リードはある。でも、活用できていない。
これは、BtoBマーケティングの現場でよく聞く悩みのひとつです。
特にMA(マーケティングオートメーション)ツールを導入している企業様ほど、
- 顧客情報が不足している
- セグメントが切れない
- 一斉配信から抜け出せない
といった“もったいない状態”に陥りがちです。今回は、Account Engagement(アカウントエンゲージメント) を活用しながら、リードの7割が情報不足だった状態から、反応率2倍を実現した改善事例をご紹介します。
担当業務内容は?
Account Engagement(アカウントエンゲージメント)の運用・活用支援
デジタルマーケティング支援会社にて、BtoB企業向けにMAツールの運用・活用支援に従事。
単なるツール設定にとどまらず、マーケティング成果創出に向けた設計から実行までを一貫して支援。
[主な業務内容]
- Account Engagementの初期設定・運用設計
- ツールハンズオン(社内定着支援)
- セールスプロセスの自動化設計
- 展示会獲得リードのフォロー施策設計
- カスタマージャーニーの設計支援
- ナーチャリング施策(メールマーケティング)の企画・実行
そのときお客様が抱えていた課題は何でしたか?
リストが整理されていない・セグメントできない
対象企業では、月1回のコラムメールやイベント案内を配信していましたが、大きな課題がありました。
- リードの約7割がセグメント項目空欄
- 誰に何を送ればいいか分からない
- ターゲットがリスト内に埋もれている可能性
つまり、リストはあるのに“会話ができない状態”でした。
課題解決のために何をしましたか?
行動を起点にしたセグメント設計へ
そこで実施したのが、行動データ(Webアクセス)を起点にしたセグメント設計です。
① Account Engagement(アカウントエンゲージメント) の利用状況の整理
不要なアセットの削除を行い、施策に使えるリソースを確保。
② タグ付与ページの選定
リードが訪問する可能性の高いページを選定し、タグ付与対象を絞り込み。
③ 運用ルールの構築
タグ管理リストと設定マニュアルを整備し、再現性ある運用へ。
④ 行動ベースリストの作成
ページ訪問履歴をもとにリスト化し、検証用セグメントとして活用。

『情報がない』なら、『行動を見ればいい』
この施策の本質はシンプルです。
プロフィールがないなら、行動を読めばいい。
フォーム情報が空でも、「どのページを見たか」は嘘をつきません。
- サービスページを見る … … 興味あり
- 料金ページを見る … 検討段階
- 事例を見る … 比較中
この“足跡”を拾い上げることで、リードに輪郭が生まれていきます。
効果について教えてください。
反応率は約2倍に向上
施策の結果、メールマーケティングの成果は大きく改善しました。
- セグメント精度の向上
- 開封率・クリック率・反応率すべて改善
- 反応率は約2倍に向上
特に大きかったのは、埋もれていたターゲットリードの掘り起こしです。
これまで一斉配信されていた情報が、“その人に届くメッセージ”へと変わりました。
「とりあえず配信」から「狙って届ける」へ
本施策を通じて、クライアントの意識にも変化が生まれました。
- 全リード一斉配信 → セグメント配信へ
- 感覚的な運用 → データドリブンへ
- 単発施策 → ナーチャリング設計へ
『配信すること』が目的だった状態から、『成果を出すための設計』へと進化しています。
最後に一言
MAの価値は『データの活かし方』で決まる
MAツールは導入しただけでは成果は出ません。重要なのは、
- データをどう集めるか
- どう解釈するか
- どうアクションにつなげるか
です。今回のように、情報がない状態”からでも成果は出せます。むしろそこに、MAの真価があります。
「何から手をつければいいか分からない」
そんな状態でも大丈夫です。
設計から運用、改善まで。
マーケティングの“裏側”を整える伴走支援で、成果につながる仕組みづくりをご支援します。