更新日:2024.08.05
目次
現在、日本でのGoogleのシェアがどれくらいかご存じでしょうか。
なんと7割以上の人がGoogleを利用しており、場所を問わず日々多くの検索が発生しています。
そんなGoogleが提供する広告はいくつか種類があります。
今回はそのなかでもリスティング広告についてご紹介します。リスティング広告について理解を深め、ユーザーに最適なタイミングで自社の商品やサービスをアピールしましょう。
リスティング広告は、ユーザーがGoogle検索で何かを検索した際に、入力した検索キーワードに関連して広告が表示されています。
そのため、自社のサービスを拡販したい方にはうってつけのデジタル広告です。
また、広告というと派手なビジュアルを想像しがちですが、リスティング広告は、
で構成されたテキスト形式の広告です。
次にリスティング広告のメリットをご紹介します。自分の会社のサービスをもっと多くの方に認知させたい、という方は必見です。
1つ目のメリットは、冒頭でふれたとおり、ユーザーが検索したキーワードに連動して広告が表示される、ということです。
自社の商品・サービスに強い関心を持っているユーザーにリーチしやすくなります。
リスティング広告は、クリエイティブ(画像・動画)を用意する手間がかかりません。商品・サービスを紹介するウェブサイトさえあれば、すぐに開始できます。
また、リスティング広告には最低出稿金額の決まりがありません。
広告がクリックされるごとに費用が発生するクリック型課金で、数百円単位から始めることができるため、広告にかけられる費用が少なくても気軽に始めることができます。
対策を講じてから、成果を得られるまでにSEO対策は時間がかかります。
それと比較して、リスティング広告は配信を開始したその日から成果を上げることが可能です。もちろん、成果を上げるには、
を行う必要があります。
また、成果が得られない場合、ボタン1つで配信を止めることができます。
広告文の変更や配信のタイミングなど、担当者側で操作が可能な点はリスティング広告の大きなメリットといえます。なお、SEO対策は即効性がないものの、サービス認知には必要不可欠な対策です。
リスティング広告の運用に慣れてきたら、セットで運用することをおすすめします。
配信した広告のデータをリアルタイムで確認することができます。
など、そのほかにも多くの詳細データが管理画面上に表示され、運用改善に役立ちます。
さて、リスティング広告のメリットについてご紹介しました。次はリスティング広告を始めるために、配信までの流れをご紹介します。
まず、Google広告アカウントを開設します。アカウントでは月単位の予算を設定します。
担当部署や商品・サービスによって予算の請求先が異なる場合は、請求先ごとにアカウントを分けることも可能です。
アカウントを解説したら、キャンペーンを作成します。
ここでは
を行います。目的ごとにキャンペーンを分けて作成するようにしましょう。
リスティング広告を始めるには費用が必要です。
あらかじめ設定した予算額を超えると、その日の配信は停止され、翌日から配信が再開されます。
予算額を超えても配信を続けたい場合は、設定金額を変更しその日のうちに再開することも可能です。
ユーザーニーズやトレンドの動向を考慮し、自社の商品・サービスに関連するキーワードを選定します。
その際、Googleのキーワードプランナーを使用しましょう。
などを把握できます。また、候補に挙げたキーワードはExcelに書き出すと、管理しやすくなります。
などの詳細を設定できます。
広告文を作成したら、次は選定したキーワードとセットにしてグループ分けをします。
広告文は
で構成されており、入稿規定は以下のようになっています。
設定項目 | 設定上限 | 最大文字数 |
タイトル | 3つまで | 半角30文字 |
説明文 | 2つまで | 半角90文字 |
URL | パス2つまで | 半角15文字 |
訴求内容ごとに複数の広告を用意し、1つのグループに3~5つの広告を入れることをおすすめします。
グループ分けが完了したら、配信スタートです。
リスティング広告での目標を達成するための運用のポイントをいくつかご紹介します。
入札単価は広告表示に大きな影響を与えます。
しかし、常に変動する入札単価を手動で管理するには、時間と手間がかかります。
そこでおすすめする機能は、自動入札機能です。
手動入札は、
などの、効果測定データをもとに入札単価を推測します。一方で、自動入札機能では効果測定データに加え、機械学習によりユーザー情報や行動を加味して、推測に頼ることなく入札単価を設定します。
これにより、手動入札よりも精度が高く効率的な配信が可能です。
また、入札単価設定にかかる工数を軽減できるため、広告やLPの改善などの作業に時間を費やすことができます。その結果、パフォーマンスの向上にもつながります。
自動入札機能ではいくつかの入札戦略が用意されているので、目標に合った最適な戦略を選択しましょう。
見込み度の高いユーザーにリーチするためには、ターゲティングの設定が重要です。
Google広告ではさまざまなデータをもとに、ユーザー特性ごとのオーディエンスリストを作成できます。
ここで使用されるデータは以下のとおりです。
まず、これらのデータを活用し、オーディエンスリストを作成します。
次に、このリストを広告グループに追加します。
そうすると、ターゲットを詳細に絞り込むことができ、見込み度の高いユーザーに広告を表示できるようになります。
また、これまでにコンバージョンに至ったユーザーと、類似した行動をとるユーザーに向けてアプローチすることも可能です。
リスティング広告のキーワード設定をすることで、関連性のあるキーワードで広告を表示することができます。
しかしながら、時として意図しない検索語句でも広告が表示されることがあります。
そんな時は、除外キーワード設定をしましょう。
除外キーワードは特定の検索語句を広告表示の対象から除外し、自社との関連性が低いユーザーへの広告を非表示にすることが可能です。
除外キーワードを設定すると、無駄な広告表示やクリックによる予算の消化を防ぐことができます。
自社の商品・サービスがどのようなキーワードで検索されているかは、広告管理画面で確認することができます
というようなキーワードがあれば、除外キーワードの設定を検討しましょう。
レスポンシブ検索広告とは、
を用意するだけでユーザーに関連性の高いメッセージが自動で調整される広告です。
1つのレスポンシブ広告に対して、最大15個のタイトルと4つの説明文を入力できます。
多く入力するほど、ユーザー検索語句との一致がテストされ、配信される広告のバリエーションが増えます。
時間の経過とともに、コンバージョンにつながりやすい組み合わせが学習され、ユーザーとの関連性の高い広告を表示できます。ユーザーが使用しているデバイスに合わせて、柔軟に適応する点もレスポンシブ検索広告の特徴です。
既存のテキスト広告では獲得しきれなかったクリックやコンバージョンの獲得にもつなげやすいため、広告グループごとに1つ以上のレスポンシブ検索広告の作成をおすすめします。
リスティング広告は即効性があり、少額から始められる手法ですが、事前に理解しておかなくてはならない点があります。
リスティング広告は、ターゲットを絞り込んで配信できる反面、幅広いユーザーには配信できないというデメリットもあります。
また、検索に特化した広告だからこそ、検索行動をとらないユーザーにはアプローチできません。
認知拡大を同時に進めたい場合は、リスティング広告の欠点を補うような手法をあわせて活用するとより効果的です。
リスティング広告は効果測定のデータを常に分析し、改善しながら運用を進めることが最も重要です。
などが反映されるため、日常的に最新の情報をキャッチアップすることが必要です。
リスティング広告の基本的な流れや運用のポイント、そして注意点をご紹介しました。
費用対効果も高く、比較的気軽に始めやすいリスティング広告ですが、事前理解と準備も必要です。
内容と運用についての理解が深まったら、一度リスティング広告を利用して効果を測ってみるとよいでしょう。
「リスティング広告の運用をはじめてみようかな」「社内にリスティング広告に精は通している担当者がいない」などの課題がある場合は、ぜひデジマ女子にお任せください。
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