更新日:2024.08.05
目次
ビジネスの成長に不可欠なマーケティングオートメーション(MA)ツール。しかし、多種多様なMAツールが市場に存在し、どれが最適かを選ぶのは容易ではありません。
そこでこの記事では、13種類の主要なMAツールを徹底比較します。
それぞれの
をわかりやすく解説します。
MAは、
などを自動化・効率化できるツールです。
膨大な顧客情報の一元管理や分析・レポートの自動化などを活用すれば、マーケターがコア業務に集中できたり、顧客への施策を最適化できるなどのメリットがあります。
また、営業と連携してホットリードをタイミング良く引き渡すことで商談数・成約数アップ、売上向上にもつながるでしょう。
MAについて、コチラの記事もご覧ください。
ここでは、MAツールの選定ポイントを6つ解説します。
MAは種類が多く、導入目的があいまいだと最適なツールを選択することができません。
まずは
など現状把握を行い、必要なMA機能を明確化することが大切です。
MAツールには「BtoB向け」と「BtoC向け」があり、
などが異なります。
自社ビジネスにはどちらが最適なのか早い段階で見極めておくようにしましょう。
MAツール導入の初期費用は無料〜月額10万円前後と幅があります。
などをよく考慮し、費用対効果をしっかりとチェックすることが大切です。
無料のトライアル期間があるMAツールは積極的に活用しましょう。
MAは多機能であるため、導入から定着までサポートが必要です。
など、ベンダー側のサポート体制が万全かを確認しておきましょう。
SFA(営業支援システム)やCRM(顧客管理システム)とスムーズに連携できれば、データ移行の手間やコストを大幅に減らすことができます。
MAが自社の既存システムと連携できるか、よく確認しておきましょう。
SFAについて、コチラの記事もご覧ください。
MAツールの効果を最大化するためには、
が必要です。
マーケティングチームが成熟していない場合は、あえてシンプルなMAのほうが扱いやすく、成果につながるケースもあります。
MAの運用が軌道に乗るまでは、社外のアドバイザーや支援企業を活用するのもよいでしょう。
当社のMA運用サービスについて、コチラもご覧ください。
ここでは、おすすめのMAツールについて、
なども網羅して解説します。
※サービス内容や料金に関しては、公開時の情報になります。最新情報は各公式サイトよりご確認ください。
Marketoは他のツールと比較しても、幅広い業務をカバーし、部門間の連携を強化するという点で優れています。
部門間の情報や業務の連携が弱く、見込みの取りこぼしが多い企業や、雑務に時間を取られて重要業務に集中できない企業に特におすすめです。
HubSpotの5つのサービスに対して無料プランが作られています。
使用目的に合わせたサービスのみを利用、もしくはサービスを組み合わせた利用も可能です。
Marketing Hub |
MAの役割を持つツール。リード創出のために利用する。 |
Sales Hub |
SFAの役割を持つツール。営業活動を一元管理でき、タスクの自動化も可能。 |
Service Hub |
カスタマーサポートとして利用できるツール。顧客からの問い合わせやクレームなどの管理・対処が可能。 |
CMS Hub |
Webサイトの作成が可能なツール。Web分析やドメイン管理などが可能。 |
Operations Hub |
アプリの接続や顧客データの同期や整理を可能にするオペレーション支援ツール。 |
BtoB
◎ ほぼすべてのマーケティング施策に対応可能
HubSpotでは、CRMを無料で利用できます。無料プランから有料のStarterにアップグレードする場合は、機能の追加や上限の引き上げ、HubSpotのロゴの削除などが可能です。
まずは無料版から利用し、必要に応じて有料プランを導入しましょう。
参照|Hubspot
セールスフォース・ジャパンの提供するマーケティング・オートメーション(MA)ツールです。
オンライン営業を目指す企業や効果的なマーケティング活動を実現したい企業、そして営業活動を効率化してコスト削減を図りたい企業などから、特に高い評価を受けています。
BtoB向け
〇 SFA(営業支援システム)と強固に連携できる
ホットリード育成から商談成約まで強化したい企業におすすめです。リードが少ない会社は費用対効果が見合わない場合があります。
年間契約で、ランクにより月額料金が異なります。
Growth | 月額15万円 |
Plus | 月額30万円 |
Advanced | 月額48万円 |
参照|Salesforce
Marketoを使用することで、SNSやGoogleなどの各チャネルでのマーケティング施策を一元化するだけでなく、AIを活用してメール配信や顧客データの管理・分析などの業務を自動化できます。
さらに、入力フォームのカスタマイズやランディングページの作成もMarketo内で完結できるため、リード獲得の業務も効率化できるという特長があります。
BtoB/BtoCどちらにも有効
〇 マーケターの視点で開発されている
クロスチャネル対応、1日に数百万件トラッキングなどの処理ができるなど、One to Oneマーケティングの実現におすすめです。24時間365日対応のサポートのほか、ユーザー同士のオンラインコミュニティなどを利用できます。
導入費用については非公開です。
直感的な操作が可能なシンプルなUIを備えたシナリオ作成画面で、円と矢印をつなぐことで操作が行えます。
また、6つの配信チャネル(メール、LINE、SNS、ウェブプッシュ、ポップアップ、アプリプッシュ)を通じて、リーチ力を高めることができます。
BtoB/BtoCどちらにも有効
◎ UIがシンプルで直感的に操作できる
独自のシナリオキャンバスを使えば、質の高いシナリオ設計・運用が叶います。
トライアル期間があるほか、月額料金の10万円/月に有料オプションを選択可能です。
通常のマーケティングオートメーションツールの機能に加えて、問い合わせ前の匿名の訪問者にもアプローチする「アンノウンマーケティング」に強みを持っています。
さらに、既存の見込み顧客に対してもWebサイト内の行動履歴を把握し、最適なタイミングでアプローチすることで商談機会を生み出すことが可能です。
BtoB向け
〇 日本企業向けに特に設計され、初心者でも簡単に操作できるようにしています。
一方、リードの獲得から育成、管理までのシナリオ設定には、多くの作業量と手間がかかるという声があります。
トライアル版もあり、初期費用30万円、月額14万8千円から導入可能です。24時間365日のサポートやマニュアル完備なので、安心して利用できます。
参照|SATORI
世界初の「Data Palette(データパレット)」を搭載したデータマーケティングプラットフォームです。
最大の特徴は、ノーコードでデータの統合や加工がGUI上で可能な新しい技術です。プログラミングの知識がなくても直感的に操作できるため、マーケターなどエンジニアではない人でも簡単にデータを扱えます。
BtoC
〇 シナリオ設定時のロジックの構築に苦労するとの意見も
「b→dash」は使いやすいツールですが、機能を最大限に活用するためには、専門のスタッフを配置することが推奨されています。
非公開です。ただ、ほかのツールより若干高めだという声が多く聞かれています。
参照|b→dash
国産のMAツールです。すでに多くの企業によって利用されており、その最も注目すべき特徴は「リードナーチャリングの自動化」です。
BtoB/BtoCどちらにも有効
〇 顧客の行動パターンに応じて戦略を展開することができる
WEBマーケティングに加え、リアルのウェビナー・セミナー・展示会などの開催や管理に必要な機能が充実しています。
月額12万円~
費用プランがいくつかあるため、問い合わせてみましょう。
参照|SHANON
クラウドサーカス株式会社が提供するMAです。ユーザーのリスト化を支援するシンプルな国産MAで、低価格なこと、シンプルで使いやすいこと、リストアプローチ業務の自動化ができることが特徴です。
BtoB
◎ 複雑な設定は不要ですぐに運用できる
完全無料プランあり
初心者でも試しやすいですが無料プランだと1ヶ月しか過去データを閲覧できないため、必要に応じて有料版にアップデートしましょう。
参照|BowNow
サイト来訪企業リストからターゲット企業を絞り込む際に、企業名だけでなく業種や売上高などの情報も取得できるため、効果的にターゲットを絞り込むことが可能です。
BtoB
〇 企業に必要な機能に絞った、シンプルで使いやすいツールです。
データ量が多くなると少し重くなるという声も。また、UIがもっとすっきりとより使いやすいという声もあるため今後に期待です。
20日の無料トライアルあり
初期費用10万円で、月額はライト:3万台円、スタンダード:5万円台、プレミアム:7万円台から選択できます。
導入には担当コンサルタントがつくほか、ノウハウ・リソース不足の企業に向けた運用代行サービスも行っているため、スモールスタートをしたい企業におすすめです。
参照|List Finder
低コストで導入できる、ROI分析・SFA機能を搭載したBtoB向けMAツールです。
BtoB/BtoCどちらにも有効
◎ 専門チームのサポートあり
ノウハウがない初心者も安心してスタートできます。
初期費用は1万円、月額料金は月間PV数やメール数に応じて1万5千円/月〜4万6千円/月から選択可能です。
参照|Kairos3
クラウド型の国産CRM(顧客管理システム)ですが、メール配信やSNS・広告運用の機能があるためMAとして活用できます。高いセキュリティ対策から情報漏洩などの心配がないことが特徴です。
BtoB
〇 直感的に操作できるが、一定時間(数十分?)経つと、再度ログインしなおさなければならない
初期費用11万8千円、月額1万5千円からで、必要に応じて機能拡張ができます。
参照|Synergy!
自動で最適なアプローチをしてくれるため、休眠顧客の掘り起こしや成約後のアフターフォローなどを効率化することができます。また、独自の配布物発注システムでDM送付ができる機能もあります。
BtoC
〇 配信機能が優れている
初期費用が30万円、月額は顧客登録数5万件:10万円/月、6万件:12万円/月、7万件:14万円/月です。
参照|MOTENASU
プラスアルファ・コンサルティングが提供するマーケティングオートメーション(MA)ツールは、顧客データを統合・分析して、メールやアプリ内プッシュ通知、Webサイト内ポップアップ、郵送DMなどの手段を活用して、顧客ごとにカスタマイズされた接客を実現します。
EC通販業界に特化したMAツールです。
BtoC向け
〇 専門コンサルによるサポートや運用アドバイスあり
ECのカートや基幹システムとデータ統合することで、レコメンド設定や広告配信などができます。
基本利用料は9万8千円/月です。
参照|カスタマーリングス
MAツールを探すときは、自社の目的に合った機能が搭載された、コストパフォーマンスの高い製品を選ぶことが大切です。
もし自社のみで判断できない場合や、社内にMA運用のノウハウがない場合は、いちど当社までご相談ください。
当社では、今抱えていらっしゃる課題をしっかりと把握し、解決のご提案・対応させていただくデジマ女子というDX人材の派遣サービスがございます。
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