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更新日:2025.03.13
目次
メールの到達率はチェックしていますか?
メルマガ担当者は、開封率やクリック率は定期的に確認していても、到達率はあまり意識していないケースが多いのではないでしょうか。
しかし、到達率が低いとスパム判定される可能性があり、メルマガ・メールマーケティングの効果を著しく低下させてしまう可能性もあります。
今回は、メールの到達率について、原因や改善方法を分かりやすく解説します。
《記事の監修》ユミルリンク株式会社 福島 竜司
過去に介護・美容の資格情報メディアにて事業統括責任者としてBtoC・BtoB共にメールマーケティング含めた、マーケティング全般の業務に携わる。 ユミルリンクではマーケターとして、メールマーケティングを中心に、メッセージングマーケティングの研究を行い、多くの記事の執筆・編集を行う。
メール到達率とは、送信したメールのうち、宛先のメールサーバーに正常に届いた割合を示す指標です。アドレスの入力ミスや宛先のメールサーバーの不具合などが原因でエラーが発生すると、メールは未達となります。
メールの到達率の目安は、一般的に95%程度とされています。反対指標となる「エラー率」は5%程度が目安です。この数値を下回る場合は、注意が必要です。特に到達率が90%を下回る状態の場合は対策が必要です。
なぜなら、スパムメールと認定される可能性があるためです。スパムメールは、無作為に大量の迷惑メールを送る手法であり、到達率が著しく低い傾向があります。
正しいメールを送っていても、到達率が低い場合にはスパムメールと判断される可能性があり、複数のメールサーバーからブロックされてしまう可能性があります。
この場合、正しいメールを正しい宛先に送ろうとしても届かず、メルマガの効果が低下します。そのため、到達率の対策は重要です。
到達率が低くなる原因、つまりメールが届かない理由について解説していきます。
メールが正しく届かない原因として、アドレスが存在しない、または間違っているケースが考えられます。
アドレスは英数字で構成されているため、聞き間違いや入力ミスが発生しやすいものです。また、宛先のアドレスが削除されると存在しない状態になります。
メルマガを配信する上で、繰り返し配信エラーになるアドレスは、早めに除外対応を行いましょう。
まれに、存在しなくなったアドレスが「スパムトラップ」と呼ばれるスパムメール業者を見つけるためのアドレスになっている可能性があります。繰り返し送ってしまうことで、ブラックリストに登録され多くの宛先に送信できなくなる可能性があります。
容量の大きい添付ファイルを付けたメールや、先方のセキュリティレベルにマッチしていないメールを送るなど、送信するメールそのものに不備がある場合には、未達になるケースがあります。
公序良俗に反する内容を含むメールも、スパムフィルターによりブロックされ、正しく届かない可能性があります。
迷惑メールを防止するために、送信元のIPアドレスに対して評価を付ける「IPレピュテーション」という仕組みがあります。そのIPから送信されたメルマガなどの実績や、受信者の行動を基にスコアを算出します。
スコアが低いと、信用度の低いメールと判断され、正しく送信できなくなる可能性があります。
メールには「なりすましメール」と呼ばれる企業のメルマガになりすまして、IDやパスワードを盗み取ろうとする悪質なメールが存在します。
対策としてSPF・DKIM・DMARCの「送信元ドメイン認証」の対策が重要です。Gmailなどを中心にこれらが正しく設定できていない場合に、迷惑メールに振り分けられることや届かないことが発生します。
こうした問題を防ぐために、メールの到達率を向上させるための対策が重要になります。適切な対策を講じることで、より多くの受信者に確実にメールを届けられるようになります。ここでは、その具体的な方法を解説します。
到達しないメールアドレス(宛先)を除外することは、直接的に到達率を向上させることができます。到達率を高く保つことで、ブラックリストへの登録を回避できます。
メール配信専用ツールには、リストクリーニング機能を備えたものもあります。到達率にお悩みの場合は、機能があるツールをご使用いただくことをオススメします。
メルマガが受信拒否や迷惑メールとして報告されると、到達率が低下します。そのため、メルマガの購読解除を分かりやすく簡単に行えるよう、メール本文の下部に明記することが重要です。
また、メルマガ登録時に、どのような内容のメールが、どのくらいの頻度で配信されるのかを明確に伝えることも重要です。
SPF・DKIM・DMARCの設定を確実に行いましょう。専門的な内容ですので、当記事での設定内容は省きますが、メール配信システムやMAツールの提供会社でサポートしてもらえるケースが多いため、相談してみるとよいでしょう。
IPレピュテーションを向上させることで、メールの到達率が安定します。既に高い場合には、その状態を維持することが重要です。特定のIPアドレスからメルマガを送信する際は、徐々に配信量を増やす「IPウォームアップ」を行うことが推奨されます。
また、1つのIPから大量のメールを一度に送信すると、迷惑メールと判定される可能性があるため注意しましょう。
メールマーケティングを行えるツールとして、メール配信ツールやMAツールがあります。
その中には、高い配信性能を備え、到達率を向上させるためのノウハウや技術を持つツールもあります。
到達率は、送信するメールの内容や宛先にも大きく影響されますが、リストクリーニングや配信速度の調整など、ツール側で制御することも可能です。到達率に強みを持つツールを導入することで、到達率低下の要因を減らすことにつながります。
「メール到達率」は、普段注視することが少ない指標ですが、悪化に気づいたときには、正しく送信できず、効果が低下してしまう可能性があります。
また、到達率が向上すると到達数が増え、結果的に売上向上にもつながります。定期的にチェックし、メルマガの効果を高めていきましょう。
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https://digima.cocoo.co.jp/alliance-service/cuenote
《関連記事》
メールマーケティングとは?
https://www.cuenote.jp/library/marketing/mailmarketing2021.html
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