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【初心者必見】広告運用でやりがちな失敗5選!成果が出ない原因と解決策とは?

作成者: admin_dg|May 10, 2022 12:00:00 AM
.広告運用に力を入れているのに、思ったような成果が出ない…。
.

そんな悩みを抱えていませんか?
実は、多くの企業や担当者が同じような“つまずきポイント”に陥っています。

広告運用は、

  • ターゲット設定
  • 入札戦略
  • クリエイティブ
  • LP改善

など、さまざまな要素が絡み合うため、ちょっとしたミスが成果を大きく左右してしまうのです。

この記事では、初心者がやりがちな広告運用の失敗5選を紹介しながら、その原因と具体的な解決策をわかりやすく解説します。「どこから改善すればいいのかわからない…」という方は、ぜひ最後までチェックしてください!

 

執筆:檜田詩菜(過去のインタビューはこちら

コクーのマーケティング担当。鹿児島県出身。数年前まで美容コスメ・雑誌・不動産・IT業界の顧客マーケティングを担当。サスペンスLOVE。

広告運用で成果を出すために欠かせない4つの要素

広告運用を成功させるためには、次の4つの要素がバランスよく機能している必要があります。
どれか一つでも欠けていると、思わぬ失敗につながりやすいのです。

この4つを理解した上で、どんな失敗が起こりやすいのかを見ていきましょう。

失敗例1:ターゲット設定

広告運用の効果を大きく左右するのが「ターゲット設定」です。

誰に広告を届けるかがズレてしまうと、いくら予算を投下しても成果は思うように出ません。
特に初心者が陥りやすいのが「広すぎる」または「狭すぎる」という両極端な設定です。

ここでは、その典型的な失敗例と改善のヒントを見ていきましょう。

広告運用の最初のステップである「ターゲット設定」。
ここでつまずくと、どれだけクリエイティブやLPを改善しても成果につながりにくくなります。
ありがちなパターンは以下の2つです。

ターゲットを広げすぎている

「とにかく多くの人に見てもらいたい」と条件をゆるく設定した結果、広告費ばかり消化されて本来狙うべき層に届かないことがあります。

ターゲットを絞りすぎている

細かく絞り込みすぎて配信ボリュームがほとんど出ず、データが溜まらないため効果検証ができないことが。

なぜ失敗につながるのか?

広すぎれば無駄打ち、狭すぎれば学習不足と、どちらにしても成果が出にくくなります。特に初心者は、

  • 「とりあえず全部見てもらう」
  • 「細かく設定すれば精度が高まる」

と思いがちですが、両極端は失敗のもとです。

解決策

ポイントは、「狙うべきユーザー像を定義 → 少し広めに配信 → データを見て絞り込む」という流れを習慣化することです。

失敗例2:入札単価/予算配分のミス

広告運用において「いくらで入札するか」「どのように予算を配分するか」は、成果に直結する重要なポイントです。ところが、この設定を誤ると広告費が一瞬で消化されたり、逆に配信がほとんど出なかったりと、大きな失敗につながります。

入札単価を高く設定しすぎる

最初から大きく入札してしまい、短期間で予算が尽きてしまいます。

入札単価を低く設定しすぎる

表示回数が増えず、広告がほとんど配信されません。

媒体ごとの予算配分を誤る

成果の見込める媒体に十分な予算を割かず、成果の出ない媒体に多く投下してしまっています。

なぜ失敗につながるのか?

ここを誤ると、ターゲットに広告が届かず、学習データも十分に蓄積できません。
結果、広告プラットフォームの自動最適化機能も働かず、改善が進まない状態に陥ります。

解決策

ポイントは、「テスト → 学習データ蓄積 → 配分最適化」の流れを継続的に回すことです。

失敗例3:クリエイティブ

広告をクリックしてもらえるかどうかを決めるのは「クリエイティブ(画像・動画・コピー)」です。
どんなに精密なターゲティングや適切な入札を行っても、クリエイティブが弱ければユーザーの心を動かせず、成果にはつながりません。

訴求が曖昧でユーザーに響かない

商品やサービスの特徴をただ説明しているだけのクリエイティブは、メリットが伝わりにくいです。

デザインのクオリティが低い

画質が粗い、配色が不自然、読みづらいテキストなどは、信頼感を損なってしまいます。

ワンパターンで飽きられる

同じクリエイティブを長期間使い続け、CTR(クリック率)が下がってしまいます。

なぜ失敗につながるのか?

ユーザーは数秒の印象で「見る/見ない」を判断します。
訴求力が弱いと、クリックすらしてもらえず、そもそもCVR改善の土俵に上がれません。

解決策

ポイントは、「自分が伝えたいこと」ではなく「ユーザーが知りたいこと」にフォーカスした表現にすることです。

 失敗例4:LP(ランディングページ)の最適化

広告をクリックしてくれたユーザーを最終的にコンバージョン(購入・問い合わせ)につなげるのが「ランディングページ(LP)」です。しかし、このLPの設計や内容が不十分だと、せっかく獲得したクリックが無駄になり、CVR(コンバージョン率)が大きく下がってしまいます。

ファーストビューで訴求が伝わらない

何を提供しているページなのかが一目でわからず、すぐ離脱されてしまいます。

フォームが複雑すぎる

入力項目が多く、ユーザーが途中で離脱してしまいます。

スマホ表示を軽視

モバイル対応が不十分で表示が崩れたり、読み込みが遅くなります。

広告とLPの内容がズレている

広告で訴求した内容とLPの情報が一致しておらず、期待を裏切ってしまうことになります。

なぜ失敗につながるのか?

広告でどれだけクリックを集めても、LPで納得感を得られなければユーザーは離脱します。広告とLPは“ワンセット”で考える必要があるのに、運用担当者がLP改善を後回しにしてしまうケースは非常に多いです。

解決策

ポイントは、「広告で約束した価値をLPでしっかり証明する」こと。ここが整っていればCVRは大きく改善します。

失敗例5:効果検証

広告運用は「出稿して終わり」ではありません。むしろ本番は配信が始まってから。しかし、効果検証を十分に行わずに放置してしまうと、改善のヒントを見逃し、広告費が無駄になってしまいます。

KPIを追っていない

クリック数やコンバージョン数など基本的な指標を確認していないケースです。

媒体レポートだけで判断する

Google広告やMeta広告の管理画面だけを見て、サイト全体の動きを把握していないケースです。

改善のサイクルを回していない

一度設定したら配信を続けるだけで、ABテストや訴求の見直しを行わないケースです。

なぜ失敗につながるのか?

広告運用は「仮説→検証→改善」の繰り返しです。データを分析しなければ、どの施策がうまくいっているのか、どこに改善余地があるのかがわかりません。


解決策

ポイントは、「数字を見て終わり」ではなく、「数字を見て仮説を立て、次のアクションに落とし込む」ことです。

まとめ|広告運用は「改善の習慣化」が成功のカギ

広告運用で成果が出ないとき、多くの場合は「よくある失敗パターン」に原因があります。

これらは決して珍しいものではなく、誰もが一度は経験するものです。しかし、失敗の原因を正しく理解し、改善を積み重ねることで必ず成果は伸ばせます。

広告運用で大切なのは「設定して放置」ではなく、仮説 → 検証 → 改善のサイクルを継続的に回すこと。
小さな改善でも積み重ねれば、大きな成果につながります。

 

 

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