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《保存版》デジタルマーケティング用語40選!これだけは知っておきたいマーケ基礎知識

作成者: admin_dg|Jan 18, 2022 12:00:00 AM

デジタルの世界は、いま――かつてないスピードで変化しています。
気づかぬうちに、新しいツールや手法が次々と登場し、昨日まで当たり前だった“マーケ用語”が、今日には通じない言葉になっている……そんな経験をしたことはありませんか?

特に 2026年に向けては、AIの本格活用、プライバシー/データ規制の強化、モバイルやアプリ利用のさらなる拡大など、Web/SNS/アプリを中心とした「デジタル空間の再定義」が加速しています。
だからこそ、「意味がわからない言葉」で会話についていけず、チームや案件から取り残される――そんな“地層すれ違い”が、これまで以上に起こりやすくなっています。

この「デジタルマーケティング用語40選」は、時代の変化に振り回されず、マーケティングの本質的な理解を支える“羅針盤”です。基本用語から最新のメディアや自動化、データ活用に関する言葉まで、“今”必要な言葉を厳選しました。

はじめてデジマの世界に踏み込む人も、数年の経験があるマーケターも――「言葉の壁」で足を止めることなく、2026年、そしてその先の未来へと、着実に歩みを進めることができるはずです。

執筆:檜田詩菜(過去のインタビューはこちら

コクーのマーケティング担当。鹿児島県出身。数年前まで美容コスメ・雑誌・不動産・IT業界の顧客マーケティングを担当。サスペンスLOVE。

 

デジタルマーケティングとは?

まずは、デジタルマーケティングとは何か、理解しておきましょう。

デジタルマーケティング

オンラインで得られるデータを利用するマーケティングのこと

例としては、

  • Web
  • SNS
  • メール
  • アプリ
  • 口コミサイト
  • デジタルサイネージ
  • 位置情報

などが挙げられます。

Webマーケティング

Web広告やWebサイトを中心に、Web上で展開するマーケティングのこと

デジタルマーケティングはWebマーケティングを内包しています。

本記事では、マーケティング、デジタルマーケティングの用語を紹介していきます。

Web広告用語60選(2025年最新版)

用語 簡易定義
SEO 検索エンジン最適化。Webサイトや記事構造・コンテンツを最適化して、オーガニック流入を狙う手法。
SEM 検索エンジンを使ったマーケティング。広告 (有料) によって検索結果上での露出を高める手法。
PPC (Pay-Per-Click) クリック課金型広告。広告がクリックされたときのみ課金される広告掲載モデル。
コンテンツマーケティング
(Content Marketing)
有益なコンテンツを継続的に発信することで、認知・信頼・ファン化を図る手法。
CRO (Conversion Rate Optimization) WebサイトやLPで、訪問者をコンバージョン(問い合わせ・購入など)に導く最適化を行う手法。
A/Bテスト 2パターン (またはそれ以上) を比較し、どちらが成果 (コンバージョンなど) を改善するかを検証する方法。
マーケティングオートメーション (MA) メール、SNS、広告運用、顧客管理、リード育成などを自動化するツールや仕組み。
CRM
(Customer Relationship Management)
顧客との接点や履歴を管理し、最適なタイミングでアプローチをかける仕組み。
ファーストパーティデータ 自社で収集・管理する顧客データ。サードパーティCookie依存の減少で重要性が増している。
トラッキング/タグ管理 (例: GTM) Webサイトや広告の効果を正しく測るためのタグ設置・管理。分析の基盤となる。
セッション (Session) Webサイトを訪問したユーザーの行動を「ひとまとまり」として扱う単位。
CV (Conversion) Web上での成果 (問い合わせ、購入、資料DLなど) を指す。
CVR (Conversion Rate) 訪問数に対するコンバージョン率。効率性を図る重要な指標。
CTR (Click-Through Rate) 広告やリンクが表示された回数に対して、クリックされた割合。広告効果の基本指標。
CPC/CPM CPC:クリック単価。CPM:インプレッション1000回あたりの単価。広告コスト管理で基本。
オウンドメディア 自社が所有・運営するメディア (ブログ、コラム、サイトなど) を活用した情報発信。
ソーシャルメディアマーケティング (SMM / SNSマーケティング) SNSを使ってブランド認知やファンづくり、集客、広告を行うマーケティング。
インフルエンサーマーケティング SNS上の影響力ある個人 (または団体) を通じて、口コミ・拡散を促す手法。
UGC (User Generated Content) ユーザーが生成したコンテンツ (レビュー、投稿、写真、動画など) をマーケに活かすアプローチ。信頼性を担保しやすい。
ソーシャルコマース SNS上でそのまま購入や問い合わせができる仕組み。SNS × ECの融合。
モバイルファースト / MFI (Mobile-First Index) モバイル端末からの閲覧を主軸にサイト設計・SEO対策を行う考え方。モバイル優先のインデックス設計。
スキーママークアップ (構造化データ) 検索エンジンにコンテンツ内容を正しく伝えるための構造化データ記述。検索結果での見え方にも影響。
ゼロクリック検索 (Zero-Click Search) 検索結果上でユーザーが満足し、リンク先に飛ばずに完結する検索パターン。流入構造の変化。
プログラマティック広告 自動入札・自動配信によって最適な広告配信を行う広告手法。効率とスピードが強み。
リターゲティング/リマーケティング 過去に接触したユーザーに再アプローチする広告手法。受注率や再エンゲージメントを高める。
ファーストパーティクッキー
(First-Party Cookie)
自社サイトで発生したデータをもとにユーザー行動を追う手法。Cookieレスの流れの中でも重要。
プライバシー規制/Cookieレス サードパーティCookieの制限など、プライバシー強化に伴う広告手法やデータ管理の変更。今後さらに重要。
パーソナライズマーケティング 顧客一人ひとりの状況や興味に応じて、最適な内容を届けるマーケティング。データ活用と親和性高め。
顧客ジャーニー (Customer Journey) 顧客が認知 → 興味 → 比較 → 購買に至るまでの流れを設計・可視化するフレームワーク。
ファネル分析 (Funnel Analysis) 顧客ジャーニーの各段階 (認知〜購買) の進捗を可視化し、改善ポイントを把握する手法。
マイクロコンバージョン 資料DL、メルマガ登録など、小さな成果 (最終CVではない行動) を計測する指標。
ROI / ROAS 投資対効果。広告やマーケ施策の費用対効果を見る基本指標。
LTV (顧客生涯価値) 顧客が生涯にわたってどれだけ貢献するかを金額で表した指標。中長期戦略で重要。
CDP (Customer Data Platform) 顧客データを一元管理し、複数チャネルでの顧客理解・活用を可能にするプラットフォーム。
BI / データ分析 複数データを統合・可視化し、マーケ施策の効果や次のアクションを見える化する仕組み。
予測分析 (Predictive Analytics) 過去データをもとに、将来のユーザー行動や売上、離脱などを予測する分析手法。
AIO / GEO / LLMO (AI時代の最適化) AIや大規模言語モデル (LLM) による検索・コンテンツ生成に最適化する新しいSEO概念。
コンテキストターゲティング ユーザーの行動履歴に依存せず、閲覧コンテンツの文脈から広告を配信する手法。Cookie制限下で注目。
U/X (ユーザー体験) 最適化 Webサイト/アプリなどの使いやすさや体験価値を高め、離脱率を下げる設計思想。
オムニチャネルマーケティング Web・SNS・リアルなど複数チャネルを統合し、一貫したブランド体験/顧客接点を設計する戦略。

 



基礎用語:検索・SNS・Web改善など

デジタルマーケティングの世界は広く、専門用語も多様です。しかし、その多くは“難解な言葉”ではなく、日々の業務を進めるための 共通言語 に過ぎません。まずは、マーケティング担当者・Web担当者として押さえておきたい 検索、SNS、コンテンツ、集客の基礎用語 を理解することがスタートラインとなります。

ここでは、どの職種でも共通して使われる“必須ワード”を整理していきます。

用語 簡易定義
SEO 検索エンジンでサイトを上位表示させる対策。
SEM 検索エンジンを使った集客施策(広告+SEO)。
PPC クリック課金型広告の仕組み。
オウンドメディア 自社運営のサイトやブログなどの情報発信資産。
コンテンツマーケティング 有益な情報発信でユーザーを育成・獲得する手法。
SNSマーケティング SNSを活用した認知・集客・ファン化の施策。
インフルエンサーマーケティング 影響力ある個人に宣伝を依頼する手法。
UGC ユーザー投稿を信頼獲得に活かすマーケ手法。
ソーシャルコマース SNS上で購入・問い合わせまで完結させる仕組み。
モバイルファースト スマホを優先した設計・SEOの考え方。

応用用語:CV/改善/データ活用など成果に直結

マーケ施策の成果は、感覚や勘ではなく、 行動データと改善プロセス によって生まれます。
「成果(CV)をどのように計測し、どこを改善すると効果が高まるのか?」その答えを導くためには、 仕組み(MA・CRM)+分析指標(CVR・ROI)+改善手法(CRO・A/Bテスト) を理解することが欠かせません。

ここからは、結果が変わる“実務で差がつく用語”を押さえていきましょう。

用語 簡易定義
CRO Webサイトの成果(CV)を最大化する改善手法。
A/Bテスト 複数パターンを検証し、効果が高い方を選ぶ手法。
MA(マーケティングオートメーション) 顧客育成やメール配信を自動化する仕組み。
CRM 顧客情報を管理し、最適な接点を設計する仕組み。
タグ/トラッキング 行動データを取得し、分析・広告最適化に活用する仕組み。
CV 問い合わせ、資料DL、購入などの成果指標。
CVR 訪問者のうちCVに至った割合。
CTR 広告やリンクがクリックされた割合。
CPC / CPM CPC=クリック単価、CPM=1000回表示ごとの単価。
マイクロコンバージョン 最終CV前の“小さな成果”を測定する指標。
ROI/ROAS 施策や広告の費用対効果を測る指標。
LTV 顧客が生涯で企業にもたらす利益。
ファネル 認知→比較→購買の段階を可視化し改善する方法。
カスタマージャーニー 顧客が購入に至る行動プロセスの設計。

最新用語:AI・Cookieレス・データ活用

2026年のマーケティングは、AI活用・Cookieレス・データ基盤の整備 が避けて通れないテーマです。
「AIの進化」「プライバシー規制」「データ活用の高度化」によって、広告やSEOの常識が大きく変わりつつあります。最新トレンドと新しい概念を理解することは、今後の戦略立案や提案の質を大きく左右します。

ここでは、2026年以降のマーケティングに必須となる “今アップデートすべき用語” を紹介します。

用語 簡易定義
ファーストパーティデータ 自社で収集したデータ。規制強化で重要性が増加。
ファーストパーティクッキー 自社サイトのデータ取得に使うCookie。
Cookieレス 外部Cookie依存が制限される潮流。
コンテキストターゲティング 閲覧中の内容(文脈)に応じて広告を配信する手法。
構造化データ(スキーマ) 検索エンジンに正確に情報を伝えるマークアップ。
ゼロクリック検索 検索結果上で完結するため、サイトに訪問されにくい状態。
プログラマティック広告 自動入札・自動配信による広告最適化。
予測分析 過去データから売上・行動・離脱などを予測する手法。
CDP 顧客データを統合・分析し活用するためのデータ基盤。
BI データを可視化して意思決定に活用する仕組み。
AIO/GEO/LLMO AI活用時代の検索・生成最適化の新しい概念。
UX サイトの体験価値を設定し、離脱を防ぐ設計。
オムニチャネル Web・リアルを横断し一貫した体験を設計する戦略。

まとめ

マーケティングの本質は、時代が変わっても「顧客を理解し、適切な価値を届けること」にあります。
ただし、その手段は AIによる最適化、データを軸にした判断、プライバシーを尊重した配信設計 へと進化し続けています。用語の理解は単なる知識ではなく、変化に適応し、新しいマーケ戦略を描くための 武器 です。

2026年、その武器を磨きながら“成果につながるマーケティング”を実践していきましょう。

 

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