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更新日:2025.10.01
目次
InstagramはSNSの中でも広告フォーマットが豊富で、企業のマーケティング活動に欠かせない存在となっています。その中でも注目度が高いのが「リール広告」と「ストーリーズ広告」です。
本記事では、それぞれの特徴や違いを徹底比較し、目的に応じた効果的な活用方法を解説します。
執筆:檜田詩菜(過去のインタビューはこちら)
コクーのマーケティング担当。鹿児島県出身。数年前まで美容コスメ・雑誌・不動産・IT業界の顧客マーケティングを担当。サスペンスLOVE。
リール広告とは、Instagramの「リール機能」に配信される動画広告のことです。
リールは最長90秒の縦型ショート動画で、ユーザーの興味関心に合わせておすすめ表示される仕組みになっています。広告として配信する場合、以下のような特徴があります。
縦型全画面で表示され、没入感が高い
最大90秒の動画を配信できる
発見タブやリール専用フィードに表示されるため潜在層へのリーチに強い
いいね・コメント・シェア・保存といったエンゲージメントが可能
リール広告は、ユーザーがエンタメ感覚で動画を楽しむ場に自然に入り込めるため、ブランドの世界観やストーリーを伝えるのに適しています。
ストーリーズ広告は、ユーザーが日常的に利用する「ストーリーズ」の合間に表示される縦型広告です。
1枚あたり最大15秒、連続で3枚(合計45秒)まで配信でき、以下のような特徴があります。
ユーザーのストーリーズ体験に自然に挿入される
CTAボタンやリンクを設置でき、ECサイトやLPへの誘導に強い
画像・動画の両方に対応している
高精度なターゲティングが可能
ストーリーズ広告は、認知からコンバージョンまで幅広く活用できる広告フォーマットです。
どちらも縦型の動画広告である点は共通していますが、役割や効果は大きく異なります。
項目 | リール広告 | ストーリーズ広告 |
---|---|---|
表示場所 | リール専用タブ、発見タブ、リールフィード | フォロー中のユーザーのストーリーズ間 |
動画時間 | 最大90秒 | 1枚15秒 × 最大3枚(合計45秒) |
主な目的 | 認知拡大・新規ユーザー獲得 | サイト誘導・購買行動促進 |
ユーザー心理 | 娯楽や情報探索モード | 日常的な情報収集モード |
エンゲージメント | いいね・コメント・シェア・保存が可能 | CTAリンクでサイト訪問・購入に直結 |
強み | 拡散力・エンタメ性・ブランド訴求 | 自然な導線での行動喚起・CV獲得 |
向いている施策 | 新商品プロモーション、ブランド動画 | セール告知、LP誘導、リターゲティング |
リール広告とストーリーズ広告はどちらも縦型の動画広告である点は共通していますが、役割や効果は大きく異なります。リールは「発見される場」での広告であり、まだブランドや商品を知らない潜在層にリーチするのに強みがあります。一方、ストーリーズは「日常の流れに溶け込む場」での広告で、既に関心を持っているユーザーを購買やサイト訪問へとつなげやすい特徴があります。
最大90秒と長めの動画でストーリー性を表現でき、拡散力が高い
1枚15秒(最大3枚連続)の短尺でテンポよく情報を伝えられる
また、リールではエンゲージメント(いいね、コメント、シェア)を通じてユーザーとの関係を深められるのに対し、ストーリーズはCTAリンクによる「行動喚起」が強力な武器になります。
リール広告は、Instagramの中でも
に強みがあります。ユーザーはリールを娯楽コンテンツとして楽しんでいるため、広告も自然に溶け込みやすく、ブランドをまだ知らない層にアプローチするのに適しています。特に以下のようなケースで効果を発揮します。
リールは「発見タブ」にも表示されるため、フォロワー以外の幅広い層にリーチできます。
新しい商品やサービスをリリースした際に、ブランドを知らない潜在顧客に認知を一気に拡大するのに有効です。
✔ 新作アパレルコレクション
✔ コスメの発売告知
✔ ライフスタイルを切り取った映像
✔ ユーザーの共感を呼ぶストーリーテリング
リールは最大90秒までの動画を配信できるため、短尺ながらストーリー性のあるクリエイティブを展開できます。単なる商品説明ではなく、ブランドのビジョンや価値観を伝える「ブランディング動画」としても適しています。
リールの視聴者は特にZ世代や20〜30代が多く、トレンドやエンタメに敏感な層です。
音楽やエフェクトを活用した表現が可能で、若年層に響きやすいフォーマットとなっています。
新しいファン層を増やしたい場合に効果的です。
✔ 参加型キャンペーン動画
✔ ハッシュタグチャレンジ
リールは「保存」「シェア」されやすい傾向があり、Instagram内だけでなく他SNSにも拡散されやすい特徴があります。バズを狙った企画やキャンペーンと相性がよく、広告を超えてブランドの話題化につながります。
つまり、リール広告は
というケースで特に威力を発揮します。
ストーリーズ広告は、ユーザーが毎日当たり前のように見ている「ストーリーズ」に自然に挿入されるため、日常の中で違和感なく接触できるのが特徴です。
特に、
で大きな効果を発揮します。以下のようなケースで活用するのがおすすめです。
ストーリーズ広告は、CTAリンク(「詳しく見る」「購入する」など)を直接設置できるのが最大の強みです。
スワイプやタップだけで購入ページに遷移できるため、ユーザーをスムーズに行動へとつなげられます。
ストーリーズは「24時間で消える」という特性から、期間限定や緊急性のある情報と相性が抜群です。
「今だけ」「あと◯日」というメッセージを盛り込むことで、ユーザーの行動を即時に後押しできます。
フォロワーが日常的に閲覧する場所なので、ブランドに興味を持っているユーザーに直接リーチできます。
特にリターゲティング広告と組み合わせると「購入を迷っている層」を後押しでき、CVR向上につながります。
ストーリーズ広告は1枚あたり15秒という短さが逆に強みです。
細かい説明をするよりも、ビジュアルと短いコピーで直感的に訴求できるので「とにかく目に入れて、次のアクションにつなげたい」という場合に適しています。
Instagramのリール広告とストーリーズ広告は、どちらも縦型の動画広告として高い効果を発揮しますが、得意とする役割は異なります。
リール広告
最大90秒の動画と高い拡散力を活かして「ブランド認知」「新規ファンの獲得」に強みがあります。まだ自社を知らない潜在層へリーチし、ストーリー性やエンタメ性を伴った訴求をしたいときに有効です。
ストーリーズ広告
日常の中に自然に溶け込み、CTAリンクで直接的に行動を促せるため「購買促進」や「サイト誘導」に強みがあります。キャンペーン告知やECサイトへの誘導、リターゲティング施策に最適です。
このように、
として使い分けるのがポイントです。両者を組み合わせれば、認知から購買までの顧客体験をInstagram内でシームレスに設計でき、広告効果を最大化できます。
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