Web業界では多くの専門用語が使われています。
何となく使っているという方も多いのではないでしょうか。きちんと理解しておかないと、会議中などでついていけなかったり、誤った使い方をしてしまったりすることもあると思います。
今回は、よく使われるWeb広告関連の用語を中心に紹介します。
すでに知っている用語でも、きちんと理解できているか、ぜひ確認してみてください。
ここでは、Webマーケティングに関連する用語を紹介します。
英語の頭文字をとった略語が多くなりますが、きちんと理解していきましょう。
広告が実際に、Web上に表示されることで、「Imp」「imps」と略されることもあります。
また、表示された回数をインプレッション数、表示回数といいます。
表示された広告、または広告内のURLリンクなどがクリックされることです。
また、クリックされた回数をクリック数といいます。
クリック率のことで、表示された広告がクリックされた割合を指します。
『クリック数 ÷ インプレッション数』で算出できます。
クリック単価のともいい、1クリックを獲得するのにかかる費用のことです。
平均クリック単価は、『費用(コスト)÷ クリック数』で算出できます。
Web上で達成したい成果のことです。
商品購入や会員登録、資料請求、問い合わせ、など広告主によってゴールは異なります。
コンバージョン率ともいい、クリックされた広告に対して、コンバージョンされた割合を指します。
『コンバージョン数÷クリック数』で算出できます。
1,000回表示あたりの広告費用のことです。
DSP*(Demand-Side Platform)や純広告などの広告配信の指標としてよく使用されます。
*アドテクノロジー関連用語で紹介
コンバージョン単価、獲得単価ともいいます。『費用(コスト)÷CV数』で算出できます。
商品購入や会員登録などのCV成果を獲得するのにかかる費用を指します。
YouTubeをはじめとしたWeb上の動画広告で、動画を1回視聴をするのにかかる費用を指します。
アプリのダウンロード広告などインストール課金型の広告で用いられる指標です。
1インストールを獲得するためにかかる費用を指します。
FacebookやInstagram、TwitterなどのSNS広告で、1いいね!を獲得するのにかかる費用を指します。
SNSでよく使用される指標で、投稿に接触したユーザーの「いいね!」や「コメント」などのアクションのことです。
1エンゲージメントを獲得するのにかかる費用のことです。
投資に対する利益のことで、広告費に対する利益を測る指標です。
ROASが売上に対して出す指標に対して、ROIは原価などを差し引いた利益率を図る指標です。
『利益(売上-コスト)÷広告費』で算出できます。
広告の費用対効果のことで、広告費に対して、どれだけ売上として見返りを得られたかを表す指標です。
『売上金額÷広告費』で算出できます。
「重要業績評価指標」の意味で、ゴールまでのプロセスの達成状況を定点観測するための指標です。
現在行われている施策が、KGIの達成に向けて適切に遂行されているかどうか、定量的に把握するために使用されます。
「経営目標達成指標」という意味で、戦略において最終ゴールを数値設定した指標のことです。
ここでは、アドテクノロジーに関連する用語を紹介します。
広告配信の効率を上げるためのシステム全般を指します。アド(=広告)とテクノロジーを組み合わせた造語です。
ウェブサイトやブログ、SNSなど、複数の広告掲載メディアを束ねたディスプレイ広告の配信ネットワークのことです。
広告出稿を一括で行えたり、課金形態が統一されたりすることで、広告の管理負担が減らせます。
複数のメディアやアドネットワークが持つ広告掲載枠を束ねて、交換できるプラットフォームのことです。
アドネットワークとの大きな違いとしては2つあります。
です。
Demand-Side(需要側、広告の発注側)とあるように、広告主側の収益を最大化するためのプラットフォームです。
なるべく低い出稿金額で、より高い売上を上げるために最適な広告配信を一元管理してくれます。
Supply-Side(供給側、広告の受注側)とあるように広告を掲載するメディア側の収益を最大化するためのプラットフォームです。
複数のDSPやアドネットワークの中から、最も掲載費が高い広告を自動で選定配信でき、収益の向上につながります。DSPとセットで使うことで、双方に広告費用対効果を生み出します。
リアルタイム入札ともいい、1インプレッションに対してリアルタイムで広告枠を売買することを指します。
DSPからの競争入札を経て、SSPが配信する広告を決定する方式です。
インターネット上に蓄積されたビッグデータや、自社の持つログデータなどを一元管理し、マーケティング活動に活かせる情報へと最適化するツールです。
広告が、インターネットユーザー全体の何割に表示されたかを示す指標です。
Web広告の場合はUU*(ユニークユーザー)が使用されます。
全インターネットユーザーに対して、特定の期間内に特定の広告が配信された人の割合を%で表します。
*アクセス解析関連用語で紹介
コンバージョンに直接つながった流入経路だけでなく、コンバージョンに至るまでのメディアごとの接点を分析し、貢献度を測ることを指します。
Web広告への接触頻度を指し、ユーザー1人当たりが何回その広告に接触したかをあらわす指標です。
一度自社のサイトに訪れたことのあるユーザーに対し、再びサイトへの訪問を促す広告の配信手法のことです。
自社の商品を購入してもらえる顧客層を選定し、ターゲットを絞り込むことを指します。
ターゲティングの設定は、市場規模や成長性、自社の強み・弱み、競合状況、外部環境から決定します。市場には、多様なニーズを持った顧客が存在します。
具体的な顧客層を選定することにより、有効なマーケティング戦略を立てやすくなります。
購入ユーザーや、一度サイトへ訪れたことのあるユーザーなど、自社の優良顧客や見込み顧客に類似した行動履歴や趣味嗜好をもつユーザー向けに広告を配信する手法です。
ここでは、広告の種類に関する用語を紹介します。
検索結果ページで、上部や下部、右側に表示されるテキスト広告のことです。
GoogleとYahoo!の検索エンジンそれぞれに、独自のリスティング広告の配信プラットフォームを持っています。
あらゆるWebサイト上に掲載される広告のことで、パソコンやスマートフォンの画面といった「ディスプレイ」に表示される広告全般を指します。テキスト広告やバナー広告、FLASH広告など、その種類やネットワークは多岐にわたります。
クリック数に応じて課金される、クリック課金型のWeb広告です。
ユーザーが広告をクリックした場合のみに費用が発生するため、費用対効果の高い広告といわれています。
Googleの検索エンジンの検索結果に表示することができるリスティング広告です。
Googleと提携するWebサイトやGmail、YouTubeなどの画面上に広告を表示できるシステムです。Google広告と同じ管理画面から出稿が可能です。
Yahoo! の検索エンジンの検索結果に表示することができるリスティング広告です。
Yahoo! Newsや天気など、また主要提携サイト内のあらゆる場所に広告を配信できるシステムです。
ここでは、検索エンジンを利用したSEO、SEM対策において頻出の用語を紹介します。Web広告でもよく使われます。
「サーチエンジン最適化」を意味します。
検索エンジンの検索結果で上位表示するために、Webサイト内のコンテンツや構造を最適化する施策です。
「検索エンジンマーケティング」を意味し、リスティング広告やSEOなど、検索エンジン上で行うマーケティングの総称です。
インターネット上にあるWebページ、Webサイト、画像、ニュースなどの情報を、調べて探し出すためのシステムです。検索キーワードによって収集し調べることができます。
主な検索エンジンとして、GoogleやYahoo!などが挙げられます。
検索結果において、オーガニック検索部分の掲載順位を決定するルールやロジックのことです。
自然検索ともいい、検索エンジンの検索結果のうち、リスティング広告枠を除いた部分のことです。
検索エンジンを使用するユーザーが実際に検索するキーワードのことです。
検索エンジンの検索結果ページで表示される、タイトルと説明文のことです。
リスティング広告において、テキスト広告をTDと呼ぶこともあります。
あるWebページが他のWebページにURLリンクを貼られること、またはそのリンク自体を指します。
SEOの評価の一つに被リンク数があるといわれています。
検索エンジンで検索される回数の多いキーワードで、そのワードの持つ意味の範囲が広いものを指します。
検索ボリュームが大きいため、リスティングでは入札単価は高くなります。
検索エンジンで検索される回数が比較的少ないキーワードで、そのワードが持っている意味が限定的で、狭いものを指します。検索ボリュームが小さいため、入札単価は比較的安くなります。
ビッグワードとスモールワードとの中間層にあたる、ミドルワードというものもあります。
検索エンジンにおいて、3語以上の複数キーワードを組み合わせたものです。
ビッグワードに比べて検索意図が絞り込むことができ、コンバージョンに結びつきやすいコンテンツを作ることも可能です。
リスティングのキーワードごとに設定される評価のことで、1~10段階で評価されます。
Google 広告では「品質スコア」、Yahoo!広告では「品質インデックス」といいます。
リスティングの広告ごとに設定されるランクのことで、ランクが高ければ高いほど、入札単価は安くなり、掲載順位は高くなる仕組みになっています。
広告が表示される可能性があった回数(推定値)に対する実際の広告表示回数の割合の事で、この割合が高いほど良いです。
スマートフォンやタブレットなど、マルチデバイス化した時代に合わせた配信手法のことです。
このキャンペーン適用により、デバイスの配信指定はできなくなりました。
Googleでは「エンハンストキャンペーン」、Yahoo!では「ユニファイドキャンペーン」と呼びます。
ここでは、アクセス解析システムの説明文にも出てくる基本的な用語を紹介します。マーケティング施策でも頻出の用語なので、しっかり押さえておきましょう。
Webサイトの訪問数のことです。
通常、訪問者はサイト内の複数のページを閲覧することが多いため、全体のPVは「訪問者数×閲覧ページ数」という構成になっています。
Webサイトを訪問したユーザーが、サイトを離脱するまでの一連の流れのことを指します。
1人のユーザーがWebサイトの複数ページを閲覧した場合も、セッション数は1です。基本的に、PVよりも少なく、UUよりも多くなります。
ユニークは「唯一の」という意味があり、Webサイトを訪問した人のうち、重複のない人数のことです。
1人が複数回同じWebサイトに訪問した場合も、UU=1です。
Webサイトを訪問したユーザーが、入口となったページで次の行動を何もおこさずにそのページから離脱してしまう割合のことです。
直帰率が低いほど、ユーザーがWebサイト内で、他のページを回遊したということです。PDCAを実施する際、そのページとリファラーの最適化などが改善点として考えられます。
Webサイトを訪問したユーザーが、サイトを離れてしまう割合のことです。複数ページを回遊して、どこで離れてしまったのかを分析し、サイトの改善に役立てます。
「参照元」「リンク元」ともいい、自社のWebサイトに訪れるきっかけとなった元のWebサイトのことを指します。
どの広告に効果があったのかを調べたり、ユーザーの行動パターンを調べたりするための重要な要素です。
リスティング広告や自然検索を経たユーザーが、最初に訪れるページのこと。
Webマーケティングでは、一般的にCV獲得を目的とした1枚の縦長なWebページを指すことが多いです。
「行動喚起」を意味し、Webサイトを訪問したユーザーに、取ってもらいたい行動を促すことです。
申込ボタンなどの色や形だけでも効果が変わるとされており、コンバージョン率を左右する重要な要素のひとつです。
今回はWeb広告関連の用語をご紹介しました。
英語のものも多く覚えるのが大変かもしれませんが、1つ1つの意味を理解し、正しく使えるようにしましょう。
単語を知っていることよりも、意味をきちんと理解していることが重要です。
話す相手によっては、専門用語に詳しくない場合もあります。その時は、相手に伝わる言葉を選びながら説明できるといいですね。
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