更新日:2024.08.05
目次
夏のマーケティング活動、実は7月〜8月前半の2ヶ月が勝負です。夏はお祭りやアウトドアの機会が多く、ボーナスで余裕もでるため、消費が盛り上がります。
そこで今回は、夏こそマーケティングに注力すべき理由やおすすめの施策を解説します。後半では夏のマーケティングを成功させるためのコツや成功事例もご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。
まずは、夏こそマーケティング施策に取り組むべきメリットについて解説します。
夏は
など、なにかとアクティブな外出イベントが多い時期です。そのため、なにもない時期よりもはるかにユーザが行動的で、プロモーションと絡めやすいというメリットがあります。
また、夏は暑さから人の気持ちも開放的です。そのためうまく訴求できればキャンペーンやセールの成功率を高めやすい季節でもあります。
例えば、
など、夏ならではの商品やイベントとうまく絡めることができれば、訴求力が高まるでしょう。
夏は学生の夏休みをはじめ、会社員のお盆休みなどの長期休暇により、ユーザーの時間に余裕ができやすい時期です。そのため、ユーザーのネットサーフィンが活発になったり、SNSの利用時間が増加する傾向にあります。
インターネットの利用率が高まればプロモーション情報も自然と届きやすくなるため、企業にとっては絶好のPRチャンスです。
また他の時期では参加率の低い「ユーザー参加型企画」であっても、夏であれば多くの人に参加してもらえる可能性が高いでしょう。
それでは次に、実際に成果につながりやすい夏のマーケティング施策を3つご紹介します。
■ BtoC向け
■ EC企業向け
夏服や水着、アウトドア・キャンプ用品、ビールや炭酸飲料など、夏季に売上が伸びる商品は競合他社も対策してきます。市場で負けないよう、夏季限定のサマーセールやキャンペーンを行うことが重要です。
また、ノベルティプレゼントや限定クーポン配布、数量限定商品を用意するなど、消費を促す仕組みを忘れないようにしましょう。
夏は様々なイベントがあるため、
するのも有効です。直接売上につながる施策ではありませんが、自社のブランディングや認知拡大の効果が期待できます。
また、得た利益の一部をNGOや動物保護団体に寄付する取り組みなども自社商品のアピールにつながるでしょう。社内で完結させず、できるだけ社外を巻き込んだ施策を行うことが大切です。
など、視覚的なコンテンツを夏らしいビジュアルに変更することも大切な施策です。
鮮やかなカラーリングや爽やかな海など、ワクワクするような動画や画像を用意することで、サイトに訪問したユーザーの期待感や購買意欲を高めることができます。
また、サマーキャンペーンのポップアップを目立つよう配置するなど、ユーザーをスムーズに誘導する工夫も忘れないようにしましょう。
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実際に企画を行う前に、夏のマーケティング施策で成果を出すためのコツを確認しておきましょう。
夏のマーケティング施策は「夏らしい」ことが大切です。
などさまざまなビジュアルコンテンツを取り入れましょう。夏らしいテーマは以下のキーワードが参考になります。
【祝日】
夏休み / 海の日(7/15)/ 山の日(8/11)
【お出かけ】
海水浴 / ビーチ / プール / バーベキュー / キャンプ
【イベント】
夏フェス / 夏祭り / 花火大会 / 盆踊り
【商品】
日焼け止め / 麦わら帽子 / 制汗剤
【飲食】
ビアガーデン / 流しそうめん / 冷やし中華 / かき氷 / スイカ
ビジュアルコンテンツがユーザーに魅力的にうつればコンバージョン率が上がるだけでなく、SNSでの自然な拡散も期待できます。
マーケティングを成果につなげるためには、ユーザーのエンゲージメントを高める企画が欠かせません。そのため、ユーザーと交流しやすい一般参加型キャンペーンを企画してみましょう。
など、気軽に短時間で参加できる企画にすれば、参加率を高めることができます。また、抽選で賞品が当たるなどのユーザーメリットを提示しておくことも大切です。
最後に、実際に夏に行われたマーケティングの成功事例を見ていきましょう。どれもユーザー参加型で、夏らしいテーマとからめたキャンペーンを行っていることがわかります。
ドミノ・ピザでは、2022年に夏のクワトロ・産直ドミノの発売記念で「#夏の産直ドミノ親子で自由研究」というイベントを開催しました。
Instagramで告知され、フォロー&コメントをした親子5組をピザ作り体験と試食会に招待するキャンペーンです。「夏休みの自由研究が1日で終わる!?」と目を惹くフレーズで始まり、ピザのPRとユーザーエンゲージメント向上をうまくかけ合わせた施策となっています。
アイスクリームで有名なハーゲンダッツジャパン㈱は、2016年に8月10日を「ハーゲンダッツの日」とし、X(旧Twitter)でPRを行いました。
フォロー&「#ハーゲンダッツの日」の投稿をすると、抽選で最大100このミニアイスが当たるキャンペーンです。夏によく売れるアイスクリームですが、その一方で各社の競争は激化します。その中でハーゲンダッツを印象付けるために一役買った施策です。
引用:ハーゲンダッツジャパン公式Instagramアカウント
雪印メグミルクは2023年、「まなんで!つくって!あそんで!自由研究」と題して、Instagramでキャンペーンを行いました。自由研究という夏ならではのイベントに注目し、自社製品を使った牛乳パック工作やひんやりスイーツレシピの紹介などを行いました。
自由研究という夏ならではのキーワードに、フォロー&コメントでDole商品詰め合わせが当たるなど、親子で楽しく参加できる工夫がされています。
引用:雪印メグミルク公式Instagramアカウント
ANAは、2017年8月〜9月の旅行シーズンに合わせ「#ANA旅のブルーバトン」を開催しました。
フォロー&「旅先で見つけた思い出のブルー」というテーマに沿った写真・動画を投稿することで、ANAの往復航空券が当たる企画です。
旅行や帰省で写真をとる機会も多く、ひとり何回でも投稿できるなど、参加者が増えやすい工夫がみられます。
夏のマーケティングをコンバージョンにつなげるには、夏ならではの施策を実施することが重要です。しかし、夏をテーマにしていればどんな施策でも成功するわけではありません。
魅力的で目を惹くコンテンツ制作はもちろん、夏のユーザーニーズにぴったり合った自社らしい企画を考える必要があります。
「夏に合わせてデザインを変える余裕がない」
「キャンペーンや予算配分のアドバイスがほしい」
「コンテンツ制作だけ委託したい」
このようなお悩みがある方は、ぜひ一度コクーの「デジマ女子」までご相談ください。
なかなか手がまわらないLP制作やSNS投稿、オウンドメディア運用などを、業務委託や常駐から貴社のニーズに最適な形でサポートさせていただきます。今年の夏のマーケティング施策を、しっかりとファン獲得につなげていきましょう。
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