更新日:2024.05.13
目次
ビジネスを展開するにあたり、企業やサービスに関するウェブサイトを開設することが当たり前とも言えるようになった現代。
業界や規模に関わらず、ウェブサイトを窓口に認知や集客を狙うなど、その存在が不可欠となっている企業も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなウェブサイトを制作するために必要なスキルを、デジマ女子®視線でご紹介いたします。
ウェブサイト制作後の運用に課題を抱えている方へのサービスもご紹介しますので、是非ご覧くださいませ。
先述のように、企業とウェブサイトの関係が切り離せなくなりつつあると言える現代ですが、
なんてお思いではないですか?
ビジネスのウェブサイトであれば、
などサイトを開設した目的があるはずですが、その目的を意識した仕様になっていますか?
いざウェブサイトを制作する・または制作を依頼するとなると、載せたい情報やデザインなど、目に見えることに意識が向いてしまう方も多いのではないでしょうか。
しかし、載せたい情報を思うままに掲載するだけでは、残念ながらウェブサイトを開設した目的の達成からは遠ざかってしまうかもしれません。
目的達成のためには、そのための施策を施したウェブサイトに仕上がることが望ましいでしょう。
ウェブサイトを形にし、視覚的な表現をするためのデザインスキルと、目的達成のための施策を施したり、その後の運用を見据えた制作をするために持ち合わせたいスキルは異なります。
自社で制作する場合もそうですが、制作を依頼する際にも、コンペ時に「どのようなスキルのある制作会社に頼めばよいのか」の判断材料になるよう、それぞれに必要なスキルは理解しておきたいものです。
では、具体的にどのように異なるのでしょうか。ここからは、ウェブサイト制作のスキルについてご紹介いたします。
まずは、ウェブサイトを形にしていくためのスキル・視覚的な表現をするためのスキルからご紹介いたします。
ウェブサイトの構造は、コードで成り立っています。
最近では、CMS(Contents Management System)により直感的なウェブサイトの編集ができるようになりましたが、微調整の際にはコードの入力対応が必要なこともあり、そのための知識は備えておきたいものです。
その際に使用される代表的な言語は、HTMLとCSSです。この言語が扱えることはウェブサイト制作において必須のスキルと言えます。
このふたつの言語には、それぞれどのような役割があるのでしょうか。
HTML(Hypertext Markup Language)は、文書構造を作るための言語で、テキストの各要素を定義づけするために利用されます。
例えば以下のような要素があります。
上記の要素を、本記事のタイトル「ウェブ制作に必要はスキルとは?基本編」に当てはめると<h2>、見出し「基本言語のスキル」は<h3>、見出し「HTML」は<h4>を使用しています。
この定義づけは、制作者側が「このテキストは何を指すものか」を判断するためのものでもありますが、ウェブブラウザや検索エンジンにも理解してもらうために必要な作業です。
CSS(Cascading Style Sheets)は、ウェブサイトの視覚的な表現を操作するための言語です。
例えば、見出し<h3>「基本言語のスキル」という文字列を、「文字のサイズは20ピクセルにして、文字色は黒、背景色はグレーに・・・」と装飾する役割を担っています。
かつてはHTMLで文字の色や大きさなどを指定していましたが、CSSの登場で「文書構造」と「視覚表現」を分けて編集することで、HTMLコードを短縮でき、修正もしやすくなりました。
また、背景色をグラデーションにするなど、以前は画像で表現されていたことがCSSでできるようになったため、多様な表現の実現に欠かせない存在です。
これら2つの言語で十分ウェブサイトを形にすることはできますが、加えて、ユーザーの心を掴むダイナミックな動きを加える場合は「JavaScript」、お問い合わせフォームやショッピングカートを制作する場合は「PHP」、のように利用用途に応じた言語も用いられて、ウェブサイトは成り立っています。
このように、ウェブサイトに掲載される情報は言語によって構成されています。しかし、ウェブサイト上で表現したいものは文字だけではありません。
そのため、文字要素以外の知識を持ち合わせ、それらを適切に扱えるスキルも必要です。
音声や動画などを用いるウェブサイトもありますが、ここからは、普段から特に目にすることの多い画像の素材についてまとめていきます。
ウェブサイトの制作や運営に携わっていなくても、PCやスマートフォンなどを所持していれば、画像素材(画像ファイル)を目にすることは多いのではないかと思います。
何気なく見ているその画像には、さまざまな形式が存在します。
ここからは、その中から代表的な3つの画像形式と特徴をご紹介いたします。
Joint Photographic Experts Groupの略で、写真などの多くの色の数で表現をしたい画像に適している形式です。
約1,677万色の色表現が可能な点がメリットで、人の目にはわかりづらい部分の色を間引くことでデータ容量を減らすことが可能です。
しかし、一度下げた画質を元に戻すことが出来ない不可逆圧縮の形式であり、この点も抑えておく必要があります。
Graphic Interchange Formatの略で、古くから利用されているビットマップ画像です。
ビットマップ画像とは、小さな点を集めて出来た点描式の画像を指します。
256色まで使用でき、主にイラストやグラフなど、それほど多くの色を必要としない画像で適用される画像形式です。
GIFは、余白部分を透明にして背景を見せることができる「透過GIF」や、複数の画像をまとめパラパラ漫画のように連続で画像を表示する「アニメーションGIF」のといった拡張機能があることが特徴です。
Portable Network Graphicsの略で、従来のGIFに代わって標準的に利用されるようになってきたビットマップ画像です。
PNGの中にも、
の3つの形式が存在します。
透明度を50%に指定することで、半透明の画像を作り出すことができるなど、GIFにはない表現が魅力です。
以上、他にも画像形式は存在しますが、代表的な3つの画像形式をご紹介しました。
それぞれの画像の特徴・特性を理解し、用途に合わせた画像の使い分けるスキルを持ち合わせるだけでなく、画像エディタの使い分けや、各形式がどのブラウザに対応しているか、といった知識も必要です。
さて、ここまではウェブサイト上で視覚的な表現をするために必要なスキルの一部をご紹介いたしましたが、ウェブサイトの目的達成を意識した制作スキルについても考えていきましょう。
冒頭でお話しましたが、ウェブサイトを開設するということは、そのウェブサイトで実現したい目的があります。
例として、
などが挙げられます。更に、それぞれのサイトには
などの目標が定められているかと思います。
それでは、これらを実現するための設計には、どのようなスキルが必要なのでしょうか。
この場合は、インターネット広告と組み合わせることを前提にウェブサイトを制作することが重要で、キャンペーンサイトやランディングページ(以下、LP)が適しており、訪れたユーザーをコンバージョンに導く構成のウェブサイト(またはLP)に仕上げることも大切です。
その際に特に必要なのは、
などが挙げられるでしょう。
広告の知識については、入稿方法といった基礎知識はもちろんのこと、表示されるための設計を把握していることが非常に重要です。
LPの構成については、こちらの記事でもご紹介しておりますので、是非ご覧くださいませ。
期間を設けずに運営をしていくウェブサイトの場合、自然検索からの流入が望ましいのではないでしょうか。
自然流入からの集客を目的としてウェブサイトを運営する場合は、SEO対策のスキルが必要です。
検索結果の上位に表示させるためにするべき施策は数多くあります。
ウェブサイトのリリース後も最適化をしていく必要があるSEOの対策ですが、製作段階からそれが意識されていることに越したことはありません。
「SEO対策とは?」という方は、まずはこちらの記事をご覧くださいませ。
以上、目的別に必要と考える知識やスキルをご紹介いたしました。制作会社を選ぶ際には、自社の目的に応じた制作が可能な会社に依頼をしたいものです。
しかし、
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
こういったお困りごとでしたら、私たちがお手伝いできるかもしれません。
ウェブサイト制作をする際は、自社の目的に合わせて制作し、制作後は定期的に運用することが重要です。
また、制作段階から、そういった運用を視野にいれ、運用工数を減らすための情報設計をおすすめします。
工程も多いウェブサイト制作ですが、何のためのウェブサイトなのかを意識し、目標が達成できるものにしていきましょう。
WEBサイトの構築から、クリエイティブ制作、SEO対策、運用・分析など、WEB制作の現場で経験を積んだ「デジマ女子」が、お客様のWEBマーケティングの課題全般を解決いたします。
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