFA(営業活動支援)ツールです。
Sales Hubを活用し、ある企業は1年後に成約率が78%向上したというデータもあります。

商談やコンタクト、案件管理
セールスレポートやドキュメント管理
フォローアップメールの自動化
スケジュール管理やアプローチ優先順位の提案

Service Hub

Sales Hubは、HubSpotのカスタマーサポートや顧客満足度向上をサポートするツールです。

カスタマーポータル
ナレッジベースでのノウハウ蓄積
ウェブチャット機能や問い合わせ管理

このほかにも、Webサイト構築のためのCMS Hubや、オペレーションの効率化を支援するOperations Hubなど、カスタマーサービスを強化するためのツールも用意されています。

また、無料プランや各ツール単独でも業務効率化につながるものの、複数のHubを連携して使用することで相乗効果が期待できることもHubSpotの嬉しい特徴でしょう。

 

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HubSpotのメリット

HubSpotにはさまざまな機能がありますが、それ以外にも世界中の企業で選ばれている理由があります。それは、HubSpotに「スモールスタート」と「一元管理」という導入メリットがあるからです。

ここでは、この2つを詳しくみていきましょう。

スモールスタートができる

HunSpotであれば、基本機能であるCRMが無料で利用できるため、スモールスタートが可能です。

また、有償プランも各HubごとにStarter、Professional、Enterpriseなど複数の種類が用意されているため、自社の課題に合わせてスムーズにカスタマイズすることができます。

まずは無料で試し、ビジネスの拡大に合わせて機能をアップグレードすればいいため、気軽に始められるのは大きなメリットです。

社内のマーケティング・セールス業務を一元管理できる

HubSpotは各Hubをひとつの管理画面で一元管理、操作することができます。

もしマーケティングや営業など、部門ごとに異なるツールを使用していると、毎回アカウントにログインし直さなければならない、画面をそれぞれ分けなければならないなどデータ収集も一苦労です。

HubSpotなら毎回のログイン作業を省略できるうえ、部門を横断して見込み顧客のデータを共有することで、社内のスムーズな連携を実現できます。

また、部署をまたぐデータもシームレスに分析できるため、業務の効率化だけでなく、企業の競争力強化にもつながるでしょう。

HubSpotのデメリットと使用上の注意点

HubSpotはもともとアメリカのツールなので、ヘルプページの一部は日本語表記がなかったり、わかりにくい部分が残っています。

また、無料のCRMだけでも十分便利ですが、あくまでも基本機能だけなので、物足りなく感じる部分もあるでしょう。

HubSpotに限らず、ツールの導入・運用にはさまざまな社内調整が必要になるため、ルール策定の手間や周知に必要な定着期間など、事前に起こりうるデメリットを確認しておくことが大切です。

もしMAツールの導入に迷ったら、まずは自社の導入目的や最終ゴールを明確にしたうえで、最適な解決策はなにかを検討するようにしましょう。

まとめ

HubSpotは、MAツール導入にあたりスモールスタートをしたい企業や、これからITツールを導入・切り替えを検討している企業におすすめです。

もし「HubSpotに興味はあるけど運用できるか心配」「要件定義やMA設計など、自社社員では対応できない」とお悩みの方は、ぜひ株式会社コクーまでご相談ください。

当社では、今抱えていらっしゃる課題をしっかりと把握し、解決のご提案・対応させていただくデジマ女子というDX人材の派遣サービスがございます。

HubSpotの導入・運用のスペシャリストが、MA導入・運用から、セールス支援、コンテンツ制作、コンサルタントまで、ご希望に合わせたサポートも可能です。

 

サポート期間やご支援内容、予算に応じて、最適なプランをご提案いたします。

ぜひ弊社コクーの「HubSpot導入・運用支援チーム」までお問い合わせください。