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【人材確保が課題】デジタルマーケティングの担当者は内製化?アウトソーシングするべき?

2022.08.31

【人材確保が課題】デジタルマーケティングの担当者は内製化?アウトソーシングするべき?

目次

日本全体で少子高齢化による人材不足が深刻化しているなか、デジタルマーケティングにおいても人材の確保が難しいと感じている企業が多いようです。

このため、

  • デジタルマーケティングの担当者を内製化するべきか
  • 外部の企業などにアウトソーシングするべきか

の議論が、たびたび話題になります。

内製化するべき分野、あるいはアウトソーシングの方がメリットが大きい業務など、内製化とアウトソーシングについて詳しく解説します。

デジタルマーケティング市場は人材不足

深刻な人材不足を受けて企業はデジタル活用やデジタル推進などの取り組みを積極的に行っているものの、デジタルスキルの格差や、IT人材不足によって施策が思うように成果を出せていないケースが多いようです。

多くの企業がIT人材の確保に課題を感じている

東京都のリサーチ会社がインターネットで行った調査では、大企業では8割、すべての企業でも6割以上が、デジタル化の推進を考えていると答えています。

しかし、デジタル化を担うIT人材の確保については、

  • 大企業で8割弱
  • 中小企業で7割弱

が課題があると感じており、デジタル化の推進が困難である実情が明らかになっています。

経営層と現場の認識に乖離があることも

一方、経営層からの回答では、IT人材の採用に関する課題を感じている割合が非常に低く、36%に留まっていることから、経営層と現場の認識に乖離があることも分かっています。

デジタルマーケティングを積極的に行いたいという企業方針が打ち出されるものの、実際の取り組みが上手く進まない原因についても、やはり

  • デジタルスキルの格差
  • IT人材の不足

が大きく影響しているものと思われます。

デジタルマーケティングの人材不足を解消するには

企業がデジタル化を推進する上で大きなネックとなっている人材不足を解消するためには、大きく分けて内製化とアウトソーシングという2つのアプローチがあります。

アウトソーシングをうまく活用

人材の確保が難しい現状では、コストをかけてIT人材の採用活動を行うよりも、プロに業務委託してアウトソーシングしたり、経験豊かな人材の派遣を受け入れる方が、短期的には高い効果が出ます。

社内のデジタルスキルの底上げを進める

また、中期目標として社内のデジタルスキル格差を埋めて、全社的なデジタル化を目指す場合には、社内の教育カリキュラムの充実が求められます。

現実的には、内製化とアウトソーシングのどちらか一方を選択するのではなく、業務委託や派遣受け入れによって短期的に課題を解消しつつ、教育カリキュラムによってデジタルスキルの底上げを行うことが好ましいです。

当社が行うIT人材の教育カリキュラムにつきましては、こちらのページをご確認ください。

正社員とその他の雇用形態との比較

デジタルマーケティングを担当する人材は、さまざまな業界で引く手あまたであることから、求人募集などの採用活動を行ってもすぐに理想の人材が見つかることは稀です。

特に、経験が豊かで即戦力となるIT人材を正社員として採用できるケースは少なく、採用を急いだ結果として企業の要望と人材のスキルの不一致によって問題が生じることも多いです。

このため、デジタルマーケティングを担うIT人材を即戦力で採用したい場合には、派遣社員の受け入れも検討してみても良いかもしれません。

派遣社員の方がスピーディに採用できるケースが多く、思うようなスキルを持っていないと感じた場合には、新たな人材を見つけることも容易です。

業務委託・派遣の活用事例とポイント

デジタルマーケティング施策で業務委託や派遣などのアウトソーシングが活用されている事例と、注意するべきポイントをご紹介します。

リスティング広告・ディスプレイ広告の運用

インターネット上の広告運用の業務は、新しい手法の登場や、ツールの機能の変化など常に最新の動向を把握しておくことが重要であるため、業務委託や派遣が有効な分野です。
広告運用においてPDCAを回す際にも、専門性の高いプロの視点で確度の高い運用ができることも、アウトソーシングを行うメリットでしょう。

ただし、一般的に広告運用の手数料は20%程度に設定されており、費用対効果が合っているかどうかを十分に見定めることが必要です。

広告運用に関しては、こちらの記事もご覧ください。

オウンドメディア運用

コンテンツマーケティングとして注目されるオウンドメディア運用は、意外と制作に時間がとられてしまう施策ですので、外注化も含めて社内と社外のリソースを上手く活用しましょう。

新たなメディアを立ち上げる際には、企画や運用設計についてプロの視点からのアドバイスを得たり、外部人材を一時的に雇い入れることで業務がスムーズに進みます。

運用開始後には、定期的にSEO対策コンサルからの指導を受けるなど、最新の業界動向やアルゴリズムなどの情報やノウハウを取り入れることでメディアの効果が高まります。

また、運用するうえで最も手間のかかるライティングについては、作文やSEO対策に習熟したライターを抱える会社などに業務委託することで、社内人材の有効活用が可能です。

クリエイティブ制作

WEBデザインやバナー制作などのクリエイティブは、デジタルマーケティングにおいて頻繁に発生するものですが、社内にWEBデザイナーがいない場合には、新たに人材を確保するよりも業務委託の方が好ましいです。

ただし、クリエイティブ制作は企業イメージやブランディングに大きな影響を与えますので、すべてを外注に丸投げするのではなく、クリエイティブの目的やイメージをしっかりと情報共有しましょう。

また、軽微な修正や簡単な画像修正をすべて外注するとコスト面の不安がありますので、軽微の作業を内製化したり、サイト運用をまとめて依頼するなどの工夫が必要です。

MA導入や運用

MA(マーケティングオートメーション)は現在、デジタルマーケティングに欠かせないツールとなりつつありますが、導入や運用でつまづきやすいのも特徴です。

自社のリソースだけで導入することが非常に難しいことに加えて、アウトソーシングに全てを頼ってしまうと運用時にトラブルが生じるケースが少なくありません。

MA導入時には、導入のみを依頼するのか、あるいは運用設計までを含めて依頼するのかを判断しましょう。また、基幹システムとの連携など、社内の既存システムとの連携については事前に確認する必要があります。

またMA運用については、セグメント定義やスコアリングについて定期的に行ったり、設計についてPDCAを回しながら、クレンジングも行うことが大切です。社内の連携部署との情報共有や調整業務などについても、定例会議やルールを決めておくことが重要となります。

MA運用を丸ごとアウトソーシングすることで社内リソースの効率的な活用を目指し、効果測定などの管理業務のみに集中するという選択肢も合わせて検討しましょう。

MA運用に関しては、こちらの記事もご覧ください。

デジタルマーケティングの内製化とアウトソーシング

人材不足に悩む企業では規模や業種を問わず、デジタル化を推進する動きが加速しています。

しかし、実際にはデジタル推進に必要な人材が社内に見当たらなかったり、経営層との認識のズレによってスムーズに進まない状況が生まれています。

デジタルマーケティングの分野においても、

  • リスティング広告などの広告運用
  • オウンドメディア活用
  • クリエイティブ政策
  • MAの導入や運用

などのさまざまな業務において、人材の確保が難しいために、思うようにマーケティング活動が行えない企業が目立ちます。

「デジマ女子」では必要な人材を揃え、企業のデジタル化をサポート

デジタルを活用できる人材の需要は高く、採用や雇用にかかるコストが上がり続けています。

デジマ女子」では、さまざまなデジタルマーケティング施策に精通した人材を揃え、必要な時に必要な人材を派遣する体制を整えて、企業のデジタル化の推進をサポートしています。

社内の限られた人材を充てることなく、経験や知識が豊富な外部人材を活用することによって高速かつ効率的にデジタル化を推進するために、人材派遣を活用してみてはいかがでしょうか。

長期的には内製化を希望する企業にとって、人材派遣が適しているケースが多いです。

予算と相談しやすい契約形態をとっていますので、まずは一度お気軽にご連絡ください。御社が抱えるデジタルマーケティングの課題をお聞きした上で、お手伝いできることや、これまでの経験や事例について具体的にご案内させていただきます。

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