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【初心者必見】Google広告の入札戦略とは?最適な選び方を徹底解説!

更新日:2025.10.01

【初心者必見】Google広告の入札戦略とは?最適な選び方を徹底解説!

目次

Google広告を運用するうえで欠かせないのが「入札戦略」です。
どの戦略を選ぶかによって、

  • クリック数
  • コンバージョン数
  • 広告費用対効果(ROAS)

など成果は大きく変わります。

しかし、いざ設定画面を見ると「クリック数の最大化」「目標CPA」「目標ROAS」など選択肢が多く、初心者は「どれを選べばいいの?」と迷ってしまうのが正直なところ。

本記事では、Google広告の入札戦略の基本から、代表的な種類、それぞれのメリット・デメリット、さらに初心者が失敗しないための選び方まで徹底解説します。

これから広告運用を始める方も、戦略の見直しを検討している方も、ぜひ参考にしてください。

檜田詩菜

執筆:檜田詩菜(過去のインタビューはこちら

コクーのマーケティング担当。鹿児島県出身。数年前まで美容コスメ・雑誌・不動産・IT業界の顧客マーケティングを担当。サスペンスLOVE。

 

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Google広告における入札戦略とは?

Google広告における入札戦略とは?

Google広告の「入札戦略」とは、広告の配信オークションで「どのくらいの費用をかけて成果を取りにいくか」を決める仕組みのことです。Google広告はオークション形式で配信されるため、適切な入札戦略を選ばないと、予算が無駄に消化されたり、逆に露出が足りず成果が出なかったりします。

自動入札と手動入札の違い

入札戦略は大きく分けると「自動入札」と「手動入札」の2種類があります。 

自動入札
Googleの機械学習がユーザーの行動やコンバージョンデータを分析し、リアルタイムで最適な入札額を自動で調整してくれる方式です。運用の手間が減り、成果改善のスピードも早いのが特徴。
ただし、ある程度のデータ量がないと機械学習が安定せず、成果がぶれやすいデメリットもあります。

手動入札(手動CPC)
運用者自身がクリック単価(CPC)を設定する方式です。
細かい調整やテストには向いていますが、常に管理が必要なため工数がかかります。
広告運用の経験や知識がないと、効率が悪くなるケースも少なくありません。

どちらを選ぶべきか?

初心者におすすめなのは、自動入札の中でも

  • 「クリック数の最大化」
  • 「コンバージョン数の最大化」

などシンプルな戦略。まずは成果データを一定数ためることが重要で、そこから目標CPA(コンバージョン単価)や目標ROASといった精度の高い戦略にステップアップしていく流れが理想です。

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Google広告の代表的な入札戦略の種類

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Google広告には複数の入札戦略が用意されており、それぞれ目的や状況に応じて使い分ける必要があります。
ここでは代表的な6種類を解説します。

1. クリック数の最大化

「できるだけ多くのユーザーにサイトを訪問してほしい」という目的で利用する戦略。
Googleが自動的に入札額を調整し、予算内で最大限のクリック数を獲得します。

認知拡大やトラフィック獲得を狙うときに有効。

2. コンバージョン数の最大化

予算内で最も多くのコンバージョン(購入・問い合わせなど)を獲得できるように入札を最適化する戦略。

既にある程度コンバージョンが取れていて、数を増やしたいときにおすすめ。

3. 目標コンバージョン単価(tCPA)

設定した「1件あたりの獲得単価(CPA)」を目標に、入札を自動で調整。

コストを抑えつつ効率的にリードや購入を増やしたい場合に向いている。

4. 目標広告費用対効果(tROAS)

「広告費1円あたりいくらの売上を上げたいか」を設定し、そのROASを達成するように入札を最適化。

ECサイトや売上データがあるビジネスで特に効果的。

5. インプレッションシェア目標

広告が検索結果にどれだけ表示されるか(シェア)を基準に入札を最適化。

ブランド名や重要キーワードで確実に露出したい場合に有効。

6. 手動CPC

運用者が自分でクリック単価を設定する方式。細かい調整が可能だが、工数がかかる。

テストや学習用には便利だが、初心者は避けたほうが無難。

初心者が選ぶべき入札戦略とは?

Google広告にはさまざまな入札戦略がありますが、初心者が最初から高度な戦略を選ぶと

  • 「成果が安定しない」
  • 「予算が想定以上に消化される」

などのリスクがあります。ここでは、初めて広告を運用する人が取り組みやすい入札戦略を紹介します。

シンプルな自動入札から始める

おすすめは

  • 「クリック数の最大化」
  •  「コンバージョン数の最大化」

などシンプルな自動入札戦略です。これらはGoogleのAIがリアルタイムに調整してくれるため、運用の工数を減らしながら成果を出しやすいのが特徴です。

学習期間を意識する

自動入札は設定してすぐに成果が出るわけではなく、通常2〜4週間程度の「学習期間」が必要です。

学習期間中はデータが安定せず「成果が悪化したかも?」と感じることもありますが、慌てて戦略を変えるのはNG。十分なデータがたまるまでは様子を見るのがポイントです。

小規模予算と大規模予算で選び方が違う

小規模予算(例:月10万円以下)

クリック数の最大化
→ データをためてからコンバージョン最適化へ移行

大規模予算(例:月50万円以上)

コンバージョン数の最大化/目標CPAを設定

このように、予算規模によって適した戦略が異なるため、自社の状況にあわせて選ぶのが成功のカギです。


入札戦略の選び方のポイント

入札戦略は「なんとなく」で決めてしまうと、広告費がムダになったり成果につながらなかったりします。
大事なのは、広告の目的や自社の状況に合わせて戦略を選ぶことです。ここでは選び方のポイントを整理します。

1. 広告の目的を明確にする

まずは「広告で何を達成したいか」を明確にしましょう。

入札戦略は、目的によって最適解が変わります。

認知拡大が目的 クリック数の最大化、インプレッションシェア目標
リード獲得が目的 コンバージョン数の最大化、目標CPA
売上拡大が目的 目標ROAS

2. CV(コンバージョン)データ数を確認する

Googleの自動入札はデータを学習して精度を高めます。
そのため、一定以上のCVデータがあるかどうかが重要です。

十分なCVデータがある場合 目標CPA・目標ROASが有効
まだCVデータが少ない場合 クリック数の最大化から始めて、データをためる

3. 運用リソースと知識レベルを考慮する

リソースや経験が足りないのに複雑な戦略を選ぶと分析や改善が追いつかず逆効果になることもあります。

運用担当者が広告初心者 自動入札を活用してAIに任せる
運用担当者に知見がある 手動CPCや目標CPAなど、細かく調整して最適化

4. 定期的に見直す

一度決めた戦略を放置するのはNG。
  • 市場状況の変化
  • 季節要因
  • 競合の入札動向

これらによって成果は変わるため、最低でも月1回は入札戦略を振り返ることが大切です。

よくある失敗と注意点

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Google広告の入札戦略は便利ですが、初心者が陥りやすい失敗もあります。
ここでは代表的な例と注意点をまとめます。

1. いきなり高度な自動入札に頼ってしまう

「目標CPA」や「目標ROAS」は強力な戦略ですが、十分なデータがない状態で設定すると精度が安定せず、費用だけが消化されてしまうことがあります。

最初はクリック数やコンバージョン数の最大化など、シンプルな戦略から始めるのが安全です。

2. 成果が出る前に戦略をコロコロ変える

自動入札には「学習期間」があるため、数日で成果を判断するのはNG。頻繁に戦略を変えると、AIが学習し直しになり、成果が安定するのが遅れてしまいます。

少なくとも2〜4週間は様子を見てから判断しましょう。

3. KPIと戦略がズレている

広告の目的と入札戦略が一致していないと、期待する成果は得られません。

「売上を増やしたいのにクリック数の最大化を使う」
→ トラフィックは増えても売上には直結しないケースが多いです。

目的(認知/獲得/売上)に合わせてKPIを設定し、それに合った戦略を選ぶことが大切です。

4. 戦略を放置してしまう

「一度設定すればOK」と思って放置してしまうと、市場環境や競合状況の変化に対応できず、成果が下がってしまいます。

定期的にレポートを確認し、必要に応じて見直すことを忘れないようにしましょう。

まとめ|目的に合った入札戦略で成果を最大化しよう

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Google広告の入札戦略は、広告の成果を左右する非常に重要な要素です。自動入札・手動入札それぞれにメリットとデメリットがあり、どの戦略を選ぶかは 広告の目的・データ量・運用リソース によって変わります。

初心者はまず、

  • 「クリック数の最大化」や「コンバージョン数の最大化」でデータを蓄積する

  • 学習期間を意識して焦らず運用する

  • 定期的に成果を振り返り、戦略をアップデートする

この流れを押さえることが大切です。

入札戦略を正しく選び、継続的に改善していけば、限られた予算でも大きな成果を得ることができます。
「自社の目的に合った戦略を選ぶ」ことこそが、広告運用成功のカギです。

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