デジタルマーケティングの仕事をするにあたって、聞いたことのない用語を耳にする機会も多いのではないでしょうか。
用語が分からないと話が理解できず、置いて行かれたような気持ちがしますよね。
今回はこれだけは知っておきたいデジタルマーケティング用語を厳選してご紹介します。
まずは、デジタルマーケティングとは何か、理解しておきましょう。
デジタルマーケティング
オンラインで得られるデータを利用するマーケティングのこと
例としては、
などが挙げられます。
Webマーケティング
Web広告やWebサイトを中心に、Web上で展開するマーケティングのこと
デジタルマーケティングはWebマーケティングを内包しています。
本記事では、マーケティング、デジタルマーケティングの用語を紹介していきます。
ここでは、マーケターにおいて押さえておくべき用語についてまとめました。
自社の商品を購入してもらえる顧客層を選定し、ターゲットを絞り込むことを指します。
ターゲティングの設定は、
から決定します。
市場には、多様なニーズを持った顧客が存在します。
具体的な顧客層を選定することにより、有効なマーケティング戦略を立てやすくなります。
自社商品・サービスのターゲットとなるユーザー像を実存する人物のように詳細に設定することです。
など、リアリティのある詳細な情報を落とし込んでいきます。ターゲットよりも具体的で精度が高いです。
英語のcustomer journeyを直訳すれば「顧客の旅」です。
顧客が商品やサービスを認知して購入を決定するまでの
認知 → 調査 → 比較・検討 → 購買 からなるプロセスのことを指します。
この一連の体験を「旅」になぞらえています。
適切なカスタマージャーニーを構築することで、顧客目線でものごとをみることができ、顧客体験を改善し、ブランドへのロイヤルティを高めることができます。
これを、図式化したものがカスタマージャーニーマップです。
消費者が企業や商品やブランドに対し、高いロイヤルティーや好感を持つことによって構築される深い関係性のことです。
このように愛着度の強い顧客は、商品やブランドの浸透を自ら進んで周囲に働きかけています。
そのツールとしてSNSなどのソーシャルメディアが挙げられます。
昨今、Webサイトと並行してソーシャルメディアに取り組む企業も増えており、このソーシャルメディアにおける「繋がり」の効果を表す言葉としても使われています。
見込み顧客を獲得するための活動を指します。
具体的には、
などを使って見込み顧客を獲得します。
見込み顧客に対して、段階的かつ効果的にアプローチし、信頼関係を構築しながら受注に結び付けていく手法のことを指します。
具体的には、
などで集めた見込み顧客に対し、
などで継続的なコミュニケーションをとります。
そうすることで購買意欲を高め、検討度が上がったタイミングを判別し、商談につなげることができます。
特に、製品やサービスの購入に至るまでの検討期間が長い場合によく実施されます。
リードジェネレーションを行う中で、顕在化した見込み顧客から購入可能性の高い見込み顧客を選別することを指します。
これによって、あらかじめ商品やサービスに関心がある顧客へアプローチすることができ、効率よくセールス活動を行うことができます。
具体的には、
という流れになります。
リードジェネレーションで獲得したリードを育成(リードナーチャリング)し、商談そして受注に至るまで管理することを指します。
一連の流れでリードの行動や履歴情報などを蓄積し、リードの属性情報とともに管理します。
ファネルとは「漏斗」のことを指し、顧客が
認知 → 興味・関心 → 比較・検討 → 購買 にいたるまでの心理的過程をモデル化したものです。
購入へと進んでいくにつれ、その数が減っていく様を漏斗のような図式で表します。
顧客がマーケティングファネルのどの段階にいるかによって、アプローチの方法や与える情報を変えることが大切です。
商品やサービスのブランドを顧客にとって価値のあるものに仕立て、市場における自社商品・サービスのポジションを明確にすることを指します。
手法としては
などがあります。
それらによって企業の理念や哲学、商品価値などを明確に提示し、ユーザーの関心を集め、イメージを浸透させ、商品やサービスを価値のあるブランドへと育てます。
その結果、「●●といえばこの会社のこの商品」というイメージ付けができ、競合に対して優位に立つことができます。
企業が顧客にとって役立つ、自社サービス・商品の利点や長所をまとめた資料全般のことです。
もともとは政府や公的機関による年次報告書(白書)を指した言葉です。
ホワイトペーパーは、企業が顧客とのコミュニケーションをとるために活用します。
活用場面としては
などが挙げられます。
ダウンロードの際に
などを求める場合があります。
顧客にとって役立つ資料を提供する代わりに、自社製品に興味・関心を持つ見込み顧客の情報を得ることができます。
コンバージョンに直接つながった流入経路だけでなく、コンバージョンに至るまでのメディアごとの接点を分析し、貢献度を測ることを指します。
企業がマーケティングを行う際に利用する媒体を
の3つに分類したものです。
ペイ(pay)は「支払う」という意味であり、企業が料金を支払って利用する広告媒体のことを指します。
などがこちらに分類されます。
即効性の高いマーケティングを行うことができます。消費者に、商品やサービスを認知させる役割があります。
アーンド(earned)は「獲得する」という意味であり、消費者の信頼や評判を獲得するための媒体のことを指します。
ブログやSNSを通して、自社ブランドや商品・サービスについて
によって生成されます。消費者から高い信頼を寄せられており、ブランド認知に大きな効果を期待できます。
オウン(own)は「所有する」という意味であり、企業自らが管理・運営し、消費者に向けて発信する媒体のことを指します。
自社が所有する
などを指します。消費者に商品やサービスのことを理解してもらい、販売促進を目的としています。
Webサイトを構成する
などを一元的に管理するシステムのことを指します。
Webサイトを構築するHTMLやCSSなどの専門知識がなくてもWebページの更新・追加が可能になります。
マーケティング活動を自動化し、見込み顧客を育成するツールのことを指します。
を行います。
営業活動を管理するシステムのことです。
個人の営業能力に依存するのではなく、個人の持っている案件情報や営業履歴などをシステムへ入力することで一元管理します。
また、情報共有により
を図っていきます。
顧客関係管理を行うツール・システムのことです。
顧客がどのような動きをしたのかを管理・分析し、適切なコミュニケーションをとるために大きな役割を果たします。
具体的には、
などの情報を管理する機能があります。
ユーザーが必要としている情報を価値のあるコンテンツとして提供し、見込み顧客のニーズを育成し、最終的に購買につなげるためのマーケティング手法のことです。
すぐに売り込みをするのではなく、顧客にとって有益な情報を継続的に提供し、段階的に関係性を深めることが大切です。
ブログや自分のサイト内の記事で広告主の商品を宣伝し、購入に至った場合に売り上げの一部がブログやサイト運営者に還元される仕組みのことです。
アフィリエイト広告を利用したい広告主は、
にアフィリエイト用の広告を登録します。
ユーザーとサービス・商品の接点のことを指します。
ウェブサイトであれば
などを指します。商品であればその商品の外観などを指します。
サービスや商品を利用した際のユーザー体験のことを指します。
UXの範囲はUIよりも広く、UIを内包しています。
などはすべてUXの具体例です。
どのユーザーを対象にしているのかを確認し、ユーザー目線に立って実際に使用する場面を検証することが大切です。
検索エンジン最適化の略です。
検索エンジンの検索結果の表示順位を高めるためにさまざまな施策を行います。
SEO対策には大きく分けて
の2種類あります。
検索ロボットに評価されるように、
などサイト内で行われる施策のことです。
他のサイトからのリンクやSNSでサイト名を引用されるなどサイト外で行われる施策のことです。
ある特定のサイトを訪問したユーザーの行動を追跡、分析することを指します。
ユーザーがどこからサイトに流入して、どのようなページをみて、
などの目標とする成果にたどりついたのかを追跡します。
成果に結びつかなかった場合も、サイト内のどこで離脱してしまったのかを分析できます。
Googleが提供するWebサイトのアクセス解析サービスです。
誰でも無料で使用できます。
登録したWebサイトに
などを分析できます。
Webサイトを訪問したユーザー情報をスマホやPC内のブラウザに一時的に保存する仕組みのことです。
保存される情報は、
など、さまざまです。
2回目以降のアクセス時には、Cookieに保存された情報をもとに、ユーザーにスムーズに情報を提供できます。
自動ログイン機能やネットショップのカートに商品を入れたままにしていても履歴を残しておく機能などがあり、ユーザーの操作の負担軽減も担っています。
「重要業績評価指標」を意味し、ゴールまでのプロセスの達成状況を計測・監視するための定量的な指標を指します。
「経営目標達成指標」を意味し、戦略において最終ゴールを数値設定した指標を指します。
一般的には、KGIをKPIへと細かくブレイクダウンし、測定可能な目標に細分化して成果を見ていきます。
「行動喚起」を意味し、Webサイトを訪問したユーザーに、取ってもらいたい行動を促すことを指します。
申込ボタンなどの色や形だけでも効果が変わるとされており、コンバージョン率を左右する重要な要素のひとつです。
Web上で達成したい成果のことを指します。
など、広告主によってゴールは異なります。
クリックされた広告に対して、コンバージョンに至った割合を指します。
『コンバージョン数÷クリック数×100』で算出できます。
広告がWeb上に実際に表示されることを指します。
「Imp」「imps」と略されることもあります。また、表示された回数を「インプレッション数」、「表示回数」といいます。
Web広告を1,000回表示するごとに発生する広告費用のことを指します。
インプレッション単価とも表現されます。
Web広告が1クリックを獲得するのにかかる費用のことを指します。クリック単価とも表現されます。
平均クリック単価は、『費用(コスト)÷クリック数』で算出できます。
クリック率のことで、ユーザーへの広告の表示回数のうち、広告がクリックされた回数の割合を指します。
『クリック数÷インプレッション数×100』で算出できます。
などのCV成果を獲得するのにかかる費用を指します。
コンバージョン単価、獲得単価ともいいます。『費用(コスト)÷CV数』で算出できます。
投資に対する利益のことで、広告費に対する利益を測る指標を指します。
『利益(売上-コスト)÷広告費×100』で算出できます。
広告の費用対効果のことで、広告費に対して、どれだけ売上として見返りを得られたかを表す指標を指します。
『売上金額÷広告費×100』で算出できます。
理解できる用語が増えることで、デジタルマーケティングの知識が深まっていきます。
ご紹介した用語は、まだまだ一部にすぎません。
もし分からない用語が出てきたら、そのままにせず、都度調べて自分のものにしていきましょう。
デジタルマーケティングを成功させるためには正しく特徴を理解することが重要です。知識や理解がないままツールを導入しても効果を得ることは難しいです。
正しくツールを使いこなせていない、導入したいが使い方がわからない、などといった際には専門知識を持った人材に頼るのもよいでしょう。
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