更新日:2024.05.29
目次
Webサイトを見たりスマートフォンアプリを使っていると、必ずと言ってよいほど目にする「オンライン広告」。
一口にオンライン広告と言っても、その種類は多岐に渡ります。今回は、その中でも初心者向けに知っておくべき8つのオンライン広告を解説いたします。
オンライン広告とは、
などで展開されるデジタル広告です。
広告主が提供する商品やサービスの認知や、運営するWebサイトやスマートフォンアプリへの集客やコンバージョンが主な目的となり、デジタルマーケティングを始めるにあたり、最初に実施すべき施策であると言えます。
オンライン広告のメリットとして、
などが挙げられますが、一方で、
といったデメリットもあります。
とはいえ、デジタルメディアがマーケティング手法の主流となる昨今、手軽に始められるオンライン広告を取り入れない手はありません。
計画や戦略を綿密に練り、目的に合ったものを選択・運用することで、企業のデジタルマーケティング活動に大きな効果をもたらすのがオンライン広告です。
この記事では、主要なオンライン広告8種類について解説します。
などの検索エンジンに入力するキーワードに関連した広告を表示させます。そのため、商品やサービスのニーズを有する顕在層の獲得に適しています。
オンライン広告の中でも開始後すぐに広告を表示できる利便性が、リスティング広告の強みです。オンライン広告を始めるにあたり、最初に検討するべき手法と言ってもよいでしょう。
導入や効果測定がしやすいメリットがありますが、運用における難易度は決して低くありません。
検索結果の順位は、
の利便性などの「品質スコア」と、「入札価格」によって決定されます。
※キーワードに対し「1クリック当たりいくらまでなら広告料金を支払って良いかを決めて設定する」作業を「入札」と呼びます。
品質スコアが高ければ高いほど、入札単価を抑えられます。検索結果を上位に上げるためには、品質と入札単価のチューニングがポイントです。
テキスト(広告文)
1クリックごとのクリック課金、入札によるオークション制
Yahoo!JAPANなどのポータルサイト内で決められた枠を一定期間買い取り、テキストや画像、動画で広告を表示します。
リスティング広告などに比べると比較的費用が高額になる傾向がありますが、露出効果を狙って表示させるため、その商品やサービスを知らない潜在層も含め、幅広い層に対してリーチする効果が期待できます。
など
など
GoogleやYahoo!などの提携先サイトに掲載されるバナー広告を指します。
が有名です。
の設定も可能で、サービスや商品は知らないが課題を抱えている潜在層の獲得に適しています。
リスティング広告だけではリーチが難しい場合に、ディスプレイ広告を併用することで、広告効果の向上を図ることも可能です。
など
など
リターゲティングは、広告主のWebサイトを訪問したことのあるユーザーに対して、広告主が扱う商品やサービスの広告を、別のWebサイト上で表示する追跡型の広告です。
一度その商品やサービスを紹介したWebページなどを閲覧した後、その閲覧情報を用いて別のサイトに広告を表示させるため、繰り返しの訴求が可能です。
顕在層に近いユーザーのコンバージョンに繋がりますが、表示頻度が高いとユーザーから鬱陶しがられる恐れがあるため、頻度の調整が重要です。
配信元によって名称が異なり、Yahoo!では「サイトリターゲティング」、Googleでは「リマーケティング」と呼びますが、広告としてはほぼ同じものとなります。
違いは、GoogleとYahoo!で提携サイトが異なることです。
両方と提携しているサイトはないため、Googleに出稿した広告とYahoo!に出稿した広告が同一のWebサイトに掲載されることはありません。
など
など
動画形式で配信する広告で、年々注目度が高まっています。
YouTubeで表示される広告動画やWebページをスクロールすると表示されて動画が配信される形式などがあります。
動画ならではの動きや音声によりサービス・商品の魅力を伝えることができ、ユーザーの記憶に残りやすくバズを生み出せる可能性がある一方で、広告出稿費以外にも動画製作費に数十万~数百万以上の費用が発生することがあります。
また、配信ターゲットの設定も可能ですが、リスティング広告やディスプレイ広告に比べるとユーザーとの親和性が低いため、コンバージョン率は下がる傾向にあります。
動画
期間固定がメイン
などのSNSのタイムライン上に、通常の投稿と同じように広告を表示させます。他の種類の広告と比べて、ユーザーとライトなコミュニケーションを築くことができます。
自社の商品やサービスの特性に合ったSNSを選ぶことで、潜在層や低関心層の認知が高まります。
また、ユーザーの行動データに合わせた配信が可能なため、顕在層のコンバージョンや更なるファン化に繋がる可能性も有しています。
運用で使う管理画面は、SNSごとにそれぞれ提供されていることも特徴です。
など
など
ニュースサイトやキュレーションメディアなどのタイムラインや記事の一覧の中に、「PR」や「AD」といった表記を付与して表示される広告を指します。
ディスプレイ広告やリスティング広告のように「いかにも広告!」という体裁をしていないためユーザーに受け入れられやすく、また、ユーザーをストレスなくWebサイトに誘導することができます。よって、「潜在層へのリーチ」が期待できます。
しかし、体裁が自然なためコンバージョンに繋がりにくく、効果の実感には時間がかかる傾向にあります。
など
期間固定がメイン
複数の広告媒体(WebサイトやSNS、ブログ等)を取りまとめて広告配信ネットワークを作り、それらの媒体に一括して広告を配信する仕組みを指します。
様々なWebサイトやSNS、ブログを『ひとつの媒体』とした広告出稿が可能なため、より多くの流入が見込めるのが特徴です。
画像を使ったバナー広告が中心のため、「潜在層」へのリーチにも適しています。
アドネットワークと似た広告配信の仕組みに「DSP(Demand Side Platform)」がありますが、DSPはあくまで「広告配信のためのプラットフォーム」であり、広告枠や媒体を持っていません。アドネットワークと接続することで、媒体への広告配信が可能となります。
など
1クリックごとのクリック課金、1000回表示ごとに課金、など
以上、主要なオンライン広告8種類について解説しました。
では、いざオンライン広告を始める際、
など考えることが多々あります。
特に広告を含むデジタルマーケティングツールを導入した企業の約半数が、「運用のための人財や体制が不十分」と回答しています。
・調査方法 :インターネットアンケート
・調査実施機関:楽天リサーチ株式会社
・調査実施期間:2018年6月22日(金)~2018年6月25日(月)
・対象地域 :全国
・対象者 :自社でデジタルマーケティングツールを導入済み/導入予定のユーザー200名
<参考記事>
使ってわかった!マーケティングオートメーション運用に必要な4つのポイント
https://digima.cocoo.co.jp/media/199
オンライン広告の運用は作業量が多く、片手間でこなせる業務ではありません。
必ず専任担当者を決めることが望ましいのですが、前述の通り人財不足という課題があるのが、広告運用をはじめとしたデジタルマーケティングの業界。
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<関連ページ>
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