BtoBメールマガジンの配信時間や曜日は、受信者にメールを開封してもらい、
その後のアクションを促す上で重要です。この資料では、開封率や反応率を上げるための配信曜日と時間についてご紹介します。

更新日:2025.03.19
目次
メルマガ(メールマガジン)は、SNSやWeb広告が主流となった現在でも、顧客との継続的な関係を構築し、潜在顧客を育成(ナーチャリング)するために有効な手段です。
しかし、メルマガには「配信時間帯によって読者の反応が大きく変わる」という特徴があります。適切な時間帯に配信することで、開封率や反応率を大幅に向上させることが可能です。
タイトル(件名)や内容を工夫しているにもかかわらず、「思うような成果が出ない…」とお悩みのマーケティング担当者の方は、配信時間帯を見直すだけで、メルマガの反響が大きく改善するかもしれません。
本記事では、メルマガの効果を最大化するために押さえておきたい、最適な配信時間帯や曜日の選び方について解説します。
メルマガの成果を評価する際に、まず重視すべき指標は「開封率」と「反応率(クリック率・返信率など)」です。これらの指標を向上させるには、以下の要素を意識することが重要です。
特に、配信時間や曜日などのタイミングは、ターゲットの生活リズムや業務スケジュールに合わせることで、大きく改善できる可能性があります。
どれだけ魅力的なコンテンツを用意しても、ターゲットの行動パターンに基づいた適切な配信タイミングを意識しなければ、期待する成果は得られません。
BtoB(企業向けビジネス)とBtoC(一般消費者向けビジネス)では、読者の行動パターンやメールを確認するタイミングが異なります。
たとえば、BtoBの場合、業務時間内にメールをチェックするのが一般的です。一方、BtoCの場合は、家事や通勤・通学、仕事の合間、就寝前などのプライベートな時間に、スマートフォンで読まれることが多い傾向にあります。
これらの特徴を踏まえ、ターゲットごとに適切な配信時間を設定することで、開封率や反応率を効率的に向上させることが可能です。
メールは、SNSの通知や他の広告メッセージとは異なり、受信箱に届いたとしても必ず開封されるわけではありません。
そのため、読者がメールを確認しやすいタイミングで配信することで、メールが「埋もれてしまう」リスクを軽減できます。
このような理由から、メルマガの読者ターゲットに適した最適な配信タイミングを見極めることが非常に重要です。
BtoB向けのメルマガを配信する場合、主なターゲットはビジネスパーソン(会社員など)です。一般的な勤務時間を考慮し、メールを確認しやすいタイミングを狙いましょう。
出勤前や通勤途中に、スマートフォンやPCでメールを確認する習慣がある人は少なくありません。7時~9時の間に配信することで、出勤途中に目を通してもらえる可能性が高まります。
ただし、早朝すぎる時間帯は深夜とみなされることがあるため、適度な余裕を持たせた配信時間の設定が望ましいでしょう。午前7時以降の配信が適切です。
ビジネスパーソンが最もまとまった休憩時間を確保できるのは昼休みです。
食事中や移動中にスマートフォンを確認する人が多いため、開封率が高くなる傾向があります。また、緊急の業務メールが少ない時間帯でもあるため、メルマガに目を通してもらいやすくなります。
夕方、業務が落ち着いてくる時間帯も効果的な配信タイミングの一つです。特に、新しいシステムの導入やサービスの提案などは、この時間帯に適しています。
残業や突発的な業務がない限り、16時~18時頃はメールを整理したり、気になっていたメールを開封したりする余裕が生まれやすい時間帯です。
ただし、企業によっては定時退社前後が繁忙時間となる場合もあるため、ターゲットの業種や企業文化に応じて柔軟に配信時間を設定することが重要です。
開封率・反応率を上げるメルマガの配信曜日・時間-BtoB編-
BtoBメールマガジンの配信時間や曜日は、受信者にメールを開封してもらい、
その後のアクションを促す上で重要です。この資料では、開封率や反応率を上げるための配信曜日と時間についてご紹介します。
BtoC向けのメルマガでは、一般消費者の日常生活リズムを考慮することが重要です。家事や育児、趣味など、ライフスタイルによってメールを確認するタイミングは大きく異なります。
そこで、本記事では比較的多くの人に共通しやすい時間帯について紹介します。
主婦(主夫)や在宅ワーカーなど、日中に比較的時間の余裕がある層をターゲットとする場合、12時~15時の昼間の配信がおすすめです。
昼食後や家事が一段落したタイミングでスマートフォンを確認する人が多く、開封率が比較的高い時間帯といえます。
夕食後から就寝前の時間帯は、リラックスタイムにあたります。
この時間帯は、テレビを見たりSNSを閲覧したりしながらメールを確認する人が多く、メルマガを読むモチベーションが高まりやすいのが特徴です。
特に21時前後は、就寝前にスマートフォンを操作する時間が長くなる傾向があるため、メルマガの反応率向上が期待できます。ただし、テレビやSNSが競合となるため、件名や内容の工夫もあわせて行うことが重要です。
開封率・反応率を上げるメルマガの配信曜日・時間-BtoC編-
BtoCメールマガジンの配信時間や曜日は、受信者にメールを開封してもらい、
その後のアクションを促す上で重要です。この資料では、開封率や反応率を上げるための配信曜日と時間についてご紹介します。
1日のスケジュールに合わせるだけでなく、メルマガの配信時間帯を決める際は、曜日にも十分配慮することが重要です。
企業向け・消費者向けのどちらの場合でも、火曜や木曜は比較的業務や生活が落ち着いているケースが多いとされています。これは、月曜ほど忙しくなく、週末ほど気が散ることもないため、メールを開封する余裕が生まれやすいことが理由です。
また、海外の調査データでも、火曜・木曜はメルマガの開封率が高い傾向が報告されています。
月曜日は週の始まりであり、仕事やタスクが集中しやすい傾向にあります。優先順位の高い業務メールが多く、メルマガに目を通す余裕がない場合も少なくありません。忙しいタイミングに届くメルマガは、開封率が低下するだけでなく、購読解除のリスクも高まります。
金曜日は週末を控え、気が散りやすい曜日です。休日の予定を立てるなど私用が増え、業務時間内であっても仕事以外に意識が向きやすい傾向にあります。
ただし、これらの曜日ごとの特徴は、業種や読者の属性によって必ずしも当てはまるとは限りません。自社のターゲットに適した配信タイミングを見極めるため、テスト配信を行い分析することが重要です。
最適な配信時間は、業種やターゲット層によって異なります。一般的に「この時間がベスト」とされる時間帯が、自社のターゲットにも当てはまるとは限りません。
そこで重要になるのが、メールマガジンのA/Bテストとデータ分析です。
A/Bテストとは、2つの異なる条件で同じ施策を実施し、どちらがより好ましい反応を得られるかを検証する手法です。
メルマガの配信時間におけるA/Bテストでは、同じ内容のメルマガを異なる時間帯(AとB)に送信し、それぞれの反応率を比較・分析します。
同じメルマガの内容で、配信時間を変えてテストを実施します。例えば、グループAには火曜の昼休み、グループBには木曜の昼休みに配信します。
メルマガの開封率・クリック率・返信率などを測定し、どの時間帯や曜日が最も効果的だったかを分析します。
最も成果が高かった時間帯や曜日を優先し、今後のメルマガ配信を最適化します。また、配信内容やターゲットセグメントを調整しながら、継続的にテストを実施することも重要です。
メルマガの効果を測定するための指標について、次の表にまとめました。
指標 | 説明 |
開封率 |
メールを開いた読者の割合 |
クリック率 |
メルマガ内のリンクをクリックした読者の割合 |
コンバージョン率 |
メルマガの読者からの問い合わせや購入などの具体的なアクションの割合 |
分析ツール(MAツールやメール配信ツールなど)を活用し、時間帯・曜日・ターゲット属性ごとにデータを比較することで、より詳細なインサイトを得ることが可能です。
メルマガ配信の時間や曜日は、開封率・反応率に直結する重要な要素です。
メルマガの配信時間帯ごとの反応率の違いを分析することは非常に重要ですが、意外と手間と時間がかかる作業です。
コクー株式会社の「デジマ女子」のMAツール運用代行サービスなら、メルマガの配信時間を最適化するA/Bテストはもちろん、メルマガ配信業務全体を外注することも可能です。定期的なメルマガ配信の代行、メルマガ業務の内製化支援、さらには効果を高めるための施策立案や基盤づくりまで、幅広くサポートいたします。
まずは、お気軽にご相談ください。