更新日:2024.05.13
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昨今、マーケティングオートメーション(MA)を中心としたデジタルマーケティングツールを導入する企業が増える一方、その約半数が「運用のための人財や体制が不十分」と回答しています。
・調査方法 :インターネットアンケート
・調査実施機関:楽天リサーチ株式会社
・調査実施期間:2018年6月22日(金)~2018年6月25日(月)
・対象地域 :全国
・対象者 :自社でデジタルマーケティングツールを導入済み/導入予定のユーザー200名
この調査結果から、デジタルマーケティングツールを導入しても、その運用を担うリソースが確保できず、使いこなせていない事態が発生していることがわかります。
専任のマーケティング担当がおらず、普段は別の業務を担当する人がマーケティングを兼任するケースが多いことが推測されます。
自動化や効率化のためのツールなので、手間がかからないという先入観があり、導入してみて初めてリソース不足に気がつくのかもしれません。
デジタルマーケティングツールの中でも、特にMAは導入後の運用が避けられません。
なぜなら、マーケティング施策を実施するたびに、
などのコンテンツ制作が発生するからです。
また、それらのコンテンツをしかるべきユーザーに適切なタイミングで配信し、効果検証するためのキャンペーンの設定も必須です。
など、MAツールの運用でやるべき作業は数多くあります。
我々デジタルマーケティングサポートチームが実際にMAを運用して、ミスなく正確かつ効率的な運用の実現のために見出したポイントは、以下4点です。
テレビやカメラなどの電化製品には取扱マニュアルが付属されてますが、MAのようなクラウドツールにも、機能を説明するマニュアルがあります。
しかし、実際の運用で必要なマニュアルは、「これを読みながら操作すれば、ミスのない設定ができる」といったものだと思います。
弊社デジタルマーケティングサポートチームでは、株式会社ジーニーが開発・提供するMA「MAJIN」を自社のデジタルマーケティング活動で使用しています。
MAJINの操作方法を自分たちが使いやすいようにまとめた、自社独自の操作マニュアルを作成しています。属人化を避けるためにも、手順や注意事項をまとめた資料を作成し、MAを操作することをおすすめします。
MAの運用では「名称や項目名を決める」作業が多いものの、命名規則に関してあまり深く考えていない人もいるようです。
この作業を適当に進めてしまうと、のちにそのMAを触るメンバーが苦労することになります。
この「名称や項目名を決める」作業の例として、以下が挙げられます。
筆者は過去に飲料メーカーのメルマガの運用プロジェクトを担当していました。
その際、前任者が配信していたメルマガコンテンツの名称が、
と、同じ新商品の紹介ということでも、「お知らせ」や「ご案内」など、件名に含む文言が統一されていなく、日付や季節性を表す文言の有無などにも規則性が見られません。
その為、メルマガコンテンツの効果検証をしようと思っても、命名がバラバラなので、目的のメルマガを探すのに手間取り、検証結果がレポート化されるまでに時間がかかってしまっていました。
コンテンツやキャンペーンの管理が大変になるので、命名ルールの設定を推奨します。また、名称に日付を入れることで、キャンペーンの時系列が明確化されるため、PDCAサイクルを回しながらの効果検証がスムーズになります。
MAでキャンペーンを作成する際は、
など、さまざまな作業があります。
そのうえ、誤った情報を配信しないように、誤字脱字はもとより、配信先にも注意を払う必要があります。MAやメルマガ配信ツールの運用に携わったことがある方は、そのプレッシャーがおわかりいただけると思います。
しかし、人間がおこなうことなので、ミスが発生します。
このようなミスは、確認の抜け漏れで発生するケースがほとんどなので、チェックリストを用意しておくことで、防ぐことができます。
MAの操作方法は覚えることができますし、命名ルールも運用を続けるうちに構築することができますが、チェックリストは操作やルールの正否を確認する唯一のもので、ベンダー側も用意してくれません。
チェックリストはMA運用において必要不可欠です。
最初に可能な範囲でチェック項目を取りまとめ、運用を続ける中で更新をする形でも構わないので、MA運用を始めたらまずはチェックリストの作成に取りかかることをおすすめします。
この3点を用意すれば、ミスを防止する効率的なMA運用の準備が整います。
そして、もう1点重要なのは「作業者以外の第三者の目」です。
作業者のほか、最低でも1名、「確認者」をアサインして、ダブルチェックができる体制をつくります。
作業者の「自分でも確認するけど、不安だからもう1名誰かに見てもらいたい」という精神的な不安の払拭にもつながります。
作業者は自身の設定が正しいとの思い込みがありますので、作業に関与していない第三者の視点で確認することで、作業者が気づかないミスや漏れの発見がしやすくなります。
確認者が作業者の隣に座って、操作を一緒にチェックする方法をおすすめします。
前述のチェックリストにも、確認者のチェック欄を設け、ダブルチェックした旨を可視化するとなお良いでしょう。
上記のとおり、MAの運用には多くの準備が必要です。
しかし、MA運用以外の業務も抱えるマーケターの方にとっては、その準備が負担となるかもしれません。
そこで、操作マニュアルや命名ルール、チェックリストの作成から、MAの操作までを、全面的にご支援する「デジマ女子」をご紹介します。
当社では、今抱えていらっしゃる課題をしっかりと把握し、解決のご提案・対応させていただくデジマ女子というDX人材の派遣サービスがございます。
「デジマ女子」は、Excelやマクロのスキルに加え、デジタル領域の専門知識を身につけ、MAを中心としたデジタルサービスを駆使し、お客様の課題や要望に応じて、最適なデジタルマーケティング運用ご支援する「ワンランク上の人財サービス」です。
「デジマ女子」が「MAJIN」を中心としたMA運用を代行しますので、マーケターの方がデジタルマーケティングの企画や施策実施、効果検証に集中していただけるようにご支援いたします。
サポート形態も、1か月からご支援可能な「常駐サポート」はもちろん、最短1日からの必要なところだけご支援する「SPOT サポートまで、お客様のご要件やご要望に応じて柔軟かつ最適な内容をご提案します。
ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
デジマ女子のMA運用サービス