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約2,000万円の売上につながったメール施策とは?既存顧客データを活用したメール成功事例

公開日:2026.06.03

更新日:2026.06.03

約2,000万円の売上につながったメール施策とは?既存顧客データを活用したメール成功事例
11:10
約2,000万円の売上につながったメール施策とは?既存顧客データを活用したメール成功事例

目次

顧客情報はあるものの、うまく活用できていない。
過去に購入してくれたお客様へ、どのようにアプローチすればよいかわからない。
メール配信を始めたいが、件名やデザイン、配信タイミングに自信がない。

このような悩みを抱える企業は少なくありません。

メールマーケティングは、既存顧客との関係を深め、再購入やアップセル、キャンペーン参加などの行動につなげる有効な手法です。しかし、ただ一斉にメールを送るだけでは成果にはつながりにくく、顧客データの整理、訴求内容の設計、クリエイティブ、配信後の振り返りまでを一貫して考える必要があります。

実際に、株式会社サイエンス様では、オーナー登録ユーザー約63,000名に向けてメール施策を実施し、申込数1,140件、実施完了1,044件、約2,000万円の売上につながる成果を創出しました。

本記事では、株式会社サイエンス様の事例をもとに、既存顧客データを活用したメールマーケティングの成功ポイントを解説します。

檜田詩菜

執筆:檜田詩菜(ひわだしいな)/マーケティング部

BtoB領域を中心に、SEO記事・ホワイトペーパー・メールマーケティングなどのコンテンツ企画制作に従事。見込み顧客との接点づくりからナーチャリング設計まで、コンテンツを軸としたマーケ支援を行っている。

 

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1. メールマーケティングとは

メールマーケティングとは、メールを通じて顧客や見込み顧客とコミュニケーションを取り、購買・問い合わせ・資料請求・イベント参加などの行動につなげるマーケティング手法です。

単なるメルマガ配信とは異なり、顧客の状態や関心、過去の行動に合わせて内容を設計する点が特徴です。

たとえば、以下のような活用方法があります。

  • 既存顧客へのキャンペーン案内
  • 休眠顧客への再アプローチ
  • 購入者へのアップセル・クロスセル提案
  • 見込み顧客へのナーチャリング
  • セミナーや資料ダウンロードへの誘導
  • サービス利用後のフォローアップ

自社サイトのフォームや名刺交換などで獲得したリストに対して、ニーズやタイミングに応じた内容を届け、購買意欲を高めていくことがメールマーケティングの基本です。

2. 既存顧客データを活用できていない企業が抱えやすい課題

多くの企業では、すでに顧客情報を保有しています。

たとえば、購入者情報、会員登録情報、問い合わせ履歴、展示会で獲得した名刺情報、過去の資料請求者リストなどです。しかし、実際には次のような状態で止まっているケースも少なくありません。

  • 顧客情報はあるが、配信に使えていない
  • メールアドレスはあるが、どのような内容を送ればよいかわからない
  • 社内にメール配信のノウハウがない
  • 件名やデザインの正解がわからない
  • 配信ツールの選定に時間がかかる
  • 配信後の効果測定や改善まで手が回らない
  • 顧客データが整理されておらず、セグメント配信ができない

顧客データは、持っているだけでは成果につながりません。
大切なのは、誰に、何を、どのタイミングで届けるかを設計することです。

いわば、顧客データは“眠っている宝箱”のようなもの。
鍵を開けるには、配信設計・クリエイティブ・運用体制という3つの道具が必要です。

 

3. 株式会社サイエンス様のメールマーケティング成功事例

株式会社サイエンス様は、シャワーヘッド「ミラブル」をはじめとするファインバブル製品を製造・販売している企業です。

同社では、製品購入者にオーナーズカードを同梱し、名前・住所・メールアドレスなどを登録してもらう仕組みがありました。しかし、登録された顧客情報をその後の案内やコミュニケーションに十分活用できていないという課題がありました。

そこで、メール配信システム「Cuenote FC」と、コクーの「デジマ女子」によるCuenote FC支援サービス「デジサポ」を活用し、既存顧客向けのメール施策を実施しました。

メール配信のノウハウが社内にない状態からのスタートでしたが、結果として約2,000万円規模の売上につながる成果を創出しています。

 

4. 約2,000万円の売上につながった施策内容

今回の施策では、「ミラブル」のオーナー登録をしている顧客のうち、同社から直接購入し、メール配信を希望している約63,000名に向けて、アップグレードキャンペーンの案内メールを配信しました。

内容は、初代モデルを持っているユーザーに対し、本体を送付することで上位モデル「ミラブルzero」を特別価格で提供するというものです。あわせて、交換が必要な「トルネードスティック」の特別販売も実施されました。

配信時期は12月。
メールのデザインは、季節感を意識して赤を基調としたクリスマスらしい雰囲気に仕上げ、開封や反応につながりやすい見せ方を工夫しています。

その結果、以下の成果につながりました。

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 初めてのメール施策でありながら、社内表彰を受けるほどの反響があったと紹介されています。 

5. 成果につながったメール施策のポイント

今回の事例から、既存顧客データを活用したメールマーケティングで成果を出すためのポイントが見えてきます。

customer-data-email-marketing-case_02

※画像はイメージです

ポイント1:すでに関係性のある顧客に届けた

今回の配信対象は、すでに「ミラブル」を購入し、オーナー登録をしているユーザーです。つまり、まったく接点のない新規顧客ではなく、すでに商品を知っている・使っている顧客に対するアプローチでした。

メールマーケティングでは、既存顧客への配信が成果につながりやすいケースがあります。
商品理解があり、ブランドとの接点もあるため、適切な提案であれば行動につながりやすいからです。

今回のように、上位モデルへのアップグレードや消耗品の特別販売など、購入者にとって関連性の高い案内であれば、メールの価値も伝わりやすくなります。

ポイント2:顧客にとってわかりやすいオファーだった

メール施策で重要なのは、「何を案内しているのか」が一目で伝わることです。

今回の施策では、初代モデルを持っている顧客に対して、上位モデルへアップグレードできるキャンペーンを案内しています。

顧客にとって、以下のようなメリットが明確です。

  • 今持っている製品を活かせる
  • 上位モデルへお得に切り替えられる
  • 必要な関連商品もあわせて購入できる
  • 期間限定・キャンペーンとして行動する理由がある

メールは、読まれる時間が限られています。

だからこそ、「誰にとって、どんなメリットがあるのか」をすぐに伝える設計が大切です。

ポイント3:季節感のあるデザインで開封後の印象を高めた

配信時期が12月だったことから、メールデザインにはクリスマスらしい赤を基調とした雰囲気が取り入れられました。メールマーケティングでは、本文の内容だけでなく、開封後に目に入るファーストビューやデザインも重要です。

特にキャンペーンメールでは、視覚的に「今だけ感」「特別感」「わくわく感」を伝えることで、クリックや申し込みへの心理的なハードルを下げることができます。

ただし、派手にすればよいわけではありません。
商品やブランドの世界観を損なわず、顧客が自然に読み進められるデザインにすることが大切です。

ポイント4:メールの構成・デザインまで外部パートナーが支援した

株式会社サイエンス様では、社内にメール配信のノウハウがなく、件名やデザイン、配信タイミングなどがわからない状態だったとされています。そのため、単に配信ツールを導入するだけでなく、メールの構成やデザインまで支援できるパートナーを探していました。

今回、Cuenote FCとデジマ女子の支援サービスを活用したことで、配信だけでなくメール制作までサポートを受けられた点が、施策実行の後押しになっています。

メールマーケティングは、ツールを導入すれば自動的に成果が出るものではありません。
成果につなげるには、以下のような実務が必要です。

  • 配信対象の整理
  • 配信内容の設計
  • 件名・本文の作成
  • バナーやHTMLメールの制作
  • 配信設定
  • テスト配信
  • 本配信
  • 効果測定
  • 次回施策への改善

これらを社内だけで行うのが難しい場合、外部支援を活用することで、スピードと品質を両立しやすくなります。

6. メールマーケティングを始める前に整理すべきこと

既存顧客データを活用してメール施策を始める場合、いきなり配信ツールを選ぶのではなく、まずは以下の点を整理しましょう。

1. 誰に送るのか

まずは、配信対象を明確にします。
たとえば、以下のような分類が考えられます。

  • 既存顧客
  • 過去購入者
  • 会員登録者
  • 資料請求者
  • セミナー参加者
  • 休眠顧客
  • 特定商品の購入者
  • メール配信許諾を得ている顧客

特に注意したいのは、メール配信の許諾があるかどうかです。

配信対象として使えるデータなのか、事前に確認しておく必要があります。

2. 何を目的に送るのか

次に、メール施策の目的を決めます。
目的が曖昧なまま配信すると、内容もCTAもぼやけてしまいます。

代表的な目的は以下です。

  • 売上につなげたい
  • 再購入を促したい
  • アップセルしたい
  • キャンペーンに申し込んでほしい
  • サービスを思い出してほしい
  • セミナーに参加してほしい
  • 資料をダウンロードしてほしい
  • 問い合わせにつなげたい

目的が決まると、件名・本文・デザイン・CTAの方向性も決めやすくなります。

3. どのような価値を届けるのか

メールは、企業が伝えたいことを一方的に送る場ではありません。
顧客にとって「読む理由」が必要です。

たとえば、以下のような価値が考えられます。

  • 限定価格
  • 期間限定キャンペーン
  • 役立つノウハウ
  • 購入者向けの特別案内
  • メンテナンス情報
  • 活用方法
  • 新商品の案内
  • 関連商品の提案

顧客が「自分に関係がある」と感じられる内容にすることで、開封後の反応が変わります。

4. どの指標を見るのか

メール配信後は、効果測定が欠かせません。
見るべき指標には、以下があります。

  • 配信数
  • 到達率
  • 開封率
  • クリック率
  • コンバージョン数
  • 申込数
  • 売上
  • 配信停止率

特に売上や申し込みを目的とする場合は開封率やクリック率だけでなく、最終的な成果まで追うことが重要です。

メール施策は一度配信して終わりではなく、結果を見ながら改善していくことで成果が高まります。
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7. 社内にノウハウがない場合は外部支援の活用も有効

メールマーケティングを始めたいと思っても、社内に専任担当者やノウハウがない場合、なかなか施策が進まないことがあります。

よくある悩みとしては、以下が挙げられます。

  • メール配信ツールの選び方がわからない
  • HTMLメールを作れない
  • 件名や本文の書き方がわからない
  • デザイン制作のリソースがない
  • 配信設定が不安
  • 効果測定の見方がわからない
  • 継続的に運用する体制がない

このような場合は、外部パートナーに相談するのもひとつの方法です。

8. まとめ:顧客の状態に合わせて、適切な内容を適切なタイミングで届ける

既存顧客データは、企業にとって大切な資産です。

しかし、顧客情報を保有しているだけでは、売上や関係構築にはつながりません。
成果につなげるには、顧客の状態に合わせて、適切な内容を、適切なタイミングで届ける設計が必要です。

株式会社サイエンス様の事例では、オーナー登録ユーザー約63,000名に向けたメール施策により、申込数1,140件、実施完了1,044件、約2,000万円の売上につながりました。

この成果の背景には、既存顧客に対する関連性の高いオファー、季節感を意識したデザイン、そしてメール構成・制作・配信までを支援する運用体制がありました。

メールマーケティングは、派手な施策ではないかもしれません。
けれど、眠っている顧客データにもう一度光を当てることで、売上や顧客接点を生み出す力があります。

既存顧客データを活用したい、メール施策を始めたい、でも社内だけでは進め方がわからない。
そんな場合は、ツール選定から運用・改善まで伴走できるパートナーに相談してみるのも有効です。

コクーの「デジマ女子」では、メール配信スケジュールの決定・管理、メール作成、LP制作、メール配信設定、効果測定、改善提案など、MA運用やメールマーケティングに関わる実務支援を行っています。

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