• TikTok
  • 広告運用・SNS広告

《2024最新版》TikTok広告とは?広告の種類と掲載費用について解説!

更新日:2025.10.18

《2024最新版》TikTok広告とは?広告の種類と掲載費用について解説!

目次

今回は、これからTikTok広告を始めたい方向けに、2025年10月時点での最新情報をベースに、広告の種類や費用、成功のポイントをわかりやすく整理してお伝えします。

広告初心者の方でも理解しやすいよう「専門用語」「複雑な表現」をできるだけ控え、やさしく説明していきます。

檜田詩菜

執筆:檜田詩菜(過去のインタビューはこちら

コクーのマーケティング担当。鹿児島県出身。数年前まで美容コスメ・雑誌・不動産・IT業界の顧客マーケティングを担当。サスペンスLOVE。

広告プランニング・運用代行サービス

広告プランニング・運用代行サービス

弊社正社員(広告認定資格保有者)がWEB広告のプランニングから運用までお客様に伴走する「広告プラニング運用支援」のサポート内容をご案内しております。
ダウンロード

TikTok広告とは

column_0014

TikTok広告は、ショート動画プラットフォーム「TikTok」上で配信できる動画広告のことです。

ほかのSNS広告と比べたときの大きな特徴は、ユーザー参加型で拡散力が高いこと

ユーザーが普段楽しんでいる動画の流れに自然に差し込まれる形式が多く、ブランドや商品の魅力を“短く、印象的に”伝えることができます。「ハッシュタグチャレンジ」などをきっかけに、ユーザー自身がブランドを盛り上げてくれる仕組みが整っています。

企業が一方的に発信するのではなく、ユーザーと一緒に話題をつくる感覚がTikTok広告の一番の魅力!

主な特徴

■ 自然に届く
動画フィードやおすすめ欄に表示されるため、広告っぽさを抑えて自然に視聴してもらいやすいです。

■ 若年層へのリーチが強い
10~30代を中心に利用者が多く、若年層へのブランディング施策に最適です。

■ 短尺動画で印象に残る
平均15秒前後の短い動画で完結するため、視覚的な訴求やストーリーのテンポが重要になります。

■ データドリブンな運用が可能
広告管理画面で、再生数・クリック数・CVRなどをリアルタイムで確認でき、改善サイクルを回しやすいです。

どんな企業に向いている?

TikTok広告は、次のような企業に特におすすめです。

■ 認知を広げたい新ブランド・スタートアップ企業
テレビCMより低コストでリーチを拡大でき、フォロワーとの距離も近いです。

■ Z世代にアプローチしたい企業
若い世代に“共感”を軸にしたプロモーションを展開しやすいです。

■ EC・アプリ・美容・ファッション・飲食業界など
ビジュアルや体験を伝えやすく、口コミ拡散につながりやすい分野と相性が良いです。

たとえば、最近ではTikTok経由でEC購入に至るケースも増えており、「見た瞬間に買う」行動導線を作るマーケティングが主流になっています。

一方で、ただ動画を流すだけでは成果につながらないため、ストーリー性のあるクリエイティブ設計とデータを活かした運用が欠かせません。

広告の大分類:パフォーマンス広告とブランド広告

TikTok広告は、大きく分けて 「パフォーマンス広告」「ブランド広告」 の2つのタイプがあります。
それぞれ「どんな目的で使うか」「どのくらいの予算で始めるか」が大きく異なります。

簡単に言うと、

パフォーマンス広告 = 成果を狙うタイプ
ブランド広告 = 話題をつくるタイプ

です。では、それぞれをもう少し詳しく見ていきましょう。

1.パフォーマンス広告(運用型)

パフォーマンス広告は、TikTokの広告管理ツール「TikTok Ads Manager」を使って、自社で配信設定・効果測定・改善を行うタイプの広告です。クリック率や購入率などの数字を見ながら『運用できる成果を可視化できる広告』といえます。

特徴

■ 1日2,000円前後から配信可能で、小さく始められる
■ 年齢・性別・地域・興味関心など、細かくターゲティングができる
■ 再生数やクリック率を見ながら、リアルタイムに改善できる
■ クリエイティブを差し替えながらテストできる

向いているケース

■ ECサイトやアプリダウンロードなど、「成果(CV)」を明確に追いたい
■ 限られた予算で費用対効果を重視したい
■ SNS広告の運用に慣れている、または試してみたい

スキンケアブランドが「10代女性向けに商品を知ってもらい、EC購入につなげる」など、行動を促す目的で活用されます。小規模でも始めやすく、ABテストを重ねることで広告効果を高められるのが魅力です。

2.ブランド広告(純広告)

ブランド広告は、TikTok側が用意する大型の広告枠を購入して掲載するタイプです。
起動画面やおすすめページのトップなど、圧倒的な露出を狙える『話題化重視』の広告 です。

特徴

■ 数百万円〜規模の大型プロモーションが中心
■ TikTok公式とのタイアップ企画も多い
■ 期間限定イベントやキャンペーンに向いている
■ ハッシュタグやARエフェクトなど、参加型施策が可能

向いているケース

■ 新商品の発売やブランドリニューアルを広く知らせたい
■ SNS上で「バズ」を起こしたい
■ テレビCMやイベントと連動したキャンペーンを行いたい

ユーザーが「#秋のメイクチャレンジ」などのハッシュタグを使って動画を投稿するキャンペーンなどが代表例です。短期間で数百万人規模の認知を獲得でき、ブランドの世界観を体験してもらうことができます。

まずはパフォーマンス広告からスタート

TikTok広告をこれから始めるなら、まずは パフォーマンス広告 でテスト運用するのがおすすめです。

実際の数字を見ながら「どんな動画が反応されやすいか」を掴むことで、将来的にブランド広告を打つ際の成功率も高まります。

2025年版:TikTok広告の主な形式と特徴

TikTok広告には、目的や予算に応じてさまざまな配信フォーマットがあります。
ここでは、2025年時点で特によく使われている主要な6つの広告形式を紹介します。

それぞれの特徴を知っておくことで、「どの広告を選ぶと自社に合うのか」を判断しやすくなります。

tiktok-ad_001

1.インフィード広告(In-Feed Ads)

ユーザーが普段見ているおすすめフィード(For Youページ)に自然に表示される動画広告です。
通常の投稿動画の間に挿入されるため、ユーザー体験を邪魔しにくく、自然なアプローチができます。

特徴

■ 最も導入しやすい運用型(パフォーマンス広告)
■ 「動画再生」「サイト遷移」「アプリDL」など目的に応じて設計可能
■ 再生時間は5〜60秒が目安(9〜15秒が特に効果的)

こんな企業におすすめ

■ EC・美容・アプリ・飲食など、購買行動を狙いたい企業
■ 小予算からテストしたい企業

広告感を出しすぎず、“おすすめ動画”の延長線に見える構成がCTR向上のポイントです。

2.TopView広告

TikTokを起動した瞬間に表示される最上位の動画広告です。
視聴率が高く、ブランド認知を一気に広げたいときに向いています。

特徴

■ アプリ起動時に全画面で最大60秒再生される
■ 音声ONで自動再生されるため、印象に残りやすい
■ 広告費は高め(1日数百万円〜)だが、圧倒的なリーチ

こんな企業におすすめ

■ 新商品の発表やキャンペーンを大規模に打ち出したい
■ テレビCMに代わるブランディング手段を探している

3.ブランドテイクオーバー広告

TopViewと似ていますが、アプリ起動時や画面切り替え時に静止画や3〜5秒動画で表示される独占枠広告です。
短時間で強いインパクトを与えられます。

特徴

■ 起動直後に必ずユーザーの目に触れる
■ 静止画または短尺動画(3〜5秒)で構成
■ 広告先へのリンク遷移率が高い

こんな企業におすすめ

■ 新ブランドを立ち上げる
■ 大型イベント・キャンペーンの第一印象を狙いたい

4.ハッシュタグチャレンジ広告

ユーザーが特定のハッシュタグを使って動画を投稿し、自然拡散を促す参加型プロモーション広告です。
TikTokならではの“バズを生む”広告手法といえます。

特徴

■ 1週間程度の期間で展開する大型施策
■ UGC(ユーザー生成コンテンツ)を大量に生み出せる
■ 広告費は1,000〜2,000万円規模になることも

こんな企業におすすめ

■ SNS上で話題を作りたい
■ 若年層を巻き込んでトレンドをつくりたい

例:「#踊ってエコチャレンジ」「#推しカラーで出勤」など

5.ブランドエフェクト広告(Branded Effect)

企業が独自のARフィルターやスタンプを作成し、ユーザーが動画撮影時に利用できるようにする広告です。
「体験を通じてブランドに触れてもらう」ことを目的としています。

特徴

■ ユーザーが自分の動画内でブランドを遊びながら体験できる
■ 拡散とブランディングを同時に狙える
■ 他広告(ハッシュタグチャレンジなど)と組み合わせやすい

こんな企業におすすめ

■ エンタメ・コスメ・アパレル業界など、ビジュアル重視の商材
■ ファンとの双方向コミュニケーションを作りたい企業

6.Spark Ads(スパーク広告)

オーガニック投稿(自社やインフルエンサーの動画)を、そのまま広告としてブーストできる形式です。
TikTokらしい“自然な世界観”を保ちながら、リーチを拡大できます。

特徴

■ 広告に見えにくく、エンゲージメント率が高い
■ 投稿のコメントやシェアもそのまま引き継がれる
■ クリエイターコラボと相性が良い

こんな企業におすすめ

■ インフルエンサー施策を広告と連動させたい
■ 自社アカウントの投稿を広告として再利用したい

目的に合わせてフォーマットを選ぼう

TikTok広告は、ブランディングにもパフォーマンスにも強いという特徴を持っています。
最初はインフィード広告やSpark Adsで成果を測りながら、反応が良いクリエイティブを見つけて、将来的にブランド広告へ拡張していく流れが理想です。

tiktok-ad_002

↑ 記事TOP

TikTok広告の費用と課金方式(2025年版)

column_0007

TikTok広告の費用は、広告の種類(パフォーマンス広告 or ブランド広告)課金方式 によって大きく変わります。ここでは、それぞれの費用感と、知っておくべき課金の仕組みを整理していきます。

1.パフォーマンス広告の費用

パフォーマンス広告(インフィード広告やSpark Adsなど)は、入札型の運用広告です。
クリック数や表示回数に応じて課金され、配信の仕方によって費用が変動します。

tiktok-ad_003

※実際の単価は、ターゲティング条件や業界競合度によって変動します。
 例えば、EC業界はクリック単価が高く、地方商圏やBtoB領域では低めになる傾向があります。

最低出稿金額の目安

■ 1日あたり2,000円〜 配信可能
■ 月額10万円前後〜 のスモールスタートが一般的

初めて出す場合は「1日2,000〜3,000円×1〜2週間」でテスト配信し、クリック率・CVR・離脱率などを確認しながら改善していくのが安全です。

2.ブランド広告の費用

ブランド広告(TopView、ハッシュタグチャレンジなど)は、TikTokの公式枠を購入するタイプの広告です。
1日や1週間単位で掲載されるため、費用は高額になりますが、その分リーチ数も桁違いです。tiktok-ad_004

多くのブランド広告は、TikTok Japanまたは代理店を通して実施します。
コンテンツ制作・タレント起用などを含む場合は、別途制作費が発生します。

3.費用を左右する主なポイント

TikTok広告では、次の3つの要素が費用を大きく左右します。

(1)ターゲティングの精度

年齢・性別・地域・興味関心を細かく絞るほど、入札単価が上がる傾向にあります。

(2)クリエイティブの品質

動画の完成度・エンゲージメント率が高いと、広告スコアが上がり、単価が下がることもあります。
つまり「良い動画を作る=コスト効率が上がる」という構造です。

(3)競合状況

同じオーディエンスを狙う企業が多い時期(例:年末商戦・GW)は、入札単価が上昇します。

4.費用対効果を高めるコツ

■ テスト配信→効果計測→改善のサイクルを短く回す
■ 動画を数パターン用意し、最も反応が良いものに絞る
■ 「共感」「笑い」「驚き」などTikTokらしい感情要素を入れる
■ 成果を分析する際は、再生率+CVR+コメント率をセットで見る

まずは“学べる範囲の金額”で始めよう
TikTok広告の魅力は、小さく始めて、結果を見ながら伸ばせること。まずはパフォーマンス広告で数万円からテスト運用し、成果が見えた段階でブランド広告にステップアップするのが現実的です。

TikTok広告で成果を出すコツと注意点

column_0005

TikTok広告は、ただ配信するだけでは成果につながりにくい広告媒体です。
成功している企業ほど「ユーザー目線の動画設計」と「データを見た改善」を地道に行っています。

ここでは、2025年の最新トレンドも踏まえて、TikTok広告を成功させるためのポイントを紹介します。

1.広告っぽく見せない

見ている人が「自分ごと」として感じられるように構成すると、再生率・コメント率が大きく上がります。

TikTokでは、「あ、これ広告だな」と思われた瞬間にスワイプされてしまいます。
そのため、広告を“コンテンツ化”することが大切です。

⭕  良い例

■ 冒頭にユーザーの日常や悩みを切り取る
■ 実際の口コミや体験談を使う
■ 「共感」や「ストーリー性」を重視する

✖ 悪い例

■ 冒頭から企業ロゴや商品説明
■ テキストだらけの硬い演出
■ 強引な販売訴求

2.最初の3秒で心をつかむ

冒頭3秒に“フック(引きつけ)”を入れるだけで、視聴完了率が2倍近く伸びるケースもあります。

TikTokでは、最初の3秒が命です。
「続きが気になる」「面白そう」と思わせられるかどうかで、再生率が大きく変わります。

✍  コツ

■ 画面いっぱいに動きや変化を入れる
■ 人物の目線・手の動きで“注目ポイント”をつくる
■ サウンドやテロップのリズムを合わせてテンポよく

3.ターゲティングは“狭く”しすぎない

データが十分にたまった後で、精度を上げていくのが理想的な運用です。

TikTokのアルゴリズムは、視聴データをもとに自動で最適化されます。
最初からターゲットを絞りすぎると、AIが学習できず成果が伸びにくくなります。

🛠️  おすすめ設定

■ 最初は「広め」に設定(年齢層や興味を幅広く)
■ 反応データを見て、徐々に絞り込む
■ “興味関心+行動履歴”の掛け合わせを意識

4.UGC(ユーザー生成コンテンツ)を活用する

特に、インフルエンサーとのコラボ動画をSpark Adsで配信する手法は、2025年も主流になっています。

2025年のTikTok広告で注目されているのが、UGC(User Generated Content)の活用です。
つまり、ユーザーやインフルエンサーが自然に作った投稿を広告として再利用すること。

■ 広告感が薄く、信頼されやすい
■ コメントやいいねが多く、エンゲージメントが高い
■ Spark Adsとして配信すれば、その投稿の勢いをそのまま広告化できる

5.データを見て“仮説→検証”を繰り返す

TikTok広告は、配信結果を見てすぐに改善できるのが強みです。
感覚ではなく数字で考える習慣をつけましょう。

チェックすべき指標

tiktok-ad_005

6.AIツールを活用して効率化する

クリエイティブ制作にAIを取り入れると、企画〜配信のスピードが格段に上がります。

最近は、ChatGPTやCanva、CapCutなどのAIツールを活用して、動画台本・構成・字幕デザインを効率的に作る企業も増えています。

■ ChatGPT:動画の構成案やセリフの自動生成
■ CapCut:テンプレート編集・自動テロップ・AI音声
■ Canva:広告サムネイルやバナー素材の作成

『見られる動画』より『共感される動画』を

TikTok広告の成功ポイントは、「広告」ではなく「共感コンテンツ」として見てもらうこと
数字を追うことも大切ですが、それ以上に「この動画、わかる!」と感じてもらえるかが成果を分けます。

小さく始めて、反応を見ながら改善を重ねる。
これが、2025年のTikTok広告で成果を出すいちばん確実な方法です。

まとめ|TikTok広告はユーザーと共につくる時代へ

column_0015

TikTok広告は、これまでの「企業が発信する広告」から、「ユーザーと一緒に育てていく広告」へと進化しています。短い動画の中で、ブランドの世界観やストーリーを自然に届けられるのがTikTokの魅力です。

これまで紹介してきたように、TikTok広告には2つの方向性があります。

■ パフォーマンス広告:小さく始めて、成果を数値で見ながら改善する
■ ブランド広告:大きな話題をつくり、ユーザーとの共感を広げる

どちらも大切なのは、「ユーザー目線」と「リアルな共感」。2025年のTikTokでは、企業が“完璧に作り込んだ映像”よりも、等身大の声や自然な体験のほうが人の心を動かします。

💡 TikTok広告で成功する企業が意識していること
■ 広告を“宣伝”ではなく“発信コンテンツ”として設計する
■ 再生数だけでなく「コメント」「保存」「シェア」も見る
■ トレンドやBGMなど、TikTokならではの文化に寄り添う
■ ブランドが“参加したくなる存在”になることを目指す

つまり、TikTok広告は「ユーザーを惹きつける」だけでなく、「ユーザーと一緒に盛り上げる」ものへと変わっています。

当社では、今抱えていらっしゃる課題をしっかりと把握し、解決のご提案・対応させていただくデジマ女子というサービスがございます。

 

まずはインフィード広告Spark Adsなど、低予算で始められる運用型広告からチャレンジしてみましょう。もし「どんな構成がいいか分からない」「クリエイティブを作る時間がない」と感じたら、
コクーの【デジマ女子】が伴走型で支援します。

 

広告の設計・配信・効果測定まで、ひとりで悩まなくても大丈夫。
あなたのブランドに合ったTikTok運用の形を、一緒に作っていきましょう。

 

お見積り無料!お気軽にご相談ください!
広告プランニング・運用代行サービス

広告プランニング・運用代行サービス

弊社正社員(広告認定資格保有者)がWEB広告のプランニングから運用までお客様に伴走する「広告プラニング運用支援」のサポート内容をご案内しております。
ダウンロード
タグマネージャー設定最適化支援サービス

タグマネージャー設定最適化支援サービス

GA4や各種広告タグの正確な計測環境の構築から、タグの整理・最適化、運用サポートまで、成果を高めるための具体的な支援内容をまとめています。
ダウンロード
料金のご案内

料金のご案内

広告運用・SNS・MA・クリエイティブなど、実際の稼働料金・支援事例・自社採用との比較まで、わかりやすくまとめた料金表を無料でダウンロードいただけます。
ダウンロード

 

PAGE TOP