MA(マーケティングオートメーション)

更新日:2025.12.16

目次
マーケティングオートメーション(MA)は、「業務を効率化できる」「見込み顧客を育成できる」として、多くの企業で導入が進んできました。
一方で、こんな声も少なくありません。
MAを導入したが、ほとんど使われていない
配信はしているが、成果につながっている実感がない
設定や改善が属人化してしまい、運用が止まりがち
担当者が兼務で、MAまで手が回らない
MAは決して安価なツールではありません。
それにも関わらず「宝の持ち腐れ」状態になってしまう企業が多いのが現実です。
本記事では、MA導入で失敗しやすいポイントと成果を出す企業に共通する考え方・体制を整理しながら、今の時代に合ったMA活用のあり方を解説します。

執筆:檜田詩菜(過去のインタビューはこちら)
コクーのマーケティング担当。鹿児島県出身。数年前まで美容コスメ・雑誌・不動産・IT業界の顧客マーケティングを担当。好きな豆腐は木綿。
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MAとは、見込み顧客の情報や行動データをもとに、マーケティング施策を自動化・効率化する仕組みです。
具体的には、以下のようなことが可能になります。
資料請求・セミナー参加などの顧客データを一元管理
メール配信やステップ配信の自動化
Web閲覧履歴をもとにした顧客のスコアリング
見込み度の高いリードを営業へ連携
つまりMAは、「獲得したリードを放置しないための仕組み」とも言えます。
ただし重要なのは、MAはあくまで「仕組み」であり、戦略や運用がなければ成果は出ないという点です。
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「MAを導入すれば、マーケティングが自動化されて成果が出る」
そんな期待を持って導入したものの、実際には思うように活用できていない企業は少なくありません。
管理画面を開く頻度が減っている
配信はしているが、効果検証まで手が回らない
担当者しか仕組みを理解しておらず、属人化している
MAは決して“入れれば成果が出る魔法のツール”ではありません。
目的・体制・運用設計が揃っていないと、かえって負担が増えてしまうケースもあります。
ここではMA導入後によく見られる失敗パターンを整理しながら、なぜその状態に陥ってしまうのかを解説します。
「周りが導入しているから」
「営業効率が上がりそうだから」
こうした理由だけで導入すると、目的が曖昧なまま運用がスタートしてしまいます。
結果として、
何をKPIにすべきかわからない
配信内容が思いつかない
改善ポイントが見えない
といった状態に陥りやすくなります。
MAは、
と、意外と“人の手”が必要です。
しかし実際には、
マーケ担当が兼務で見ることになった
営業支援ツールの一部として扱われている
担当者が異動・退職して引き継げない
といったケースが多く、運用が属人化、もしくは停止してしまいます。
MAは「マーケティング部門だけのツール」ではありません。本来は、営業と連携してこそ効果を発揮します。
しかし、
どの状態のリードを営業に渡すか決まっていない
営業側がMAの情報を活用していない
フィードバックがなく改善につながらない
といった状態では、MAは単なる「メール配信ツール」になってしまいます。
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MAを導入して、きちんと成果につなげている企業も確かに存在します。
そうした企業に共通しているのは、特別に高価なツールを使っていることでも、マーケティングの専門人材が揃っていることでもありません。
違いは、MAを「ツール」ではなく「仕組み」として捉えていること。
そして、導入前から「どう運用し、どう改善していくか」を現実的に設計している点です。
成果を出している企業ほど、
・最初から完璧を目指さない
・自社のリソースを正しく把握している
・小さな成功を積み重ねている
という特徴があります。
ここからは、MA導入を“形だけ”で終わらせず、実際の成果につなげている企業が実践しているポイントを見ていきましょう。
成果を出している企業は、MA導入前に次のような点を整理しています。
MAで解決したい課題は何か
どこまで自動化したいのか
営業に渡すリードの定義は何か
「ツールで何ができるか」ではなく、「自社は何をしたいのか」を起点に設計しています。
MAは、導入よりも「運用」のほうが重要です。
成果を出す企業では、
運用担当を明確にする
業務フローを整理する
分析・改善の時間をあらかじめ確保する
といった体制づくりができています。
最初から完璧を目指す必要はありません。
まずは特定の資料DLから始める
シンプルなステップメールを回す
数値を見ながら改善する
このように、小さく始めてPDCAを回すことが成功の近道です。

MA導入がうまくいかない理由の多くは、ツールではなく人と体制にあります。
MAを設計・改善できる人がいない
マーケティング業務が属人化している
社内で育成する余裕がない
こうした課題を抱える企業に選ばれているのが、デジマ女子サービスです。

デジマ女子は、マーケティングの現場で実務経験を積んだ人材が、
企業に伴走する形で支援するサービスです。
MAにおいては、例えば以下のような支援が可能です。
MA導入前の目的整理・設計支援
配信シナリオ・コンテンツ設計
レポーティング・改善提案
社内にノウハウを残すための運用サポート
「ツールはあるけど回らない」
「内製化したいが人が足りない」
そんな企業にとって、即戦力として現場に入れる存在として活用されています。
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しかし、
目的が曖昧
運用体制がない
人材が不足している
この状態では、成果は出ません。だからこそ重要なのは、ツール × 人 × 仕組みをセットで考えること。
当社では、今抱えていらっしゃる課題をしっかりと把握し、解決のご提案・対応させていただくデジマ女子というデジタルマーケティング代行サービスがございます。
サポート期間やご支援内容、予算に応じて、最適なプランをご提案いたします。
ぜひ、お気軽にお問い合わせください。