広告プランニング・運用代行サービス
本資料は、広告戦略の立案から運用・改善までを一貫して支援する「広告プランニング・運用代行サービス」を紹介する案内資料です。Google・Yahoo!・SNS広告など主要媒体に対応し、集客・CVR向上・広告費最適化を実現。マーケティング体制を強化したい企業担当者に最適な内容です。
更新日:2025.10.15

目次
「入社して広告運用担当になったけど、正直、どこから手をつければいいか分からない」
「数値を見てはいるけど、“改善の筋”が見えない」
そんな悩み、ありませんか?
広告運用の仕事は、一見“クリック率やCPAを上げるだけ”に見えるかもしれません。
でも本質はもっと深くて、戦略と実行をつなぐ『マーケティングの中枢』なんです。
この記事では、広告運用担当が身につけるべきスキルと、
すぐ使える“広告プラン表テンプレート”の型を紹介しながら、
成果を出すための仕事術を、現場視点で解説していきます。

執筆:檜田詩菜(過去のインタビューはこちら)
コクーのマーケティング担当。鹿児島県出身。数年前まで美容コスメ・雑誌・不動産・IT業界の顧客マーケティングを担当。好きな豆腐は木綿。
広告プランニング・運用代行サービス
本資料は、広告戦略の立案から運用・改善までを一貫して支援する「広告プランニング・運用代行サービス」を紹介する案内資料です。Google・Yahoo!・SNS広告など主要媒体に対応し、集客・CVR向上・広告費最適化を実現。マーケティング体制を強化したい企業担当者に最適な内容です。
広告運用担当の仕事は、単に広告を出すだけではありません。
大きく分けると以下の5つの工程があります。

つまり広告運用とは、『数字を通じて仮説を検証する仕事』なんです。
💬 たとえばこんな日常
朝、広告レポートを見て「CPAが上がっている」ことに気づく。
昼、デザイナーとバナーの訴求を見直す。
夕方、クライアントに改善提案を報告。
—— そんな1日が、広告運用担当のリアルです。
広告運用って、数字を扱う仕事だけど、実は『人間力』もすごく問われる仕事。
「分析」「企画」「調整」「提案」…と、マーケティングの全部が詰まっています。
ここでは、現場で本当に評価されるスキルを7つに分けて、『なぜ必要なのか』『どう伸ばせるのか』を解説します。
広告運用の基本は データを読む力。
CTR・CVR・CPA・ROAS…指標の羅列ではなく、その変化の意味を掴める人が成果を出します。
つまり、数字を見る=『お客様の反応を見る』ということ。
伸ばし方:
毎日、媒体レポートを眺める「朝5分の観察習慣」をつくる
1つの数値だけで判断せず、相関関係を考える(CTR↔CVRなど)
「この数字がこう動いたのはなぜ?」をチームで話す
数字は嘘をつかないけど、『数字の解釈』は無限です。
どんな優れたツールも、最初の仮説がズレていたら意味がない。
広告運用の世界では、最初の『仮説設計』で9割が決まります。
こうした仮説を言語化してから動く人が、伸びる運用者です。
伸ばし方:
自分の“なんとなく”を全部メモして、仮説化してから配信する
配信後は「仮説 → 結果 → 修正」のサイクルを残す(Googleスプレッドなどに)
“勘”も“データ”も、両方大事にする。デジマ女子の現場では「定量+定性セット」が合言葉です。
広告運用者にとって、クリエイティブは「数字を生むデザイン」。
バナーやコピーを見て、『なんとなく良さそう』で終わらせるのではなく、「どんな心理でクリックしたか?」を考えるのが運用者の感性です。
センスは、数を見た人に宿ります。
伸ばし方:
SNSで「いい広告」をスクショして“良いと思う理由”をメモる
ABテストをする前に「どっちが勝つか」自分の予想を書いておく
コピーライティングの本を1冊読む
(おすすめ:『バズる単語帳』『シュガーマンのマーケティング30の法則』)
広告運用者は、1人で完結しない仕事。
営業・デザイナー・経営層・クライアント——あらゆる人を巻き込みながら成果を出す役割です。
伝え方ひとつで、プロジェクトの雰囲気も変わります。
伸ばし方:
報告ではなく“相談”ベースで話す(「〜したいのですがどう思いますか?」)
会話の中に「目的」「背景」「数字」を入れる
相手が“次の行動を取りやすい説明”を心がける
良い広告運用者は、良い編集者でもあります。
Google・Meta・LINE・X・YouTube…
どの媒体も似て非なるもの。アルゴリズムの癖とユーザー心理を知ることで、運用の幅が広がります。
「ツールを使う人」から「ツールに使われない人」になっていきましょう。
伸ばし方:
各媒体の公式ブログ・更新情報を定期チェック
自社アカウントで自分でも配信してみる(小額テストでOK)
他媒体に横展開できるアイデアを常にメモ
広告運用では、「どれだけ考え抜いたか」を数字で示す必要があります。
KPI設計は、その思考の見える化。
成果を出す人は、「この数字をこう動かす」とロジカルに説明できる。
そういう人は、上司にもクライアントにも強いです。

伸ばし方:
KPIを「成果指標(CV)」「行動指標(CTR)」「効率指標(CPA)」に分けて可視化
数字を「結果」でなく「判断の材料」として語る練習をする
会議で「この指標がこう動いた理由」を説明する癖をつける
もう、スプレッドシートと格闘する時代じゃありません。
GA4+Looker Studioで日次レポートを自動化
ChatGPTやCopilotで広告文の初稿を生成
Zapierで媒体レポートを自動収集
Looker Studio・Google Adsスクリプト・AIツール…上手に仕組みを使える人は、『思考』に時間を使える人です。
伸ばし方:
めんどくさい作業を見つけたら、『自動化』というキーワードで調べる
自分でコード書けなくても、「何を自動化したいか」を言語化
チームでテンプレを共有し、再利用できる仕組みを作る
広告運用の成功は、スタート時の設計力で9割決まります。
ここでは「広告プラン表テンプレート」をベースに、設計の考え方を紹介します。
広告の目的・予算・KPI・クリエイティブ・配信期間などを一枚にまとめた『設計図』のような資料です。

このフォーマットがあるだけで、社内共有・クライアント報告・運用指示の精度が一気に上がります。
広告プラン表の上位版が提案書。
「なぜこのプランなのか」をストーリー立てて説明します。
構成例:
現状分析
課題整理
施策方針
媒体選定理由
想定成果・KPI
運用体制・スケジュール
広告配分は「配信効率 × 目的」で決めましょう。
広告運用の真価が問われるのは、出稿したあと。
どんなに良いプランでも、実際に走らせてみたら“想定外”のことばかり起こります。
数字が良くても悪くても、「なぜ?」を読み解ける人が強い運用者です。
ここでは、日次/週次で見るべき主要指標と、その『読み方・動かし方』を整理していきます。
日々のチェックは、いわば“体温測定”。
広告運用の体調を崩す前に、早期に異変を見つけるのが目的です。
まずは広告がちゃんと表示されているかを確認。
急に減った場合は、配信設定・予算上限・入札単価の影響を疑います。
新キャンペーンを追加した直後 → 正常稼働しているか
予算消化率が低い場合 → 入札制限/配信制御をチェック
広告が『興味を引けているか』を示す指標。
CTRが高いほど、ターゲットとのマッチ度が高いといえます。

1クリックあたりのコスト。CTRや入札戦略との関係で変動します。
CPCが高くても、CVRが良ければ問題なし。
判断ポイント:
CTRが高いのにCPCも高い → 入札競争が激しいKW
CTRが低いのにCPCも高い → ターゲット設定を見直し
GoogleやMeta広告では、「予算消化率」や「時間帯別の露出量」も重要。
午前中に消化し切っている場合は、スケジュール最適化が必要です。
週単位では、短期的な波をならして「傾向」を見るのが目的です。
日次では見えない『原因の本丸』を探ります。
広告をクリックした人のうち、実際に成果(購入・申込など)に至った割合。
CVRは広告×LP(ランディングページ)の相性スコアと考えましょう。

1件の成果を得るためにかかったコスト。
広告費÷CV数で算出される、最重要指標のひとつ。
CPAが高い=悪ではありません。
「利益構造の中で許容できるCPA」を定義するのがプロの視点です。
改善の考え方:
CTR↑・CVR↓ → LPの改善
CTR↓・CVR↑ → クリエイティブ再設計
どちらも悪化 → 配信面やターゲティングを疑う
「かけた広告費に対して、どれだけの売上があったか」。
= 売上 ÷ 広告費 × 100(%)
ROASは短期ではなく、四半期単位で見るべき指標。
季節変動・競合施策・広告在庫の影響で上下するため、トレンドを意識しましょう。
最近ではCPA単体より、LTV(Life Time Value)とのバランスが重要視されています。
LTV > CPA の関係が保たれていれば、長期的には黒字。
広告の目的が「新規獲得」ならCPA中心、
「リピート促進」ならLTV中心で考えるのがポイントです。
数字を見ても、最初は「何を優先すべき?」と迷うことが多いはず。
そこで、改善の優先順位を決める『3ステップ思考』を紹介します。
入口指標: CTR/CPC(=広告クリエイティブの勝負)
出口指標: CVR/CPA(=LPとターゲットの相性)
入口が悪ければ広告文・画像を変える。
出口が悪ければLPやオファーを見直す。
「クリックはされてるのにCVRが低い → LPで離脱してる?」
「CVRが高いのにCPAが高い → CPCが上がってる?」
原因を仮説化 → ABテスト → 数字で確認。
感覚ではなく構造で考える癖をつけましょう。
改善して終わりではなく、「なぜ成功したのか」を残す。
次の施策設計や他案件への展開が、圧倒的に速くなります。
例)
CTRを0.9%→1.5%に改善した広告文:「〜できる」「〜が変わる」系が効果的
LP離脱率が下がった理由:CTAボタンをファーストビューに配置
この『改善ログ』がチームのナレッジ資産です。
数字は正直。でも、「数字の読み方」を間違えると、まったく違う結論にたどり着きます。
ここでは、広告運用担当がよくハマる5つの数字トラップと、その抜け方を紹介します。
広告の数値は、日単位でブレるのが当たり前。
月曜と金曜、昼と夜でもCTRやCVRは変わります。
1日だけのデータで「悪化した」「改善した」と判断するのは早計です。
週単位で平均を取り、トレンド(上昇 or 下降)を見る
短期的変動は“ノイズ”と割り切る
大きな変化が3日以上続いたら、初めて“要因調査”を行う
👉 デジマ女子では「最低3日ルール」で判断するのが基本です。
「平均CPA=5,000円」などの数字は、見た目はきれいでも、
分布のバラつきを無視すると、誤った判断をしがちです。
例)
検索広告ではCPA3,000円、SNS広告ではCPA12,000円
→ 平均5,000円でも、実際は“検索が稼いでSNSが足を引っ張っている”状態。
平均はあくまで「ざっくりの方向性」。詳細を見ると、世界が変わります。
媒体別・デバイス別・地域別で分解して見る
グラフで「どこが平均を押し上げているか」を確認
平均だけでなく中央値や分散にも注目
CTRが上がったときにCVRも上がったら、「クリック率を上げたからCVRも上がった」と思いがち。
でも本当は、別の要因(キャンペーン内容や季節要素)で両方上がっているだけかもしれません。
原因を1つに決めつけない
「他に同時に変えたものはないか?」を確認
ABテストを設計し、検証を分けて行う
広告の世界では、偶然の一致がよく起こります。冷静に分解しましょう。
CV数が増えると「成功!」と思いがち。
でも、CPA(獲得単価)が跳ね上がっていたら、それは効率が悪化している成功です。
CV × CPA の両軸で見る(量と効率のバランス)
CPAが高い場合は、「投資か浪費か」を判断
ROI/ROASを合わせて見る
成果が出ているときこそ、「その成果をどう維持・効率化するか」が大切です。
広告管理画面の数字は、期間・目標・トラッキング設定によって全く異なります。
設定のズレに気づかず、古い目標でCPAを見て「成果悪化」と判断するケースも多いです。
レポート抽出時に「期間」「キャンペーン名」「目標設定」を確認
分析する前に“条件を固定”する
他メンバーと「どの数字を基準に話すか」を共有
同じデータでも、条件が違えばまるで別物。数字を見る前に土台をそろえるのが鉄則です。
短期ではなくトレンドで判断する
平均ではなく分布を見る
因果ではなく仮説で考える
CVだけでなく効率を見る
条件を固定して比較する
数字は味方にも敵にもなります。正しく読めば未来を教えてくれるし、誤読すれば判断を狂わせる。
広告運用担当にとって、「数字を読む力」=最大の武器です。
広告運用の仕事で一番大事なのは、「仕組みとして改善が回っているか」。
一人のひらめきではなく、チームとして改善の習慣を持てるかどうかで、成果の安定性がまるで変わります。
デジマ女子チームでは、現場で実践している『改善PDCAの型』があります。
それは——「Plan → Do → Check → Action」を1週間1サイクルで回すという文化。
改善の第一歩は、考えを可視化すること。
思考を言葉にせずに運用を始めると、後で何が良かったのか・悪かったのかが分からなくなります。
デジマ女子の現場:
「広告プラン表テンプレート」に仮説と目的を必ずセットで書く
KPIを成果指標(CV)と行動指標(CTR・CPC)に分けて管理
「どんな行動が成果につながるか」を事前にチームで共有
「なんとなく良さそう」ではなく、なぜそう思うかを紙で整理することで、議論の質が上がります。
例)
Plan:30代女性向け訴求 『仕事帰りのリフレッシュ』がCTRを上げるのでは?
KPI:CTR+CVRを注視
デジマ女子の現場:
1キャンペーン内で“ミニテスト”を同時進行(例:2バナー×2コピー)
初週は「データを集める週」として期待値を下げる
効果が出た施策はすぐナレッジ共有(SlackやLookerコメントで)
毎週金曜、デジマ女子チームでは「改善ミーティング」を行います。
単にレポートを読むのではなく、数字の裏にあるストーリーを読み取る場です。
「良かった/悪かった」ではなく「なぜそうなったか」を話す
各メンバーが“自分の仮説の当たり外れ”を共有
成功施策は必ずテンプレートに追記し、再現可能な知見に変える
例)
CTRが上がった要因 → サムネイルの明度を上げた/コピーを「〜したい」系に変えた
⇒ 次回以降の“勝ちパターン”に登録!
最後のA(Action)は、「改善点を次に活かす仕組み」を整えること。
「気づき」で終わらせず、「再現性」にまで落とし込むのがデジマ女子流。
Looker Studioのレポートに改善メモ欄を設置
施策ごとに「やってみたこと・結果・次の仮説」を1行で記録
月末に“成功施策まとめ”を全員で共有(共有スライド or Notion)
この改善ログ文化があるから、新人もベテランも「成功を再現できるチーム」になっています。
「広告運用って、自分1人じゃ悩むことが多い」——そう思う方も多いはず。
私たちデジマ女子も、かつては同じ悩みを抱えていました。
だから、実践で使える型を作りました。
広告プラン表 + 与件整理シート
Excelでそのまま使えるフォーマット
活用手順/シミュレーション方法ガイド
【デジマ女子監修】解説付き!広告プラン表テンプレート
広告プランニングに必要なシミュレーションフォーマット(Excel形式)をダウンロードできます。現役の広告プランナー・広告運用者として活躍する「デジマ女子」による、シミュレーションのポイント説明付きです!ぜひダウンロードして、広告プランニングにお役立てください。
まずはこの型を土台に、自分なりの改善サイクルを回してみてください。
そして、数週間後には「あの記事のおかげで設計が変わった」と実感できるはず。
当社では、今抱えていらっしゃる課題をしっかりと把握し、解決のご提案・対応させていただくデジマ女子というサービスがございます。
「テンプレートを使ってみたけど、設計や改善を継続するのが難しい…」
そんな方は、広告運用のプロチーム デジマ女子 にお任せください。
デジマ女子は、未経験から育成されたデジタルマーケティング人材が、企業のマーケティングチームに常駐・伴走しながら、広告運用・SNS改善・レポート自動化 などを支援するサービスです。
広告の成果を上げるのは、センスではなく仕組みです。
テンプレートで型を整え、デジマ女子と一緒に次の施策を設計しましょう。