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【2025年最新版】WEB広告の種類と選び方ガイド!目的別のメリット・デメリットを解説

作成者: admin_dg|Oct 4, 2023 12:00:00 AM

はじめに|たくさんあるWEB広告、どう選べばいいの?

SNSや動画、検索連動など、WEB広告の種類は年々増えています。
「どれが自社に合っているのかわからない…」と感じる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、代表的なWEB広告の種類とそれぞれの特徴、メリット・デメリットをわかりやすく整理します。
2025年の最新トレンドを踏まえながら、初心者の方でも失敗しない選び方を紹介します。

執筆:檜田詩菜(過去のインタビューはこちら

コクーのマーケティング担当。鹿児島県出身。数年前まで美容コスメ・雑誌・不動産・IT業界の顧客マーケティングを担当。サスペンスLOVE。

1. WEB広告の主な種類(12タイプ)

WEB広告にはさまざまな形がありますが、大きく分けると以下の12種類が代表的です。
それぞれの特徴と、どんな目的に向いているのかを整理してみましょう。

 

2. メリットとデメリットを整理しよう

WEB広告は、うまく活用すれば強力な集客手段になります。
一方で、やみくもに出稿すると「思ったほど成果が出ない」「費用ばかりかかる」といった失敗につながることも。
ここでは、主なメリットデメリットを整理してみましょう。

メリット

① ターゲットを細かく設定できる

年齢・性別・地域・興味関心・行動履歴など、広告を見せたい相手を自由に絞り込めます。

② 効果を数値で確認できる

データをもとに改善を重ねることで、費用対効果を最大化できます。

③ 少額から始められる

スモールスタートでテストしながら効果を見極める運用もしやすいのが特徴です。

④ 他施策と連携しやすい

SNSやLP(ランディングページ)、メールマーケティングなど、他のデジタル施策と連動しやすいのも強み。

デメリット

① 運用・分析の継続が必要

広告は出して終わりではありません。

② 競合が多く、費用が上がりやすい

「誰に」「どんな強みで」届けるかを明確にしておくことが大切です。

③ 成果が出るまでに時間がかかることも

短期的な結果だけを見ず、中長期で運用する視点を持つと安定します。

④ 広告設計を誤ると“ムダ配信”に

配信結果を定期的に確認し、PDCAを回すことが重要です。

3. 目的別・おすすめ広告タイプ

WEB広告は「なんとなく出す」よりも、目的から逆算して選ぶことが大切です。
同じ広告でも、認知を広げたいのか、問い合わせを増やしたいのかによって最適な種類が変わります。
ここでは、代表的な目的ごとにおすすめの広告を紹介します。

① 新規の認知を広げたい

  • SNS広告(Instagram・TikTok・Xなど)
  • ディスプレイ広告(バナー)
  • 動画広告(YouTube・TikTok)

② 問い合わせ・購入などのコンバージョンを増やしたい

  • リスティング広告(検索連動型)
  • ショッピング広告
  • ネイティブ広告

③ 一度来た人をもう一度呼び戻したい

  • リターゲティング広告
  • メール広告(ステップメール・メルマガ)
  • SNSリマーケティング広告

④ 若年層やトレンド層にアプローチしたい

  • TikTok広告・Instagram広告
  • インフルエンサー広告
  • 音声広告(Spotifyなど)

⑤ BtoBや高単価サービスを広めたい

  • LinkedIn広告
  • Googleリスティング広告
  • ネイティブ広告(専門メディア掲載)


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4. 2025年の広告トレンド

広告の世界はテクノロジーや規制、消費者意識の変化によってどんどん新しくなっています。
2025年に特に注目すべきトレンドを5つに絞って紹介します。

① AI・自動化による最適化・生成支援の加速

広告配信や入札、コピー生成、クリエイティブ自動生成などにAIが深く関わるようになります。


リアルタイムでの最適化がより高度に

入札調整や配信対象の変更を自動で行う、スマート入札などが一層重要になります。


② クッキー依存からの脱却とファーストパーティデータ活用

ユーザーの個人情報保護強化は世界的な潮流。
広告業界も“プライバシーファースト”の流れに。
計画されていた第三者クッキーの段階的廃止・制限が議論されており、それに備える動きが強まっています。

会員登録情報、メール開封履歴、アプリ利用データなど、ユーザーとの接点で得られるデータをしっかり活かす必要があります。

 

③ 動画・ショートコンテンツ・ライブコマースの強化

動画コンテンツ、とくに短尺動画(TikTok、Reels、Shorts 等)が主流化しています。

動画広告のフォーマットも多様化。

④ オムニチャネル体験・クロスチャネル統合強化

顧客接点が複数チャネル(ウェブ、SNS、実店舗、アプリなど)に広がる中、それらを統合・連携させた体験設計が求められます。

広告接触後の導線(LP → メール → アプリ操作 → 店舗来訪など)を滑らかに設計することが強みになります。

⑤ ローカライズ × エシカル価値訴求の重視

日本市場ならではの“感性・文化”への理解が、広告表現でより差別化要因になります。
たとえば文言・色・季節感・地域性などの調整。

また、過度なハードセールや誇大表現よりも、“ユーザーと共感を築く”ソフトアプローチが好まれる傾向が強まります。

5. 成功のカギは『訴求の一貫性』

広告運用で成果を上げるうえで、最も大切なのが訴求の一貫性です。
どんなに良い広告を作っても、クリック先のLP(ランディングページ)やフォームの内容がズレていると、ユーザーはすぐに離脱してしまいます。

① メッセージを“ひとつ”に絞る

広告では、あれもこれも伝えたくなるものです。
でも、たった数秒で目に留まる広告だからこそ、メッセージは一つに絞ることが大切です。

ひとつの価値を明確に打ち出すことで、LPやバナーとの整合性も取りやすくなります。

② 広告とLPの“つながり”を設計する

広告のコピーとLPの見出し、CTA(ボタン)までが流れるようにつながっていると、ユーザーの理解負担が減り、CVR(コンバージョン率)が上がります

このように、広告で興味を引き→LPで納得させる構成にするのがポイントです。

③ デザイン・トーン・世界観も統一する

文字や色だけでなく、トーンやビジュアルの一貫性も信頼につながります。
SNS広告やバナーで使用するカラーやフォント、写真の雰囲気をLPと合わせることで、
「同じブランドの話を見ている」と感じてもらえます。

④ 一貫性の先にある“信頼”

広告は一瞬で判断されるもの。だからこそ、メッセージの整合性=信頼です。
訴求がぶれない企業ほど、クリック後の行動率や再訪率も高くなります。
一貫したブランド体験を設計できているか、定期的にチェックしましょう。

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6. まとめ|自社に合った広告を、無理なく継続しよう

WEB広告は種類も多く、トレンドの移り変わりも早いため、「どれを選べばいいのかわからない」「運用を続けるのが大変」と感じる方も多いと思います。

でも、最初から完璧を目指す必要はありません。
まずは自社の目的に合った広告をひとつ選び、小さくテストして改善することが大切です。

広告は“短距離走”ではなく“マラソン”

広告運用は、一度設定して終わりではなく、データを見ながら少しずつ整えていく“育てる仕事”です。

この小さな積み重ねが、1年後に大きな成果につながります。

“合う広告”を選ぶことが成功の第一歩

どんなに話題の広告でも、自社の目的やターゲットに合っていなければ成果は出ません。
業種・商材・リソースを考慮して、「自分たちに合う広告」を選びましょう。


 

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