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更新日:2024.05.29
目次
「ランディングページを作ったものの、なかなか成果に繋がらない…。」
そんな課題を感じているウェブ担当者やマーケティング担当者も多いのではないでしょうか。
今回は、成果の上がるランディングページの作り方を解説します。ポイントを押さえて、コンバージョンアップを狙いましょう。
そもそもランディングページとはなんでしょうか?
「ランディングページ」とは、「着地ページ」のことで、ユーザーが広告やリンクをクリックした際に、最初に訪問するウェブページのことを指します。
通称「LP」とも呼ばれ、アピールしたい商品やサービスの情報を1ページに集約することで、ユーザーに「アクションを促す」という効果があります。
ここでのアクションは、商品の購入や資料請求など、企業側がユーザーに求める最終的な行動のことです。そのため、商品やサービスの内容を簡潔に伝え、ユーザーをアクションへと導く工夫が求められます。
つまり、ランディングページ(以下、LP)はコンバージョン(成果)の達成を目的として作成されます。作り方や運用方法次第では、売上に大きく影響するため、企業にとっては最も価値の高いウェブ施策と言っても過言ではありません。
それでは、実際に成果の上がるLPの作り方を解説していきましょう。
LPは、ポイントを押さえて作成することが必要です。逆に言えば、ポイントさえ押さえて作成すれば、十分に成果を狙うことができます。
LP作成は、一般的に次のような流れで行います。
出来上がったLPは「公開」され、「運用」へと続きます。
それでは、順番に解説していきます。
まずは、なぜLPを作るのか、その目的を考えましょう。目的によって、LPの構成や内容が変わります。
LPの目標設定には、例として以下のものが挙げられます。
ユーザーが商品の購入を検討する際、実際に手にすることのない商品の購入に不安を抱くことでしょう。その場合は、商品の写真はもちろんのこと、サイズや素材といった詳細な情報やお客様の声などを多く載せると効果的です。
購買行動と比較して、アクションのハードルは低くなります。この場合は、メルマガを登録することにどんなメリットがあるか、を伝えることに注力するといいでしょう。
次に、ペルソナの設定を行います。
「ペルソナ」とは、架空のユーザー像という意味です。自社の商品やサービスを利用する架空の顧客像を確認し、具体的に設定します。
この設定は、ユーザーの課題をより明確化し訴求することに繋がるため、大変重要な作業です。
ターゲット層に確実にリーチするためにも、事前に「ペルソナ」を明確にしておきましょう。
目的とペルソナ設定が完了したら、次は構成を考えていきます。
LPは、ユーザーに対しウェブページで商談やプレゼンテーションを行っているようなものです。
実際の商談やプレゼンテーションでは、相手に「どう伝えたら理解してもらえるのか」を順序立てて進めることが成功への鍵となります。
LPも同様に、相手に伝わりやすいかどうかで成果に大きく影響します。そのため、ユーザーの立場に立ち、ユーザーの視点で考えながら作成する必要があります。
以下が、基本的なLPの構成です。
大きく分けて、「ファーストビュー」、「ボディ」、「クロージング」の3つのブロックに分けることができます。これを元にワイヤーフレームを作成しましょう。
ワイヤーフレームができたら、いよいよコンテンツの作成に入ります。ここからは、作成時に注意するポイントを解説していきます。
ファーストビューは、その名の通り、ユーザーが最初に目にする部分です。
ユーザーがその後読み進めていくかは、ファーストビューの印象で大きく変化します。一説によると、ファーストビューからの離脱判断は、たった3秒とも言われています。まずは、ファーストビューでユーザーの心をしっかり掴みましょう。
ファーストビューには、以下のような要素を入れます。
キャッチコピーや画像は、ユーザーが「何の商品やサービスか」を瞬時に判断できるよう、分かりやすくインパクトのあるものを選びましょう。ユーザーの関心事を、ダイレクトに提示している内容が好ましいです。
せっかく訪問してくれたものの、伝わりにくいものや、自分に関連性のないものと判断すると、ユーザーはページを離脱してしまいます。ファーストビューでは、ユーザーを引き込み、自分に必要だと思ってもらうことが重要です。
また、ファーストビューに「CTAボタン」を設置する事で、購買意欲の高いユーザーに効果的にアプローチができます。
ボディはLPの本体部分にあたり、情報量が一番多い部分です。
ボディには以下のような要素を入れます。
「〜でお悩みではありませんか?」
「似たものが多くて何を選んでいいか分からない」
といった、ユーザーが困っていることや悩みを代弁し、「共感」を誘います。そして、商品やサービスの特徴を簡潔に提示し、それを利用することで得られるメリットを具体的に伝えます。
「メリット」は、商品やサービスそのものの評価されるべき「特徴」や「利点」を指す一方、「ベネフィット」は、ユーザーがその商品やサービスを利用することで得られる「利益」を指します。
そのため、ベネフィットを伝えることは、ユーザーにとって自分に必要かどうかの判断に直結し、ユーザー獲得に大きく影響します。
また、お客様の声は、多くの人がネットショッピングを利用する際にレビューを気にするように、ユーザーの不安を払拭するのに効果的です。
コンバージョンを達成させるために大切なことは、ユーザーに「共感」し、「安心感」や「信頼」を獲得すること、ユーザーが「ベネフィット」を感じることが必要です。
クロージングは、ユーザーにアクションを促す部分です。例えば、LPの目的が商品の購入であれば、「お申し込み」や「購入」などのボタンの設置が当てはまります。
クロージングには、以下のような要素が入ります。
購入特典や保証といった、今購入することで得られるメリットを述べるなど、コンバージョンに繋がるクロージングを丁寧に行いましょう。この場合、押し売りするような表現にならないよう注意が必要です。
コンテンツができたら、次にデザインを行います。
ここで大事なのが、最初に設定した「ペルソナ」に合わせたデザインです。
例えば、ペルソナが20代女性と40代男性の場合、それぞれ惹きつけられるデザインは明らかに違います。
また、LPは情報量が多いため、文字のフォントやサイズ、色の組み合わせや余白などを駆使し、メリハリのあるデザインを作成する必要があります。何を優先的に伝えるべきか、ユーザーの視点から考え作成するとよいでしょう。
デザインが決まったら次はコーディングです。
デザイナーがコーディング作業を担当することもあれば、自社のフロントエンドエンジニアが行う場合や、外部に委託することもあります。
その際、使用するサーバー、URL、お問い合わせフォームなどの通知メールアドレスの設定をあらかじめ準備しておきましょう。
さて、ここまで成果の上がるLP作成の手順を説明してきました。
これらのポイントを押さえて作成することで、ユーザーを惹きつける魅力的なLPが出来上がるはずです。
さて、いよいよ公開です。
公開後の運用についても少し触れておきたいと思います。なぜなら、LPは「一度作ったら終わり」ではないからです。
ここまでは仮説に基づき、目的やペルソナの設定を行ってきました。したがって、この段階で出来上がったLPは、あくまで仮説の中のものでしかない、ということを覚えておきましょう。
制作したLPがもたらす成果は、実際に運用してみないと分かりません。LPは公開後すぐに結果が出るものではないため、データ収集を行いつつ、改善を続けていく必要があります。
LPの問題点を解決する際に役立つのが、「LP最適化(LPO)」です。
デジタルマーケティングには、「最適化」という概念があります。LPを分析し、コンバージョンを上げるために効率的に運用する仕組みです。この仕組みによって、ユーザーの行動を把握し、直帰率や離脱率を下げることが期待できます。
より成果を上げるLPを運用するためにも、必ず行うべき施策と言えるでしょう。
以上、成果の上がるLPの作り方について解説してきました。再度、重要なポイントをまとめておきます。
すぐに結果に繋がりづらいLPですが、地道な改善を続けていくことで、売上アップに大きく影響するのがLPの特徴です。
これらのポイントを抑えつつ、最適なLPの作成に取り組んでみてはいかがでしょうか。
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