担当業務内容は?
メール配信やコンテンツ作成
BtoB向けSI企業で、デジタルマーケティング部に所属し、メール配信やコンテンツ作成などの運用業務に従事しております。
- Web制作部署
- 営業部
- 製品開発部
と連携が強い部門で、獲得リードをインサイドセールスに引き渡すフェーズを担当し、MAツールは、「Maketing Cloud Account Engagement(旧Pardot)」を使用しています。
そのときお客様が抱えていた課題は何でしたか?
MQLの質
これまでの課題
- 開封率・クリック率が低い
- リードの質を高める方法や見極める方法がわからない
<詳細>
当初、お客様はリストに対して一斉にメールを配信していました。
開封率・クリック率ともに低い状態で、
- お問い合わせなど確度の高いリード
- 情報収集段階などのすぐに受注につながらないリード
どちらに対しても、後追いせず、対応しきれていませんでした。
このような状態で、インサイドセールスに引き渡してもアポイント数や受注数はあがりません。
お客様としては、MQLの質に課題があることが分かりながら、質を高める方法・見極める方法がわからないという状況でした。
課題解決のために何をしましたか?
1.リストの整理
2.ステップメール配信を実施
リストの整理
インサイドセールスにヒヤリングをすると、現在のリストは業種ごとにニーズや課題がまとめられそうだとわかりました。
そこで、
- 業種ごとにセグメント
- リストを再編
ステップメール配信
配信内容としては、
- 課題提示
- 商品の機能紹介と使い方
- キャンペーン案内
の順で行いました。
メールタイトル
開封率を左右する大切な部分です。
数字を盛り込みベネフィットが伝わるよう意識しました。
ファーストビュー
文字数や配色を工夫し、簡潔な訴求かつCTAのクリックへ誘導し、それをテンプレート化しました。
ステップメールの概要
施策前 | 施策後 | |
セグメント | なし(全業種) |
情報通信業、小売業、教育などの業種別に分類 |
配信タイミング | 商品を売りたいタイミングで、一斉配信 | 業種別にタイミングを変更 |
メールタイトル | メールの概要を記載 | 訴求内容は10文字以内に盛り込む |
コンテンツ内容 | メールを読んでもらってからCTAへ誘導 |
ファーストビューでのCTAのクリック誘導を強化 |
効果について教えてください
アポイント率数が2倍に
効果
1.開封率が20%から25%に改善
2.クリック率は5%から20%に上昇
<詳細>
1カ月かけて、3ステップでの配信を行ったことにより、ホットリードがとれるようになり、インサイドセールスでのアポイント数が施策前との比較で2倍になりました。
ステップメールも、これまでの一斉配信メールとくらべ、数字が改善しました。
具体的には、タイトルの変更で、開封率が20%から25%と5%上昇し、FVでのCTA誘導で、クリック率は5%から20%に上昇しています。
現在は、成約に至ったリードのWeb行動履歴を
- スコアリング
- シナリオ作成
に活かし、Maketing Cloud Account Engagement(旧Pardot)を実装しているところです。
シナリオの設計などは、契約に至っていないリードに対して再商談化へのアプローチができるなど、獲得したリードをナーチャリングして売上につなげるために重要なので、今後のPDCAサイクルを意識しながら、熟考し進めています。
今後の施策について教えてください。
1.ホワイトペーパーへの展開
2.コンテンツの種類追加とリリースタイミングの最適化
セグメントごとにステップメールを定期的に配信し、内容も都度最適化していくとなると、今後、コンテンツが枯渇することが予想できたので、現在は、コンテンツ企画制作の分野も支援中です。
ホワイトペーパーへの展開
社内で共有された記事コンテンツを2次利用
コンテンツの種類追加とリリースタイミングの最適化
- 自社商品を社内で使用したときの効果を「社内事例」として新規で企画・立案し、1か月に1本リリース
- 「企業事例」のコンテンツを、3か月に1本から1か月に1本リリース
一つの施策を実行したら終わりでなく、デジタルマーケティング全体で施策に取り組んでいきます。
デジマ女子はどのような企業におすすめですか?