更新日:2024.10.24
目次
WEBマーケティングにおいて、顧客の購買意欲を高めるための「メール」は欠かせません。
しかしメール配信ツールにはいくつか種類があるため、自社にあったシステムの選定方法がわからず困っているマーケティング担当者も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、代表的なメール配信ツールであるMAとメール配信システムについて、基礎知識から機能、メリット・デメリットまで徹底的に比較しました。
後半ではどちらのツールがよいか判断するポイントもまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
MA(マーケティングオートメーション)とメール配信システムは、どちらもメールマーケティングの実践機能がそなわったツールです。
それぞれ得意分野が異なりますので、まずは各ツールの基礎知識について確認しましょう。
MAツールとは、WEBマーケティングを効率化し、見込み客(リード)の集客から成約までの一連のプロセスを自動化してくれる総合支援システムです。
など、マーケティングに必要な機能を網羅しており、メール配信の基本機能も搭載されています。
メール配信システムとは、WEBマーケティングのなかのメール配信に特化したツールのことです。
など、メールマーケティングに必要な機能を豊富に備えています。
MAツールとメール配信システムのメリット・デメリットは、表裏一体です。
MAツールのメリットは「多機能でマーケティングを広範囲に支援可能」なことですが、そのぶん「機能が複雑で使いにくい」ことがデメリットです。
その一方で、メール配信システムは「機能を絞っているためシンプルで使いやすい」ことがメリットで、「メールマーケティングにしか対応できない」ことがデメリットといえます。
メール配信ツールの導入には、この2つのメリット・デメリットを考慮しながら、どちらが自社の課題解決に向いているかを見極めることが大切です。
ここでは、MAツールとメール配信システムの機能を比較します。
〇:使える △:ツール次第 ×:使えない
項目 | MAツール | メール配信システム |
HTML・テキストメールの作成 | 〇 | 〇 |
メルマガなど一斉送信 | 〇 | 〇 |
シナリオ・ステップメール配信 | 〇 | 〇 |
セグメントごとの配信 | 〇 | △ |
メールマガジン登録・解除機能 | 〇 | 〇 |
バックナンバー管理 | △ | 〇 |
項目 | MAツール | メール配信システム |
メルマガ効果測定 | 〇 | 〇 |
ABテスト | 〇 | △ |
スコアリング | 〇 | × |
項目 | MAツール | メール配信システム |
リード情報の一元管理 | 〇 | △ |
ランディングページやオウンドメディアの作成 | 〇 | △ |
問い合わせフォームやポップアップ表示 | 〇 | × |
項目 | MAツール | メール配信システム |
SFA(営業支援システム)との連携 | 〇 | △ |
CRM(顧客関係管理支援システム)の連携 | 〇 | △ |
広告連携 | 〇 | × |
機能を詳しく比較したところで、MAツールとメール配信システムの全体的な共通点と違いについて確認しておきましょう。
MAツールとメール配信システムの共通点は「メールマーケティングを通じて顧客の購買意欲を向上させる機能が充実している」ことです。
どちらもシナリオ機能やセグメント配信が可能なので、顧客の興味関心に合わせた効果的なOne to Oneのアプローチを行うことができます。
メール配信システムがメールマーケティングに特化している一方で、MAはSNS広告やWEBサイトなど他のチャネルまで横断的に顧客行動を分析できることが大きな違いです。
どちらが良いというわけではなく、企業の方針や目的によっておすすめのツールは異なるため、それぞれの共通点と違いを理解しながら検討するようにしましょう。
MAツールとメール配信システムの導入を検討する場合、まずは自社の課題や現場のニーズを明確にすることが重要です。
ここでは具体的な例をあげながらツールの選び方を解説しますので、自社の状況にあてはめながらご覧ください。
メール配信システムは「予算や人員が限られている場合」や「これからメールマーケティングに注力したい場合」におすすめです。
なぜならメール配信システムは月額数千円と運用コストが低く、マーケティング初心者でも簡単に扱えるため、少ない費用で手間なく管理できるからです。
特にこれからメールマーケティングを始める企業は、まずはスモールスタートからはじめ、顧客の反応が良ければMAツールにステップアップしても遅くはありません。
これからメール配信システムを使い始める方、メール配信だけでなくマーケティング施策に課題をお持ちの方、今使っているメール配信システムにご不満をお持ちの方は、コクー株式会社の「Cuenote支援サービス」がおすすめです。大規模・高速配信性能と豊富なマーケティング機能を搭載したメール配信サービス「Cuenote FC」の活用を伴走支援します。
MAツールは
におすすめです。
MAは多機能なぶん、運用メンバーや予算を確保できれば、マーケティングの規模拡大に大きく役立つでしょう。
例えばMAで顧客行動履歴をデータベース化すれば、効果測定や顧客情報管理が楽になり、営業との連携がスムーズになって商談率の向上にも期待できます。
MAはツールによって様々な特徴があるため、自社の課題やリソース、既存のデータベースとの相性、などを考慮して選択することが大切です。
ここでは、メールマーケティングなどさまざまな機能を備えたおすすめのMAツール「Hubspot」についてご紹介します。
参照:HubSpot(https://www.hubspot.jp/)
Hubspotは、世界第1位のシェアを誇る総合MAツールです。
も搭載されており、Hubspotひとつでほぼすべてのマーケティング活動を自動化・効率化することができます。
Hubspotは、顧客行動やメールの開封率把握などの一部機能を「HubSpot CRM」として無料公開しています。簡単にアカウントを作ることができるため、導入を検討している場合はまず無料版から始めてみましょう。
ただ、Hubspotは多機能であるがゆえに、操作や活用方法が分からなかったり、既存の顧客データとの連携がうまくいかず運用を諦めてしまう企業も少なくありません。
もしお困りの場合は、MAの導入支援を行う「デジマ女子」がその課題を解決いたします。
デジマ女子の導入方法や事前準備、支援の内容などは以下のページから詳細をご覧いただけます。
MAツールはHubspotだけでなく、BtoBとBtoC両方につかえる国産のSATORI(サトリ)、BtoC向けのMarketing Cloud(マーケティング クラウド)など、さまざまなものがあります。
参照:
SATORI(https://satori.marketing/)
Marketing Cloud(https://www.salesforce.com/jp/products/marketing-cloud/overview/)
MAツールとメール配信システムの違いは、メール以外の機能に対応しているかどうかです。
などを考え、自社の課題を解決できるツールを選定しましょう。
当社では、今抱えていらっしゃる課題をしっかりと把握し、解決のご提案・対応させていただくデジマ女子というDX人材の派遣サービスがございます。
サポート期間やご支援内容、予算に応じて、最適なプランをご提案いたします。
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