更新日:2024.05.30
目次
デジタルマーケティングが進む中で、SNSは単なるコミュニケーションツールではなく、今や重要なマーケティング手法の一環です。
SNSでの広告配信に興味をお持ちの方も多いと思いますが、
「各SNSにはどんな特徴があるの?」
「どんな広告がだせるの?」
「自社の製品にフィットしたSNSはどれだろう?」
など、どのSNSを選んだらいいのかお悩みではないでしょうか。
今回は、マーケティングに欠かせない主要なSNSの特徴をメディアごとに紹介していきます。
Facebookの利用者層は比較的年齢層が高めの男性が多く、実際の知人・友人及びビジネス上のつながりが多いのが特徴です。
そのため、
には特に適した媒体であると言えます。
Facebook広告の特徴として押さえておきたい最重要ポイントは、ずば抜けたターゲティング精度です。
アカウントをお持ちの方はお分かりかと思いますが、Facebookは実名登録が必須となり、同じユーザーが複数アカウントを所有することはできません。
また、必須入力項目である性別・年齢のほか、任意で追加できる居住地・ライフイベント・興味関心など、アカウントに関する正確なデータが蓄積されているため、このデータを基に、高精度なターゲティングと配信が可能です。
また、FacebookではAudience Network(オーディエンスネットワーク)配信ができることをご存知でしょうか。Audience Networkとは、Facebookと提携しているサードパーティのモバイルアプリやモバイルサイトのアドネットワークのことで、Facebook経由でこれら媒体の広告枠に配信することができます。
Facebookが提携しているAudience Networkの一例をご紹介します。
モバゲー
など、日本国内で馴染みのあるアプリやサイトが多く挙げられます。
直接の配信ではなくFacebookを経由して広告配信するメリットは、やはりそのターゲティング精度の高さです
Facebookを経由することで、Facebookが所有するデータをもとにターゲティングをした上で、外部サイトにも広告配信ができます。
Instagramの利用率は10代~30代が多く、特に20代のユーザー数が顕著ですが、最近は40代以上の使用率も増えてきています。
Instagramはフォトジェニックな写真や動画の投稿と閲覧に特化したSNSとなり、「おしゃれなもの」「綺麗なもの」への感度が高いユーザーが多いことが特徴です。
10代~30代女性への美意識を刺激するような商材やサービスであれば、特にInstagramはおすすめの媒体です。
SMM Labがまとめた調査データによると、Instagramは他のSNSに比べて「買い物に関する情報」を調べるために使用する人の割合が高くなっています。
また、「SNSの情報をきっかけや参考に初めて利用するECサイトで商品を購入したことがある人」の割合も他のSNSと比べて最も多く、60.7%という結果が出ています。
参考:【2021年版】Instagramユーザー実態が分かる!調査データまとめ
つまり、Instagramユーザーは単なるSNSとしての利用のみではなく、商品情報を調べるための検索エンジンとしても使用していることが分かります。
商品の購買に直結しやすいInstagramは、広告を配信する媒体として非常に有効なSNSです。
InstagramはFacebookが提供しているサービスのため、Facebook同様高いターゲティング精度をもって広告配信が可能な点も注目したいポイントです。
また、投稿とは別に、写真や動画を配信できるストーリーズが人気があります。ストーリーズ内のサイトリンクより自社サイトに訪問してもらう試みをしている企業が増えています。
Twitterの利用者層は10代〜30代が中心ですが、特に20代の利用者が多く、平均年齢は35歳という状況です。男女比については同程度という結果が出ています。
FacebookやInstagramに比べて、ユーザー同士のつながり方は実際の知人・友人というよりも興味関心が近い人という点が特徴的なSNSです。
リツイート機能で高い拡散効果が期待できるので、SNSの中でも特に認知拡大に適している媒体であると言えます。
リツイートによる拡散効果は広告にも当てはまり、配信設定したターゲット以外にも利用者のリツイートによって新たな潜在層にリーチできる可能性が高く、ターゲット層の拡大にもつながります。
それに加えて、リツイートによって二次拡散された先でのアクションは課金対象にならないことも押さえておきたいポイントです。リツイートされやすい魅力的な広告を配信することができれば、高い費用対効果で認知拡大を狙えることが最大のメリットです。
日本では日頃のコミュニケーションツールとして大半の人が使用しているLINEですが、そのアクティブユーザーは約8,800万人とSNSの中でユーザー数の多さは群を抜いています。
他のSNSに比べて利用者の年齢層が限定されていないので、幅広い世代をターゲットとした商材や年齢の高い層をターゲットとした商材の広告配信に適しています。
拡散性が高いツールではないものの、他のSNSは使用していないがLINEのみ利用しているというユーザーも多く、その圧倒的ユーザー数からあらゆる層への認知拡大に適した媒体であると言えます。
一般的なタイムライン配信のほか、
など独自のメニューが多い点が特徴的です。商材に合わせて、適した配信方法を豊富なメニューから選ぶことができます。
また、Facebookと同様にサードパーティアプリへの広告配信が可能となる「LINE広告ネットワーク (旧:LAP for Publishers)」サービスも提供しています。
AbemaTVやTikTokといった大手の外部メディアが参画しており、これら媒体への広告配信をLINE広告プラットフォーム上で一括管理できることも大きなメリットです。
アクティブユーザーは約950万人と、まだまだ他のSNSと比較すると利用者は少ない状況ですが、全世界でダウンロード数が20億を突破しており、これから注目の媒体です。
誰でも簡単に全画面動画を投稿できるというツールの特性上、動画広告が主流となり、若年層への認知拡大が期待できます。
また、Z総研の調査によると、10代〜20代の56.7%が1日1時間以上TikTokに滞在しており、マス媒体離れが顕著な若年層へのリーチに非常に効果的なSNSであると言えます。
参考:Z世代の56.9%がTikTokを1日1時間以上閲覧 情報収集ツールとして活用する人も【Z総研調査】
TikTokアプリ起動時には、動画・画像・GIF画像で広告を出稿できます。ユーザー参加型コンテンツである「ハッシュタグチャレンジ」というタイプの広告は動画広告のみ出稿可能です。
スマートフォンの縦型画面に最適化されているため、曲にあわせてオリジナル性の高い効果的な動画を配信することができます。
また、若年層ユーザーが多いことから、若者向けの製品やサービスを展開する場合に活用することをおすすめします。
SNSによって利用者の年齢層や男女比、利用目的などに違いがあることがお分かりいただけたかと思います。
広告配信におけるSNSの選定には、各媒体の特性を理解することが重要です。
自社製品に合ったターゲット層にリーチしやすい媒体を選定して、効果的なマーケティングを進めていきましょう。
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